第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、緩やかな景気の回復基調とともに推移いたしました。しかしながら、経済環境は依然として先行きの不透明な状況が続いており、個人の消費動向についても注視が必要な状況で推移いたしました。

このような環境の中、当社グループは中期経営方針として『Maruko Avenir Project 2020』を掲げ、女性の皆様が輝く人生を過ごしていただけるよう“美”に関する多彩なサービスを提供する『美の総合総社』の実現に向けて、平成30年10月1日に持株会社体制へ移行するなど、様々な取組みを推進いたしました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は133億53百万円(前年同期比26.8%増)、営業損失は1億53百万円(前年同期は営業利益3億93百万円)、経常損失は1億80百万円(前年同期は経常利益3億41百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は4億82百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益5億5百万円)となりました。

前年同期に比べ増収となりました主な要因は、平成30年3月に連結子会社化した株式会社エンジェリーベが期初より売上に貢献した他、マルコ株式会社においては、店舗網及びボディスタイリストの拡充を推進した結果、売上が増加いたしました。

一方で、前年同期に比べ減益となりました主な要因は、以下のとおり当第3四半期連結会計期間(10月~12月)に業績を大きく改善したものの、当上半期に生じた体型補整下着の主力製品シリーズ『カーヴィシャス』の生産遅延を要因とする営業損失(5億19百万円)をカバーするには至りませんでした。

 

《当第3四半期連結会計期間(10月~12月)の業績について》

当第3四半期連結会計期間においては、平成30年3月に連結子会社化した株式会社エンジェリーベによるマタニティ及びベビー関連事業が業績寄与するとともに、婦人下着及びその関連事業において、主力製品シリーズ『カーヴィシャス』の生産体制が安定し、期初より積極的に推進しております新規出店及び既存店の移転・改装や、ボディスタイリストの採用(当第3四半期累計227名)などの先行投資が実を結んだ結果、売上高47億34百万円(前年同期比47.2%増)となりました。

利益面においては、婦人下着及びその関連事業において、主力製品シリーズ『カーヴィシャス』の納品が安定し、値引き等の販売促進施策の適正化による売上総利益率が改善するとともに、テレビCM等のプロモーションを効率的に実施いたしました結果、営業利益率が対当第2四半期比+9.8ポイントと、大幅に改善いたしました。

上記の結果、当第3四半期連結会計期間(10月~12月の3ヶ月間)は営業利益3億66百万円(前年同期は1億21百万円の営業損失)となり、決算期変更(平成25年3月期)後、第3四半期としては最高の営業利益を達成するとともに、同期間(10~12月)では10年ぶりの黒字を達成いたしました。

 

当社グループにおける報告セグメントの概要は次のとおりです。

[婦人下着及びその関連事業]

婦人下着及びその関連事業においては、補整下着の販売及びコスメや健康食品などの美に関連する製商品の販売が主なものであります。

当第3四半期連結累計期間におきましては、当上半期が主力製品シリーズ『カーヴィシャス』の生産遅延により、一時的に収益が悪化いたしましたが、当第3四半期において、以下のとおり大きく収益改善いたしました。

平成30年10月には主力製品シリーズ『カーヴィシャス』の安定的な供給体制が整った結果、値引販売品の売上構成比の縮小などにより、売上高の増収となり、売上総利益率も改善いたしました。また上半期より強化しておりましたテレビCM等、様々なメディアプロモーションにより、新規顧客やリピート購入が拡大いたしました結果、既存店売上は前年同期比18.9%増となりました。特に上半期に移転・改装いたしました店舗につきましては前年同期比24.6%増となりました。

また、集客ノウハウの蓄積により、効率的な広告宣伝の展開が可能となるなど、第2四半期累計期間までの一時的な損失をカバーするまでには至らなかったものの、営業利益率、額ともに、第2四半期累計期間に比べ、大幅に改善いたしました。

以上の結果、婦人下着及びその関連事業の売上高は113億38百万円、セグメント損失は1億27百万円となりました。

 

[マタニティ及びベビー関連事業]

マタニティ及びベビー関連事業においては、マタニティ及びベビー向けのアパレルや雑貨、出産の内祝いギフトの販売が主なものであります。

当第3四半期連結累計期間におきましては、自社ECサイト及び大手ショッピングモールでの販売が堅調に推移する中、一般のママたちからの投票の得票結果で選ばれる「マザーズセレクション大賞2018」(一般社団法人日本マザーズ協会)を受賞したことにより、同賞受賞の発表日(平成30年11月20日)以降の受注件数が増加し、マタニティ事業の平成30年12月売上は前年同月比18.2%増となりました。さらにベビー事業においても、前年同月比68.1%増となりました。一方で、物流体制の見直しなど、中長期的な成長を見据えた体制づくりへの投資を推進いたしました。

なお、当事業の主軸となる株式会社エンジェリーベを平成30年3月に完全子会社化したことに伴うのれんの償却として26百万円を計上しております。

以上の結果、マタニティ及びベビー関連事業の売上高は20億28百万円、セグメント損失は26百万円となりました。

(2)財政状態の状況

(流動資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は137億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億48百万円減少いたしました。これは主に、売掛金の増加、たな卸資産の増加及び現金及び預金の減少の結果によるものであります。

(固定資産)

当第3四半期連結会計期間末における固定資産は60億92百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億69百万円増加いたしました。これは主に、建物及び構築物の増加の結果によるものであります。

(流動負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は40億90百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億78百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加、短期借入金の減少及び未払法人税等の減少の結果によるものであります。

(固定負債)

当第3四半期連結会計期間末における固定負債は5億69百万円となり、前連結会計年度末に比べ49百万円増加いたしました。これは主に、資産除去債務の増加及び長期借入金の減少の結果によるものであります。

(純 資 産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は151億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億51百万円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上及び剰余金の配当による利益剰余金の減少の結果によるものであります。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、15百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(5)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、当社の従業員数は、前連結会計年度末から1,715名減少し、51名となっております。これは、平成30年10月1日の会社分割に伴い、当社の婦人下着及びその関連事業をマルコ株式会社に承継したことにより減少したものであります。

(6)経営成績に重要な影響を与える要因

当第3四半期連結会計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因はありません。

(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当第3四半期連結会計期間末における資金は、4,648百万円となっております。この資金は、当第3四半期連結会計期間末における四半期貸借対照表上の現金及び預金残高であります。

第3四半期連結会計期間末における資金残高は、機動的な営業活動及び設備投資を行うために当面必要と考えられる資金額として問題のない水準にあると分析しております

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。