第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進行したものの、変異株の感染拡大による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域拡大により、外出や経済活動が制限されるなど、大きな影響を受けました。

当社グループにおきましても、カーシート向けなど、自動車関連分野におきましては、受注の回復傾向が続きましたが、関連の深いアパレル・ファッション業界におきましては、外出自粛や消費マインド低迷の影響を受けて国内の衣料品消費は低調で、先行きの不透明感から、国内外における日本向け衣料品の生産も、回復はまだら模様で、衣料用縫い糸は全体として厳しい受注状況が続きました。

加えて、前年同期には巣ごもり需要によるかつて経験のない受注増加の見られた家庭用縫い糸も、当期はその反動もあって、前年同期と比べて受注が大きく落ち込み、これらの結果、為替換算レート変動による増収要因があったものの、当第2四半期連結累計期間の売上高は2,744百万円(前年同期比10.7%減)となりました。

また、利益面につきましても、国内における営業活動の制限や関連イベントの中止などに加えて、昨夏には当社新社屋に関連する一過性の費用もあったため、当社の販管費は前年同期よりも低水準で推移しましたが、当社の売上高および生産高の減少とアジアセグメントにおける減益が響いて、営業損失は78百万円(前年同期は137百万円の利益)、経常損失は65百万円(前年同期は166百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は74百万円(前年同期は151百万円の利益)となりました。

 

当第2四半期連結累計期間におけるセグメントごとの経営成績は、次のとおりです。

 

日本

当社グループにおきましては、当第2四半期連結累計期間は、当社の2021年4月から9月まで、国内子会社の2021年2月から7月までの業績が連結されております。

カーシート向けなど、自動車関連分野におきましては、受注の回復傾向が続きましたが、外出自粛や消費マインド低迷の影響を受けて国内の衣料品消費は低調で、先行きの不透明感から国内におけるそれらの生産も引き続き慎重で抑制傾向が続き、衣料用縫い糸は厳しい受注状況が続きました。

加えて、前年同期には巣ごもり需要によるかつて経験のない受注増加の見られた家庭用縫い糸も、当期はその反動もあって前年同期と比べて受注が大きく落ち込み、これらの結果、当セグメントの売上高は、2,178百万円(前年同期比14.3%減)と前年同期を下回る結果となりました。

また、利益面につきましては国内における営業活動の制限や関連イベントの中止などに加えて、昨夏には当社新社屋に関連する一過性の費用もあったため、当社の販管費は前年同期よりも低水準で推移しましたが、当社の大幅な売上高および生産高の減少が響いて、セグメント損失は87百万円(前年同期は80百万円の利益)となりました。

 

 

アジア

当セグメントに属する全ての海外子会社は、事業年度の末日を12月末日と定めており、当第2四半期連結累計期間は、2021年1月から6月までの業績が連結されております。

また、それぞれの子会社ごとに新型コロナウイルスの感染状況や衣料品の仕向け地などが異なるため、当セグメントの子会社の状況はまちまちですが、全体としては衣料品の生産は一部を除いて低調で、縫い糸の受注も回復傾向が感じられない状況が続きました。

しかしながら為替換算レートの変動による増収要因があったため、当セグメントの売上高は566百万円(前年同期比6.1%増)となりました。

また、売上高は円ベースでは増収ながら、中国の子会社において日本向けをはじめ生産数量の減少と製造費用の増加による利益率の低下が響いてセグメント利益は4百万円(前年同期比91.7%減)にとどまりました。

 

財政状態の状況は、次のとおりです。

当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて40百万円減少し、10,666百万円となりました。主な増減は、棚卸資産の増加112百万円があったものの、現金及び預金の減少105百万円、投資有価証券の減少59百万円などがありました。

負債は、前連結会計年度末に比べて51百万円減少し、1,273百万円となりました。主な増減は、その他(流動負債)の減少40百万円、未払法人税等の減少27百万円などがありました。

純資産は、前連結会計年度末に比べて11百万円増加し、9,393百万円となりました。主な増減は、利益剰余金の減少171百万円があったものの、為替換算調整勘定の増加170百万円、非支配株主持分の増加48百万円などがありました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末より85百万円減少し、1,984百万円(前年同四半期末は1,710百万円)となりました。活動別キャッシュ・フローは次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

減価償却費をはじめとする非資金項目が126百万円(前年同期は80百万円)となったものの、税金等調整前四半期純損失65百万円(前年同期は純利益166百万円)、棚卸資産の増加57百万円(前年同期は52百万円の減少)、その他の減少64百万円(前年同期は66百万円の増加)となったことなどにより、47百万円の流出(前年同期は197百万円の流入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

定期預金の預入による支出が433百万円(前年同期は389百万円)となったものの、定期預金の払戻による収入が467百万円(前年同期は468百万円)となったことなどにより、8百万円の流入(前年同期は154百万円の流出)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

配当金の支払額が96百万円(前年同期は86百万円)となったことなどにより、98百万円の流出(前年同期は104百万円)となりました。

 

(3) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は28百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。