また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当第3四半期におけるわが国経済は、個人消費の低迷と円高進行から企業業績が伸び悩みましたが、2016年11月の米国大統領選挙後は、新政権の経済政策による景気上向きへの期待から、実態経済への波及は不透明ながらも、金融市場が世界的に活況となりました。
当社におきましては、米国子会社Suminoe Textile of America Corporation(以下STA)に端を発した会計処理問題により、前期末および第1四半期の決算発表が大幅に遅れ、株主や投資家のみなさまをはじめ、お客様や取引先等の関係各位におかれましては、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしました。深くお詫び申しあげます。社会が必要とする価値ある会社となるべく、再発防止策を徹底してまいります。
売上は当第3四半期連結累計期間において為替が円高進行したため減収となり、利益面では、STAの会計処理問題の再発防止に向けた対策費用および生産性の改善費用、本社ビル耐震工事に伴う事務所の移転費用や物流センターの移設費用が発生したことに加え、持分法による投資利益や不動産賃貸料の減少等があったため、減益となりました。
当第3四半期における連結業績は、売上高710億68百万円(前年同期比2.3%減)、営業利益3億65百万円(同80.0%減)、経常利益4億83百万円(同76.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億13百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純利益10億19百万円)となりました。
セグメントの業績については、次のとおりであります。
(インテリア事業)
オフィスビルや商業施設、ホテル向けの業務用カーペットは、堅実に物件を受注したものの大型案件が少なく、売上は前年同期を下回りました。水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS(エコス)」は、海外輸出が堅調に推移しております。一般家庭向けカーペット、ラグ・マットは、個人消費に足踏みがみられ、売上は前年同期を下回りました。カーテンでは、「U Life(ユーライフ) Vol.8」や「Face」が好調を維持し、2016年7月には「mode S(モードエス) Vol.8」を新たに発売したものの、売上は前年同期を下回りました。壁紙では、「ルノンフレッシュプレミアム」が堅調に推移したものの、量産タイプの「ルノン・マークⅡ」が苦戦し、売上は前年同期を下回りました。
以上の結果、インテリア事業では、売上高259億5百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益2億90百万円(同26.6%減)となりました。
(自動車・車両内装事業)
自動車関連では、国内では、カーペット事業での売上が順調に推移しましたが、ファブリック事業では受注車の新車効果が一巡してきたため、前年同期比では減収減益となりました。海外では、特にインドネシアやインドで売上が拡大しましたが、全体としては為替の影響を受けて前年同期を下回りました。営業利益は、STAは収支改善に向けた取り組みの中で、人件費の増加と生産性の改善に遅れがあったものの、中国やアジア圏での原価低減や経費削減活動が奏功し、前年同期を上回りました。
車両関連では、鉄道向けは、新規大型案件がなかったものの、新車の継続案件や公営・民鉄のリニューアル改造工事、クルーズトレイン等の受注が好調に推移し、売上を伸ばしました。バス向けは、新車製造が好調を維持しており、オプション仕様による高付加価値商材の需要拡大と消耗部材の受注拡大により、売上、営業利益ともに大きく伸長しました。また、航空機向けシート地の受注も好調に推移しており、車両関連全体では、売上、営業利益ともに前年同期を大きく上回りました。
以上の結果、自動車・車両内装事業では、売上高414億93百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益22億3百万円(同7.9%増)となりました。
(機能資材事業)
ホットカーペットは、前年同期を上回る受注となり、浴室向け床材も好調に推移したため、ともに増収増益となりました。消臭・フィルター関連は、空気清浄機、暖房機および冷蔵庫向けフィルターが振るわず、減収減益となりました。太陽光電池向けシリコンインゴットのスライス事業は、受注先の減産を受け、減収減益となりました。
以上の結果、機能資材事業では、売上高35億50百万円(前年同期比15.3%減)、営業利益1億69百万円(同4.9%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、保有株式の時価評価による投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べ25億59百万円増加し、894億38百万円となりました。
負債は、長期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べ20億40百万円増加し、517億40百万円となりました。
純資産は、その他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末に比べ5億18百万円増加し、376億97百万円となりました。
(3) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、2億48百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。