第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。
 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 (1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景気回復も弱含みで個人消費も足踏み状態が続きました。また、世界経済においては、EUや新興国の先行きに対する懸念に米国の大統領選挙の結果も加わって、一段と不透明感が強まりました。

アパレルファッション業界や手作りホビー関連業界においても、節約志向が強く、全般に消費マインドが低調なことに加え、訪日外国人によるインバウンド消費の鈍化の影響もあって、厳しい状況が続きました。

このような状況を背景に、日本向け衣料品の生産は抑制傾向で、日本および中国における縫い糸の受注数量は引き続き低調であること、前年同期には国内工業用縫い糸の価格改正前の前倒し受注が発生したことや、中国元の為替換算レートの影響もあって、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,817百万円(前年同期比8.1%減)となりました。

一方利益面は、国内外のグループ各社の状況にばらつきはあるものの、工業用縫い糸の価格改正や販管費の削減等を始めとする収益性改善のための諸策の成果も出始めており、営業利益は56百万円(前年同期比101.9%増)、経常利益は112百万円(前年同期比51.1%増)となりましたが、法人税等や非支配株主利益が増加したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は68百万円(前年同期比4.0%減)となりました。

 

当第3四半期連結累計期間におけるセグメントごとの業績は、次のとおりです。

 

日本

当第3四半期連結累計期間には、当社の平成28年4月から12月まで、国内子会社の平成28年2月から10月までの業績が連結されておりますが、当期間における国内消費は、全般に力強さに欠け、節約志向が強まったことに加え、訪日外国人によるインバウンド消費にも翳りが見られ、衣料品や手作り手芸の分野の消費も全体として低調に推移しました。加えて工業用縫い糸の価格改正に伴う前倒し受注が生じた前年同期と比較すると販売量の減少を余儀なくされております。

これらの結果、当セグメントの売上高は3,835百万円(前年同期比5.8%減)となりました。

一方利益面につきましては、工業用縫い糸の価格改正を始め、国内各社の収益改善の諸策の成果も出始めていることから、セグメント利益は34百万円(前年同期比109.3%増)となりました。

 

 

アジア

当第3四半期連結累計期間には、当セグメントに属する全ての海外子会社の平成28年1月から9月までの業績が連結されておりますが、当期間における日本向け衣料品の海外生産も消費の低調を受けて、全般に抑制傾向が続きました。当社グループもタイやベトナムにおいては、売上高の増加が続いておりますが、当セグメントで最大のウェイトを占める中国事業においては、縫製業の海外シフト等も加わって、国内販売は低調に推移しました。これらに加え、当期間の為替換算レートが前年同期と比較して円高傾向であったため、当セグメントの売上高は981百万円(前年同期比16.3%減)となりました。

一方利益面につきましては、当期間の為替換算レートの変動が輸出取引の収益性を大幅に改善したことや、中国での収益性改善のための製造費用や販管費の削減等もあって、セグメント利益は29百万円(前年同期は15百万円の損失)となりました。

 

 (2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は53百万円であります。