文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、近隣諸国の不穏な行為による国際的な緊張が高まり、米国政権の動向に注目が集まる中、各国の対応次第では今後の経済に対する影響も懸念される状況ですが、欧米景気の拡大や政府の経済政策により、国内企業の業績や雇用環境の改善が見られるなど、回復基調で推移しております。
当社グループ主力ユーザーの水産業界におきましては、異常気象による海況の異変や一部水産資源の漁獲量の規制、鮭やさんまの不漁など厳しい状況にありますが、世界的な魚食の高まりにより、水産物の輸出額は、多少ばらつきはあるものの、年々増加傾向にあるなど、経営環境は概ね安定しております。
このような状況のもと、当社グループの売上高は、海外旋網の受注は順調でしたが、定置網の売上高が減少したことや陸上用ネットの施工工事が後倒しになったことにより、前年同期と比べて減少しました。営業利益は、生産の平準化を図り、無駄な費用の削減に努めておりますが、付加価値の高い定置網の売上高が減少したことにより、前年同期と比べて減少しました。営業外損益では、前年同期は為替差損が発生しましたが、当第3四半期ではドル高により、為替差益が発生しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は13,117百万円(前年同期比0.7%減)、営業利益は439百万円(前年同期比48.9%減)、経常利益は524百万円(前年同期比31.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は369百万円(前年同期比19.7%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
[漁業関連事業]
売上高は10,974百万円(前年同期比0.1%減)となりました。主な要因は、海外旋網部門の受注が好調であることや連結子会社の増加などがありましたが、定置網部門の売上高が減少したことによるものです。利益面は、付加価値の高い定置網の売上高が減少したことにより、セグメント利益は378百万円(前年同期比49.9%減)となりました。
[陸上関連事業]
売上高は2,137百万円(前年同期比2.9%減)となりました。主な要因は、産業用資材の売上高は前年同期と比べて増加しましたが、陸上用ネットの施工工事が一部後倒しになったことによるものです。利益面は、陸上用ネットの売上高が減少したことにより、セグメント利益は61百万円(前年同期比42.1%減)となりました。
[その他]
前期に引き続き機械の部品加工等の受注が低調に推移したこと等により、売上高5百万円(前年同期比80.3%減)となりました。利益面は、売上高が低調なことにより、セグメント損失は0百万円(前年同期は1百万円の損失)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,386百万円増加し、21,022百万円となりました。その主な内容は以下のとおりであります。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比べ1,057百万円増加し、14,652百万円となりました。これは、現金及び預金は減少しましたが、売上債権及びたな卸資産が増加したこと等によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末と比べ329百万円増加し、6,369百万円となりました。これは、有形固定資産等が増加したことによるものです。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比べ778百万円増加し、9,659百万円となりました。これは、仕入債務は減少しましたが、短期借入金が増加したこと等によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末と比べ313百万円増加し、6,160百万円となりました。これは、長期借入金が増加したこと等によるものです。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ295百万円増加し、5,202百万円となりました。これは、利益剰余金が増加したこと等によるものです。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は120百万円であります。