第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が継続し、経済活動の回復は遅れ、雇用・所得環境の悪化や消費マインドの低迷もあって、景気動向は引き続き厳しい状況が続きました。

当社グループが深く関連するアパレル・ファッション業界におきましても、消費マインドの低下や購買志向の変化が続いて、国内外において日本向け衣料品生産の抑制傾向は一層強まり、当社グループにおきましても主力である工業用縫い糸の受注状況が一段と厳しさを増した一方で、外出自粛等による自宅での手作り需要は引き続き堅調で、手芸材料である家庭用縫い糸の受注も高止まり傾向で推移しました。

これらの状況に為替換算レート変動による海外子会社の減収もあって、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,074百万円(前年同期比2.7%減)となりました。

一方利益面につきましては、今夏の当社新社屋の営業開始に伴い、一過性の費用負担が発生したものの、昨年の販売価格改正による利益率の改善や当社における家庭用縫い糸の増収、本社仮事務所の賃借料や対外営業活動停滞による経費の減少等もあって、営業利益は137百万円(前年同期比92.9%増)、経常利益は166百万円(前年同期比52.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は151百万円(前年同期比141.0%増)となりました。

 

当第2四半期連結累計期間におけるセグメントごとの経営成績は、次のとおりです。

 

日本

当第2四半期におきましても新型コロナウイルス感染症の影響が継続したために、外出自粛等による自宅での手作り需要は引き続き堅調で、当社における家庭用縫い糸の受注も高止まり傾向で推移しましたが、アパレル・ファッション業界におきましては、消費マインドの低下や購買志向の変化が続いて、昨冬から続いていた衣料品の減産傾向はむしろ強まりつつあり、工業用縫い糸の受注状況は一段と厳しさを増しました。

当社グループにおきましては、当第2四半期連結累計期間には、当社は2020年4月から9月まで、国内子会社は2020年2月から7月までの業績が連結されているため、2か月のずれがあることや、それぞれの事業分野や販売地域も異なるため、状況は各社ごとに若干の相違が見られるものの、これらの状況から当セグメントの売上高は2,540百万円(前年同期比0.6%増)となりました。

また、利益面につきましては、上述のとおり、今夏の当社新社屋の営業開始に伴い、一過性の費用負担が発生したものの、昨年の販売価格改正による利益率の改善や当社における家庭用縫い糸の増収、本社仮事務所の賃借料や対外営業活動停滞による経費の減少等もあって、セグメント利益は80百万円(前年同期比851.0%増)となりました。

 

 

アジア

当セグメントに属する全ての海外子会社は、事業年度の末日を12月末日と定めており、当第2四半期連結累計期間には、2020年1月から6月までの業績が連結されております。

アジアセグメントの主となる中国におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大によって大幅に制限されていた事業活動は、4月以降、感染者の減少とともに制限も徐々に緩和されましたが、日本向け衣料品の生産はむしろ抑制傾向が強まったことで、日本向け衣料品用の工業用縫い糸が主となる当セグメントの販売状況は、タイやベトナムの子会社を含めて一段と厳しさが増した上、為替換算レート変動による減収もあり、売上高は533百万円(前年同期比16.1%減)、セグメント利益は50百万円(前年同期比21.0%減)となりました。

 

財政状態の状況は、次のとおりです。

当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて99百万円減少し、10,461百万円となりました。主な増減は、電子記録債権の増加98百万円、投資有価証券の増加82百万円があったものの、現金及び預金の減少125百万円、受取手形及び売掛金の減少87百万円、たな卸資産の減少79百万円などがありました。

負債は、前連結会計年度末に比べて154百万円減少し、1,367百万円となりました。主な増減は、買掛金の減少104百万円、役員退職慰労引当金の減少33百万円などがありました。

純資産は、前連結会計年度末に比べて55百万円増加し、9,093百万円となりました。主な増減は、為替換算調整勘定の減少55百万円があったものの、利益剰余金の増加62百万円、その他有価証券評価差額金の増加57百万円などがありました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末より74百万円減少し、1,710百万円(前年同四半期末は1,936百万円)となりました。活動別キャッシュ・フローは次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

仕入債務の減少97百万円(前年同期は88百万円の増加)となったものの、税金等調整前四半期純利益166百万円(前年同期は106百万円)、減価償却費をはじめとする非資金項目が80百万円(前年同期は56百万円)、たな卸資産の減少52百万円(前年同期は172百万円の増加)となったことなどにより、197百万円の流入(前年同期は55百万円)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

定期預金の払戻による収入が468百万円(前年同期は860百万円)となったものの、定期預金の預入による支出が389百万円(前年同期は509百万円)、有形固定資産の取得による支出が240百万円(前年同期は69百万円)となったことなどにより、154百万円の流出(前年同期は284百万円の流入)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

配当金の支払額が86百万円(前年同期は85百万円)となったことなどにより、104百万円の流出(前年同期は87百万円)となりました。

 

(3) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は38百万円であります。

 

(4) 主要な設備

 設備の新設計画の完成

 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

完成年月

提出会社

本社
(京都市北区)

日本

営業設備

2020年6月

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。