第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで緩やかな回復が続いたものの、通商問題を巡る動向、製造業を中心とした企業収益の停滞感に加え、自然災害の影響など、先行き不透明な状況で推移いたしました。

 当社グループの主要な得意先であります紙・パルプ業界は、電子媒体へのシフトや人口減など構造的な需要変化により、依然として厳しい経営環境が続いております。

 このような状況におきまして、当社グループは迅速かつきめ細やかな営業活動・技術サービスを提供するとともに生産の効率化に努めてまいりましたが、売上高は8,127百万円(前年同期比6.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は360百万円(前年同期比23.1%減)となりました。

 なお、第1四半期連結会計期間より、賃貸不動産収益の金額的重要性が増していることから、受取賃貸料は「営業外収益」、賃貸費用については「営業外費用」に計上していたものを、売上高および売上原価に計上する方法に変更しております。また、この変更に伴い、従来「フェルト製品および付随商品」の単一セグメントとしていたものを、第1四半期連結会計期間より「フェルト事業」と「不動産賃貸事業」の区分に変更いたしました。詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)および(セグメント情報等)」をご参照ください。

 

セグメントごとの業績は以下のとおりであります。

①フェルト事業

 紙・パルプ用フェルトの売上高につきましては、国内については高シェアを維持できたものの、需要の減少により4,965百万円(前年同期比6.9%減)となりました。国外の売上高につきましては1,249百万円(前年同期比8.6%減)となりました。工業用その他の売上高につきましては、フィルター等の販売不振により1,560百万円(前年同期比10.4%減)となりました。この結果、セグメント利益は713百万円(前年同期比27.4%減)となりました。

②不動産賃貸事業

 前連結会計年度末に新たに稼動した賃貸物件が2件あり、第1四半期連結会計期間より本格的に収益が発生し、売上高は352百万円(前年同期比42.7%増)となりました。この結果、セグメント利益は171百万円(前年同期比29.7%増)となりました。

 

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べ442百万円減少しております。

これは、現金及び預金が95百万円、受取手形及び売掛金が490百万円、リース投資資産(流動及び固定)が36百万円、仕掛品が158百万円、原材料及び貯蔵品が30百万円、無形固定資産が33百万円、投資有価証券が154百万円、繰延税金資産が58百万円減少した一方、商品及び製品が81百万円、流動資産その他が143百万円、有形固定資産が406百万円増加したことなどによるものです。

 負債は前連結会計年度末に比べ375百万円減少しております。

これは、支払手形及び買掛金が44百万円、リース債務(流動及び固定)が85百万円、未払法人税等が94百万円、流動負債その他が102百万円、退職給付に係る負債が59百万円減少した一方、受入保証金が34百万円増加したことなどによるものです。

 純資産は前連結会計年度末に比べ66百万円減少しております。

これは、その他有価証券評価差額金が65百万円、為替換算調整勘定が27百万円減少した一方、利益剰余金が107百万円増加したことなどによるものです。また、自己株式の取得を109百万円、譲渡制限付株式報酬として21百万円の自己株式の処分をしております。

 なお、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は75.9%となり、前連結会計年度末に比べ1.2ポイント上昇いたしました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、102百万円であります。
 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。