第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する下で緩やかな景気回復が続く一方、欧米における高い金利水準の継続に伴う影響や中国における不動産市場の停滞に伴う影響等の海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクや、物価上昇、金融資本市場の変動等、先行き不透明な状況で推移いたしました。

このような事業環境下におきまして、当社グループは全社を挙げて各事業の特性及び付加価値性を活かした事業活動を推進いたしました。

不動産利用事業におきましては、埼玉県本庄市の既存物件の再開発を継続するとともに、他の既存物件の収益の安定確保に努めながら更なる有効活用を検討してまいりました。今後も引き続き不動産市況や金利動向を考え合わせ、地域に根ざした成長性や資産性の見込める優良物件の取得に向けて、積極的に取り組んでまいります。

自動車販売事業におきましては、本田技研工業株式会社の施策と連動したSUVフェア(ZR-V・WR-V・VEZEL)を主軸とした販売活動を進めてまいりました。新型「FREED」の納車も始まり売上・収益に寄与しました。また、新型「N-BOX JOY」が本年9月下旬に発売する等、話題には事欠きませんでした。修理点検部門におきましては設備投資を用いた業務効率化や報奨金制度を続け、増収増益から基盤収益確保に努めております。お客様への情報発信や地域に根ざした販売活動を積極的に行ってまいります。

楽器販売事業におきましては、世界的な物価上昇や円安の影響による販売商品の値上げ実施に対して来店客数が落ち込むこともなく、本年4月下旬の価格改定前には駆け込み需要もみられ、楽器の売上が増加しました。また、演奏会やコンクール及び学校の部活動や市民団体の活動等も活発に行われ、楽器本体に加え消耗材であるリード及びリード製作関連商品の需要の増加傾向もみられました。更なる売上増加を図るため、万全なウイルス感染対策を継続するとともに独自イベントの開催やキャンペーンを実施し、インターネットやSNSを活用した宣伝活動の頻度向上にも努めました。

この結果、当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

a.財政状態

当中間連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末比29百万円増の8,731百万円となりました。

当中間連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末比15百万円減の6,196百万円となりました。

当中間連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末比44百万円増の2,535百万円となりました。

b.経営成績

当中間連結会計期間の経営成績は、売上高2,502百万円(前年同期比122.8%)、営業利益153百万円(同152.8%)、経常利益141百万円(同159.9%)、親会社株主に帰属する中間純利益105百万円(同159.1%)となりました。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①不動産利用

売上高は209百万円(前年同期比103.4%)、セグメント利益は149百万円(同104.3%)となりました。

②自動車販売

売上高は1,938百万円(前年同期比123.5%)、セグメント利益は12百万円(前年同期はセグメント損失1百万円)となりました。

③楽器販売

売上高は353百万円(前年同期比133.6%)、セグメント利益は47百万円(同257.9%)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ86百万円増加し837百万円となりました。

当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

①営業活動によるキャッシュ・フロー

当中間連結会計期間における営業活動によって獲得した資金は、267百万円(前年同期は135百万円の使用)となりました。これは主に税金等調整前中間純利益142百万円の計上や減価償却費93百万円の計上があったためであります。

②投資活動によるキャッシュ・フロー

当中間連結会計期間における投資活動によって使用した資金は、22百万円(前年同期は104百万円の獲得)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入20百万円があった一方で、定期預金の預入による支出33百万円と有形固定資産の取得による支出10百万円があったためであります。

③財務活動によるキャッシュ・フロー

当中間連結会計期間における財務活動によって使用した資金は、158百万円(前年同期は165百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出95百万円と配当金の支払額60百万円があったためであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7)主要な設備

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。