当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、国内で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進み、社会経済活動の制限が徐々に解除に向かう一方で、自動車生産におけるサプライチェーンの世界的な混乱により需要の回復に供給が応えられない等、不透明な状況が続いています。また、昨年末より、新型コロナウイルス感染症が変異株により再拡大しており、米国においてインフレ基調が顕著になる等、新たな懸念材料が出てきております。
このような情勢のなかで当社グループは、徹底したコストの削減とグループを挙げた品質管理体制の強化に取り組むとともに、成長が見込まれる分野・地域への拡販を推進し、収益の確保に努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は38,219百万円となりました。前年同期は自動車安全部品事業において主要顧客の生産調整に伴う販売低迷等、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたこともあり、前年同期比2,880百万円の増収となりました。しかしながら、当第3四半期においても半導体不足の解消や部品の生産・調達の完全正常化は見通せず、自動車生産の回復は限定的なものとなっています。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は49,254百万円であり、前連結会計年度末に比べ2,399百万円増加しました。これは主に現金及び預金の減少1,233百万円、減収に伴う売上債権の減少2,190百万円、棚卸資産の増加2,371百万円、有形固定資産の増加2,979百万円等が影響したものです。
負債は33,342百万円であり、前連結会計年度末に比べ2,778百万円増加しました。これは主に、長期借入金の増加1,916百万円、短期借入金の増加675百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加591百万円等が影響したものです。
純資産は15,911百万円であり、自己資本比率は32.2%(前連結会計年度末は34.7%)となりました。
損益面におきましては、機能製品事業が低調に推移したほか、物流費の大幅な増加や原材料費の高騰もあり、営業損失は581百万円と前年同期比187百万円悪化しました。なお、前年同期においては海外連結子会社の外貨建債務等の評価による為替差損459百万円が発生しましたが、当第3四半期連結累計期間では為替差益190百万円を計上した結果、経常損失は299百万円となり、前年同期比522百万円改善しました。親会社株主に帰属する四半期純損失は466百万円で、前年同期比1,035百万円改善しました。
以下、各事業セグメント別に概況をご報告申し上げます。当社は、事業本部制を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「自動車安全部品事業」「機能製品事業」の2つを報告セグメントとしております。
①自動車安全部品事業
前年同期に新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたこともあり、当第3四半期連結累計期間においては、シートベルト関連、エアバッグ関連、内装品関連とも、受注は大きく回復しました。
この結果、当事業の売上高は26,507百万円と前年同期比3,435百万円の増収となりました。第2四半期と比較すると当第3四半期は回復基調にありますが、予断を許さない状況に変わりはありません。
損益面におきましても、営業損失は980百万円となり、売上高の回復と為替が円安で推移したことに伴い、前年同期比288百万円の改善となりました。
当事業においては、引き続き徹底した原価低減・生産性向上活動に努め、黒字化を目指すと同時に、グループを挙げた品質管理体制の強化に取り組んでまいります。
また、昨年5月に締結した豊田合成株式会社との資本業務提携契約を通じて、相互の事業資産とノウハウを活用し、製品競争力、開発力を強化させることにより当事業の拡大と収益性の改善に取り組んでまいります。
②機能製品事業
パルテム関連は、ライフライン(下水道・上水道・ガス等)の管路更生分野において、主力の下水道分野が低調で、当第3四半期連結累計期間においては、売上・利益ともに減少しました。前期からの繰越工事が少ないことに加え、期の前半における天候不順等による工事の進捗の遅れが減収の要因で、当第3四半期では前年同期を上回る水準で推移しましたが、挽回には至っておりません。
防災関連は、消防用・消火栓用ホース、災害対策用排水ホースがともに低調で、減収となりました。
産業資材関連も、トラック生産の減少に伴い物流省力化分野が低迷する等、低調に推移しました。
この結果、当事業の売上高は11,686百万円と前年同期比554百万円の減収となり、営業利益につきましても1,267百万円と前年同期比512百万円の減益となりました。
パルテム関連では、増加する下水道分野の管路更生需要を積極的に取り込み、期中の受注は好調で、今後工事を順調に消化し、収益の挽回をはかります。また、防災関連の大口径システムや防災資機材の拡販活動により、事業の拡大と収益の向上に取り組んでまいります。
③その他事業
当事業の売上高は25百万円、営業利益は8百万円となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、732百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等のうち、当第3四半期連結累計期間に完了したものは、次のとおりであります。
(固定資産の取得)
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会社名 事業所名 |
所在地 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
取得価額 (百万円) |
取得年月 |
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提出会社 本社・大阪工場 |
大阪府摂津市 |
自動車安全部品事業、 機能製品事業 |
土地 |
3,485 |
2021年6月 |
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。