当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言の発令により、商業施設の営業休止や企業活動の停滞、外出自粛、インバウンド需要の激減など、個人消費はもちろん、経済活動全般に甚大な影響がおよび、極めて厳しい状況となりました。
当社グループにおきましても、昨冬から続いていた日本向け衣料品の減産傾向がさらに強まった上に、中国では春節休暇の延長や移動制限により事業活動が大幅に制約されるなど、国内外共に工業用縫い糸の受注・生産状況が悪化する一方で、国内の手芸関連業界では、使い捨てマスクの供給不足と外出自粛をきっかけとした手作りマスクなどの需要の増加で、国内の家庭用縫い糸の受注が急増するなど、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、かつて経験のない商況となりました。
これらの状況に加え、昨年の春以降に実施した販売価格改正により販売単価が上昇したこともあって、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,681百万円(前年同期比7.4%増)となりました。
また利益面につきましては、売上高の増加に加え、上述の販売価格改正による利益率の改善効果や、営業活動停滞や国内の関連イベントの中止等に伴う販管費の減少もあって、営業利益は124百万円(前年同期は10百万円)、経常利益は144百万円(前年同期比329.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は121百万円(前年同期比541.3%増)となりました。
当第1四半期連結累計期間におけるセグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
日本
当社グループにおきましては、当第1四半期連結累計期間には、当社は2020年4月から6月まで、国内子会社は2020年2月から4月までの業績が連結されているため、2か月のずれがあることや、それぞれの事業分野や販売地域も異なるため、状況は各社ごとに若干の相違が見られるものの、昨冬以降続く衣料品の減産傾向に加えて、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、工業用縫い糸の受注状況は一段と悪化しました。
しかし一方で、家庭用縫い糸の製造販売事業も行う当社におきましては、先述の通り、家庭用縫い糸の受注が急増し、工業用縫い糸の受注減を上回る結果となりました。
これらにより当セグメントの売上高は1,400百万円(前年同期比13.9%増)となりました。
また当社におきましては、増収に加えて上述の販売価格改正による利益率の改善効果や営業活動停滞や関連イベントの中止等に伴う販管費の減少もあって、セグメント利益は109百万円(前年同期は0百万円の損失)となりました。
アジア
当セグメントに属する全ての海外子会社は、事業年度の末日を12月末日と定めており、当第1四半期連結累計期間には、2020年1月から3月までの業績が連結されております。
当期間は、アジアセグメントの主となる中国におきまして、新型コロナウイルス感染症拡大が深刻な状況となり、都市封鎖を含む移動制限や春節休暇の延長に加え、春節休暇明けも感染拡大防止のため、事業活動は大幅に制限され、物流も滞るなど、生産面、販売面共に大きな制約を受けました。
これらにより、当セグメントの売上高は281百万円(前年同期比16.4%減)となりました。
また利益面につきましても、中国子会社における減益が響いてセグメント利益は8百万円(前年同期比43.7%減)にとどまりました。
財政状態の状況は、次のとおりです。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて68百万円減少し、10,492百万円となりました。主な増減は、受取手形及び売掛金の増加115百万円、電子記録債権の増加129百万円、固定資産の増加107百万円があったものの、現金及び預金の減少273百万円、たな卸資産の減少177百万円などがありました。
負債は、前連結会計年度末に比べて63百万円減少し、1,458百万円となりました。主な増減は、その他(流動負債)の増加44百万円があったものの、買掛金の減少55百万円、賞与引当金の減少32百万円、役員退職慰労引当金の減少39百万円などがありました。
純資産は、前連結会計年度末に比べて4百万円減少し、9,033百万円となりました。主な増減は、利益剰余金の増加33百万円、その他有価証券評価差額金の増加43百万円があったものの、為替換算調整勘定の減少53百万円、非支配株主持分の減少48百万円などがありました。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は19百万円であります。
(3)主要な設備
設備の新設計画の完成
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。