文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米中間における通商問題の動向や米国の金利上昇による国際金融市場の動揺など下振れリスクがあるものの、雇用・所得環境の改善継続や企業収益の向上、各種政策の効果などにより景気回復傾向が維持されました。
このような情勢のなかで当社グループは、次世代商品開発強化に取り組むとともに、収益や成長が見込まれる分野・地域への拡販を推進し、業績の向上に努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は441億43百万円と、前年同期比37億57百万円の増収となりました。
損益面については、自動車安全部品事業は主要顧客における減産の影響により低迷しましたが、機能製品事業が順調に推移したことにより、営業利益は12億85百万円と前年同期比5億6百万円増益、経常利益も12億90百万円と前年同期比2億69百万円の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても5億92百万円と、前年同期比5億13百万円の増益となりました。
以下、各事業セグメント別に概況をご報告申し上げます。
当社は、事業本部制を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「自動車安全部品事業」「機能製品事業」の2つを報告セグメントとしております。
①自動車安全部品事業
シートベルトについては、各海外現地法人において売上が減少したものの、国内において順調に推移し、売上が増加しました。エアバッグについては、国内、韓国・中国・インドの現地法人において受注車種の販売が好調に推移したことにより、売上が増加しました。内装品その他につきましては、国内、中国・メキシコ・インドの現地法人において順調に推移し、売上が増加しました。
この結果、当事業の売上高は315億19百万円と、前年同期比15億88百万円の増収となりました。一方で、国内とメキシコの現地法人における生産変動による収益性の低下や原材料費および加工費の増加などにより、営業利益は5億16百万円と、前年同期比5億9百万円の減益となりました。
当事業においては収益力の改善のため、収益改善プロジェクトの立ち上げや、内製化・FA化の推進、また昨年8月に稼働を開始した芦森工業山口株式会社第三工場を活用し生産性の向上を推進するなど、収益力向上諸施策に取り組んでおります。
②機能製品事業
パルテム関連は、ライフライン(下水道・上水道・ガス等)の管更生分野において、特に下水道分野が大きく伸長し、売上は大幅に増加しました。
防災関連は、防災関連資機材の需要は増加しましたが、消防用ホースの主力品種の入札案件が相次ぐ自然災害の影響により延期となり、売上は減少しました。
産業資材関連は、物流省力化システム関連と船舶用ロープがやや増加したほか、連結子会社のオールセーフ株式会社の決算期変更もあり、売上は増加しました。
この結果、当事業の売上高は126億19百万円と、前年同期比21億69百万円の増収となり、営業利益は17億95百万円と、前年同期比10億77百万円の大幅な増益となりました。
当事業においては防災関連が期初の計画を下回って推移しており、消防用・消火栓用ホースの収益改善、大口径システムや防災資機材の積極的な拡販活動を通じて収益力の向上に取り組んでおります。
③その他事業
当事業の売上高5百万円、営業利益は3百万円と、前年同期に比べ横這いとなりました。
(2)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、8億77百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(3)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期累計期間に著しい変動があったものは、次のとおりであります。
(新設)
自動車安全部品事業
連結子会社の芦森工業山口株式会社及びASHIMORI INDUSTRIA de MEXICO,S.A.de C.V.において、生産能力の増強を目的とした工場を新設しました。なお、新設した設備の取得価額は芦森工業山口株式会社で10億98百万円、ASHIMORI INDUSTRIA de MEXICO,S.A.de C.V.で15億25百万円です。また、提出会社においても、生産設備の合理化を目的とした設備を新設しました。新設した設備の取得価額は5億82百万円です。