第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米中、日韓間の経済摩擦や英国のEU離脱問題、中東情勢の緊迫等にみられるように、先行きの不透明感が急速に広がっております。また、原燃料コストの上昇を受け、染料・薬剤の高騰や供給不安への対応に追われるなか、過剰生産、買い控えの影響は無視できない状況にあります。
 国内需要については、大手SPAが事業を拡大し、ECサイトによるオンライン店舗が急増する一方、百貨店業界は長期低迷が続き、ビジネスモデルは大きく変化し始めております。こうしたなか、将来への不安等を背景とした生活者の節約志向は依然根強く、経済は弱含みの状況が続いております。
 以上の経済環境のもと、当社グループでは高度化並びに多様化する市場の要望に対応するため、品質向上を第一とし、グローバルマーケットに通用する先端ファブリックの新規開拓を積極的に進めてまいりました。また、海外企業との提携を含め、海外市場の拡大を積極的に進めました。さらに、SDGsの達成を含む環境事業を推進し、環境保全のための目標の設定や環境改善活動の実施・監査などの環境マネジメントに積極的に取り組んできました。
 しかしながら、季節要因や気候条件により、需要が左右されやすい繊維業界においては、自社の差別化商品は市場が同質化の方向に向かうなか、予想を下回る状況にとどまりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、281億69百万円(前年同期比3.6%減)となり、営業利益は16億97百万円(前年同期比4.7%減)、経常利益は21億14百万円(前年同期比7.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億68百万円(前年同期比18.4%減)となりました。

 

セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。

 

① 繊維事業

 衣料ファブリック部門は、国内外において高感性・高機能素材の開発と市場導入を進めてまいりました。なかでも欧州向けのラグジュアリーファッション、北米向けのスポーツ分野、及び中東向けの民族衣装については堅調に推移し増収となりました。一方、欧州アッパーミドル向けのファッション、欧州向けのスポーツ分野及び韓国向けのファッション分野は減収となりました。国内向けは、ユニフォーム分野が伸び悩んだものの、ファッション分野が回復し、当部門全体は増収となりました。

 資材ファブリック部門は、医療・福祉のメディカル分野、及び建材、電材については概ね計画通りに推移しました。リビング分野については、カーテン等の定番品を始めとする不採算商品からの撤退を図り、生活関連資材についても消費の若干の落ち込みにより減収となったため、当部門全体では減収となりました。

 製品部門におきましては、不採算アパレルからの撤退を行った結果、減収となりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の当事業の売上高は277億11百万円、セグメント利益(営業利益)は16億62百万円となりました。

 

 

② 物流物販事業

物流並びに物販分野の当第3四半期連結累計期間の売上高は4億57百万円、セグメント利益(営業利益)は26百万円となりました。

 

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、476億97百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億48百万円増加しました。負債は、115億63百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億29百万円減少しました。純資産は、361億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億78百万円増加しました。

 

 (2)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は5億81百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。