当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、米国の通商政策等による不透明感が見られる中、欧米や中国の景気下振れの影響やアメリカの今後の政策動向、中東地域を巡る情勢、金融資本市場の変動要因等、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような事業環境下におきまして、当社グループは全社を挙げて各事業の特性及び付加価値性を活かした事業活動を推進いたしました。
不動産利用事業におきましては、埼玉県本庄市の既存物件の再開発を継続するとともに、他の既存物件の収益の安定確保に努めながら更なる有効活用を検討してまいりました。また、新規物件の取得にも積極的に取り組んでまいりましたところ、このたび埼玉県入間市の土地及び建物を取得する土地建物売買契約を本年10月29日に締結いたしました。今後も引き続き、不動産市況や金利動向を考え合わせ、地域に根ざした成長性や資産性の見込める優良物件の取得に向けて取り組んでまいります。
自動車販売事業におきましては、N-BOX、WR-V、VEZEL、フリード、STEPWGNを主軸とした販売活動を進めるとともに、外部研修を活用した営業スキルの向上に努め販売力の強化に努めてまいりました。また、修理及び点検等の入庫率アップにつなげるべく、DX化を推進しWebを用いたメンテナンス予約システム等も順調にお客様にご利用いただいております。今後も引き続き、お客様の様々なご要望に応えるべく、きめ細やかな提案等に積極的に取り組んでまいります。
楽器販売事業におきましては、物価上昇や円安への対応として、昨年、販売商品の大幅値上げを実施しましたが、来店客数が落ち込むこともなく売上も維持することができました。また、演奏会やコンクール及び学校の部活動や市民団体の活動等が活発に行われたことにより、楽器本体に加え消耗材であるリード及びリード製作関連商品も昨年と同水準の売上を維持することができました。更なる売上増加を図るため、万全なウイルス感染対策を継続するとともに独自イベントの開催やキャンペーンを実施し、インターネットやSNSを活用した宣伝活動の頻度向上にも努めました。
この結果、当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当中間連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末比57百万円減の8,812百万円となりました。
当中間連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末比84百万円減の6,125百万円となりました。
当中間連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末比26百万円増の2,687百万円となりました。
b.経営成績
当中間連結会計期間の経営成績は、売上高2,474百万円(前年同期比98.9%)、営業利益147百万円(同95.7%)、経常利益135百万円(同96.0%)、親会社株主に帰属する中間純利益100百万円(同95.6%)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①不動産利用
売上高は209百万円(前年同期比100.0%)、セグメント利益は151百万円(同101.3%)となりました。
②自動車販売
売上高は1,901百万円(前年同期比98.1%)、セグメント利益は3百万円(同25.4%)となりました。
③楽器販売
売上高は362百万円(前年同期比102.4%)、セグメント利益は48百万円(同102.4%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ123百万円減少し、866百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当中間連結会計期間における営業活動によって獲得した資金は、9百万円(前年同期は267百万円の獲得)となりました。これは主に棚卸資産の増加額156百万円があった一方で、税金等調整前中間純利益135百万円の計上や減価償却費92百万円の計上があったためであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当中間連結会計期間における投資活動によって使用した資金は、3百万円(前年同期は22百万円の使用)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入30百万円があった一方で、定期預金の預入による支出24百万円と有形固定資産の取得による支出8百万円があったためであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当中間連結会計期間における財務活動によって使用した資金は、129百万円(前年同期は158百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出89百万円と配当金の支払額75百万円があったためであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)主要な設備
該当事項はありません。
該当事項はありません。