当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態および経営成績の状況
① 経営成績
当第2四半期連結累計期間(令和2年4月1日から令和2年9月30日まで)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化しており、緊急事態宣言の解除以降は個人消費に一部持ち直しの動きがみられるものの、消費動向の本格回復には至らず、依然として厳しい状況が続いております。
当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の当第2四半期連結累計期間の経営成績は、eコマース販売や卸販売が堅調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症の拡大による約2ヵ月間の直営店休業等の影響から、売上高31,558百万円(前年同期比23.3%減)、営業利益1,236百万円(前年同期比77.7%減)、経常利益1,395百万円(前年同期比73.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益623百万円(前年同期比82.7%減)となりました。
なお、記載金額には、消費税等は含まれておりません。
② 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は85,243百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,958百万円増加しました。これは主に、現金及び預金の減少5,337百万円があったものの、受取手形及び売掛金の増加1,969百万円、商品及び製品の増加4,088百万円、土地の増加2,150百万円等があったためであります。
・売上債権(受取手形及び売掛金、電子記録債権)
当第2四半期連結会計期間末の売上債権回転月数は、前連結会計年度末の1.45ヵ月から当第2四半期連結会計期間末2.35ヵ月となりました。
・たな卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)
当第2四半期連結会計期間末のたな卸資産は19,869百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,097百万円増加いたしました。たな卸資産回転月数につきましては前連結会計年度末1.81ヵ月から当第2四半期連結会計期間末3.78ヵ月となりました。
・投資有価証券
投資有価証券には、関連会社の株式15,452百万円のほか、長期・安定的な取引関係維持のために所有している主要取引金融機関や主要仕入先等の株式が含まれております。当第2四半期連結会計期間末における投資有価証券は20,443百万円となり、前連結会計年度末と比べ297百万円減少いたしました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ5,626百万円増加し、41,059百万円となりました。これは主に、電子記録債務の減少5,608百万円、未払法人税等の減少2,737百万円があったものの、借入金の増加14,758百万円等があったためであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,667百万円減少し、44,184百万円となりました。これは主に、自己株式の減少1,672百万円があったものの、資本剰余金の減少1,175百万円、利益剰余金の減少2,955百万円等があったためであります。
・自己資本比率
自己資本比率については、親会社株主に帰属する四半期純利益623百万円を計上したものの、配当2,111百万円を支払った結果、当第2四半期連結会計期間末は51.7%となり、前連結会計年度末と比べ5.1ポイント下落いたしました。
③ 経営成績の分析
・売上高
連結売上高については、緊急事態宣言の解除以降、6月には直営店全店舗の営業を再開し、ファミリー層を中心に郊外型店舗での回復が顕著であった一方、インバウンド需要や都心部旅行者の需要が回復していないことから、東京都心の店舗では、コロナ影響前の水準を下回る状況にあります。一方、eコマース事業につきましては、6月にサイトリニューアルを実施して以降、前年同期比2桁成長で増収基調を持続しております。
ブランド事業別では、「ザ・ノース・フェイス」「へリーハンセン」等アウトドア関連ブランドについては、登山や屋外イベントの開催自粛による減収が認められたものの、キャンプウェア等の「新しい生活様式」による需要増加を取り込むことで、8月6日に発表した修正計画を上回る水準で推移しました。
一方、アスレチック関連ブランドは、「ダンスキン」ブランドのヨガウエアの販売が好調に推移するなどコロナ禍を契機とした新しい需要が認められた一方、「カンタベリー」ブランドでは、昨年のラグビーワールドカップの大成功から一転して、トップリーグや親善試合中止の余波を受け、前年同期を大きく割り込む結果となりました。さらには、「エレッセ」ブランドがリブランディングに伴う販売チャネルの再構築を行った結果、前年同期比減収となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は31,558百万円(前年同期比23.3%減)となりました。
・売上総利益
当第2四半期連結累計期間の売上総利益は売上高の減少等により、16,105百万円(前年同期比25.3%減)となり、売上総利益率は51.0%となりました。
・営業利益
直営店で開催予定であったイベント中止等、広告宣伝費用の削減に加えて、返品・値引による販売ロス低減について着実な成果を継続することができたものの、臨時休業期間中における販売社員への全額給与補償等により販売費および一般管理費比率が高まった結果、当第2四半期連結累計期間の営業利益は1,236百万円(前年同期比77.7%減)となりました。
・経常利益
韓国における持分法適用関連会社であるYOUNGONE OUTDOOR Corporationの業績が堅調に推移したものの、営業利益の減益により、経常利益は1,395百万円(前年同期比73.6%減)となりました。
・親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益は623百万円(前年同期比82.7%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は11,099百万円となり、前連結会計年度末より5,292百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用したキャッシュ・フローは13,708百万円(前年同期比9,492百万円の支出増)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,105百万円があったものの、たな卸資産の増加5,085百万円、仕入債務の減少3,973百万円および法人税等の支払額3,253百万円等があったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは2,814百万円(前年同期比2,099百万円の支出増)となりました。これは主に、固定資産の取得による支出2,765百万円および差入保証金の差入による支出88百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られたキャッシュ・フローは11,249百万円(前年同期比10,233百万円の収入増)となりました。これは主に、短期借入金の増加11,378百万円等があったためであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対応すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
新型コロナウイルス感染症の当社グループ事業への影響に関しては、感染拡大が年内に収束した場合でも、インバウンド需要の低迷や外出自粛による消費マインドの低下に起因する消費需要の落ち込みが回復するには相応の期間を要するものと予測されます。そのため、当社では、第70期第1四半期を感染拡大のピークとし、第2四半期より回復傾向が見え始め、第3四半期から第4四半期にかけて回復軌道に乗るとの仮定に基づき固定資産の減損会計等の会計上の見積りを行っております。
なお、当該見積りに用いた仮定は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の内容から重要な変更はありません。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、317百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。