当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業等のリスクに重要な変更及び新たに生じたリスクはありません。
文中の将来に対する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績等の概要
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移しましたが、米中貿易摩擦問題の動向及び東アジアや中東における地政学的リスクの高まりが懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
住宅業界におきましては、低水準で推移する住宅ローン金利や各種住宅取得支援策が下支えしたものの、新設住宅着工戸数は前年同期を下回る状況となりました。
このような状況下、当社グループでは、2020年3月期を初年度とする経営五ヵ年計画「EIDAI Advance Plan 2023」を策定し、新ブランド「Skism(スキスム)」の拡販をはじめ、基本方針に則った各施策に取り組みました。
また、事業継続マネジメントを踏まえた生産拠点の複数化を推進するとともに、物流及び情報システムの改革を並行して進めることにより、全社的な事業継続マネジメントの再構築を図りました。
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、製販一体となって2018年9月の台風被災により減少した受注ストックの回復や粗利率の向上、販売費及び一般管理費の圧縮に取り組みましたが、売上高42,549百万円(前年同四半期比7.0%減)、営業損失694百万円(前年同四半期は営業損失592百万円)、経常損失592百万円(前年同四半期は経常損失448百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失844百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失1,458百万円)となりました。
なお、企業間の販売競争が激しさを増すなか、台風による被災の影響からは徐々に回復しております。直前四半期(2019年7月1日~9月30日)との比較を下表に記載しておりますので、ご参照ください。
(ご参考)
(単位:百万円)
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2020年3月期 第2四半期連結会計期間 (2019年7月1日~9月30日) |
2020年3月期 第3四半期連結会計期間 (2019年10月1日~12月31日) |
増減 |
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売上高 |
14,590 |
14,881 |
290 |
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営業利益 |
△215 |
110 |
325 |
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経常利益 |
△224 |
184 |
409 |
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親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
△407 |
144 |
551 |
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(住宅資材事業)
住宅資材事業におきましては、フローリング、室内階段、室内ドア、収納等の色柄、デザインを体系化し、それらを組み合わせたインテリアスタイルが特長である新ブランド「Skism(スキスム)」の製品バリエーションを拡充し、販売強化を図りました。
建材分野では、銘樹ブランドのより一層の強化を図るべく、壁材として「銘樹ブロックウォール」を発売し、銘樹製品でフローリングと壁材のコーディネートを可能にしました。また、室内階段では、省施工製品である正寸プレカットの提案を強化し、拡販に努めました。
内装システム分野では、主力製品である室内ドア、造作材、クロゼット、シューズボックスの拡販に注力するとともに、新製品としてコンパクト収納「ルルボ」や宿泊施設向けのシステム家具「Orroom(オアルーム)」を発売するなど、収納製品の強化を図りました。特に「Orroom(オアルーム)」は、様々な空間をつくることが可能な特注家具製品であり、非住宅分野の開拓に向けて更なるラインナップの拡充を図ります。
住設分野では、ワークトップの厚みを20mmに抑えたシャープなデザインが特長のシステムキッチン「ラフィーナ ネオ」の販売促進に注力しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は38,047百万円(前年同四半期比6.3%減)、セグメント利益は334百万円(同1.4%増)となりました。
(木質ボード事業)
木質ボード事業におきましては、2019年4月24日付の「合弁会社(連結子会社)設立等に関するお知らせ」において公表しましたとおり、山口・平生事業所内のパーティクルボード工場を9月末で閉鎖しました。この影響により、素材パーティクルボードの販売量は減少しましたが、粗利率の向上や販売費の圧縮を図り、利益の確保に努めました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,383百万円(前年同四半期比12.1%減)、セグメント利益は248百万円(同21.2%減)となりました。
(その他事業)
当社グループは、上記事業のほか、不動産有効活用事業、太陽光発電事業を推進しております。
当第3四半期連結累計期間の売上高は117百万円(前年同四半期比0.1%減)、セグメント利益は60百万円(同4.7%増)となりました。
(2) 財政状態の概要
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ921百万円増加し、68,954百万円となりました。主な要因は、現金及び預金、有価証券、たな卸資産がそれぞれ減少したものの、新たに設立したENボード株式会社の土地取得並びに建設仮勘定の増加、また、売上債権、投資有価証券がそれぞれ増加したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ2,637百万円増加し、26,229百万円となりました。主な要因は、未払金が減少したものの、借入金が増加したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ1,715百万円減少し、42,725百万円となりました。主な要因は、配当金の支払い、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上及び自己株式の取得によるものです。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありま
せん。
また、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
当社は2008年5月26日開催の取締役会において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を決定しました。さらに同取締役会にて当社株式の大規模買付行為に関する対応策の内容を決定し、同年6月27日開催の当社定時株主総会における第2号議案、第6号議案を通じて承認されました。
その後、2011年6月29日開催の当社定時株主総会における第3号議案、2014年6月26日開催の当社定時株主総会における第5号議案及び2017年6月28日開催の当社定時株主総会における第4号議案の承認可決を経て更新されております(以下、更新後の対応策を「本プラン」といいます。)。
本プランの概要は、以下①~③のとおりです。
なお、本プランの詳細につきましては、当社ホームページに掲載の「当社株式等の大規模買付行為に関する対応策(買収防衛策)の更新について」をご覧ください。
(参考URL http://www.eidai.com/profile/data/201705221600.pdf)
①当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は、金融商品取引所市場における当社株式の自由な取引を尊重し、特定の者による当社株式の大規模買付行為であっても、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上に資するものである限り、これを一概に否定するものではありません。また、最終的には株式の大規模買付提案に応じるかどうかは株主の皆様の決定に委ねられるべきだと考えております。
ただし、株式の大規模買付提案の中には、たとえばステークホルダーとの良好な関係を保ち続けることができない可能性があるなど、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益を損なうおそれのあるものや、当社グループの価値を十分に反映しているとは言えないもの、あるいは株主の皆様が最終的な決定をされるために必要な情報が十分に提供されないものも想定されます。
そのような提案に対して、当社取締役会は、株主の皆様から負託された者の責務として、株主の皆様のために、必要な時間や情報の確保、株式の大規模買付提案者との交渉などを行う必要があると考えております。
②基本方針実現のための具体的取組
a.当社グループの財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組
当社グループは、当社グループの企業価値ひいては株主価値の向上のために次のような取組を行っております。当社グループは、住宅用建材の素材から製品に至るまでの幅広い事業を展開し、快適な住環境作りに貢献できる製品を提供しています。また、経営の基本理念に「木を活かし、よりよい暮らしを」を掲げ、地球、社会、人との共生を通じて、豊かで持続可能な社会の実現に貢献する企業であり続けることを目指しております。
当社グループの得意とする木質材料加工技術、ステンレス加工技術を最大限に活かしながら、顧客ニーズや市場動向にマッチした製品の開発に取り組んでおります。
また、当社グループは、コーポレート・ガバナンスの強化・充実が経営の基本的課題であると認識し、公正性・透明性の高い意思決定と迅速で適切な経営判断により、継続的な企業価値の向上に取り組んでおります。
b.基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組
本プランは、当社株式の大規模買付行為を行おうとする者が遵守すべきルールを明確にし、株主の皆様が適切な判断をされるのに必要かつ十分な情報及び時間並びに大規模買付行為を行おうとする者との交渉の機会を確保すること、当社取締役会が独立委員会の勧告を受けて当該大規模買付行為に対する賛否の意見又は代替案を株主の皆様に対して提示すること、あるいは、株主の皆様のために、当該大規模買付行為を行おうとする者と交渉を行うこと等を可能とするものです。
本プランにおいては、以下の(ⅰ)又は(ⅱ)に該当する当社株式の買付け又はこれに類似する行為(ただし、当社取締役会が承認したものを除きます。かかる行為を、以下「大規模買付等」といいます。)がなされる場合を適用対象とします。
(ⅰ)当社が発行者である株式について、保有者の株式保有割合が20%以上となる買付け
(ⅱ)当社が発行者である株式について、公開買付けに係る株式の株式所有割合及びその特別関係者の株式所有割合の合計が20%以上となる公開買付け
③上記の取組に対する当社取締役会の判断及びその理由
a.企業価値向上のための取組は、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益を持続的に確保、向上させるための具体的方策として策定されております。
b.本プランは、下記の点において公正性・客観性が担保される工夫がなされており、株主共同の利益を損なうものではなく、また、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものでもありません。
イ.買収防衛策に関する指針の要件を全て充足していること
ロ.当社グループの企業価値・株主共同の利益の確保又は向上の目的をもって導入されていること
ハ.株主意思を重視するものであること
ニ.独立性の高い社外者(独立委員会)の判断の重視と情報開示
ホ.合理的な客観的発動要件の設定
へ.デッドハンド型又はスローハンド型買収防衛策ではないこと
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は463百万円であります。なお、研究開発費については、各事業部門に配分できない基礎研究費用170百万円が含まれております。
また、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の研究開発費については、住宅資材事業は270百万円、木質ボード事業に係る研究開発費は22百万円であります。
その他、当第3四半期連結累計期間において、当社グループが行っている研究開発活動について、重要な変更はありません。
(6) 主要な設備
前連結会計年度末において計画していた当社大阪事業所の内装システム製品生産設備2件の新設(投資予定金額200百万円)については、計画の見直しにより中止することといたしました。
(7) 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループは製品製造のための原材料の調達、経費等の支払いを始めとした運転資金のほか、安定した製品の生産を行うための設備投資資金、ソフト開発資金の需要があります。これらの資金需要に対し、自己資金及び金融機関等からの借入により調達することとしております。なお、金融機関等からの借入については、2019年5月に設立したENボード株式会社に係る設備投資資金であり、2019年12月31日現在、借入金の残高は4,808百万円であります。
当社は、2019年11月14日開催の臨時取締役会において、連結子会社であるENボード株式会社の土地売買契約及び工事請負契約の締結について決議いたしました。
締結した契約は以下のとおりであります。
(土地売買契約)
(1) 契約会社名 ENボード株式会社
(2) 契約の内容 工場建設用地の取得
(3) 契約価格 約2,993百万円
(4) 契約締結日 2019年11月27日
(5) 取得日 2019年12月26日
(工事請負契約)
(1) 契約会社名 ENボード株式会社
(2) 契約の内容 工場建設に関する工事請負
(3) 契約価格 約3,718百万円
(4) 契約締結日 2019年12月26日