文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
当社は平成28年5月1日付で、連結子会社であった株式会社パルを吸収合併いたしました。
これにより、平成28年10月期第3四半期累計期間より従来連結で行っておりました決算を単体決算に変更いたしました。なお、当第3四半期累計期間は単体決算初年度にあたるため、前年同四半期の数値及びこれに係る対前年同四半期増減率等の比較分析は行っておりません。
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間(平成27年11月1日~平成28年7月31日)のわが国経済は、政府による経済政策等を背景として雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調にあるものの、個人消費は勢いを欠き、企業収益は足踏み状態で推移いたしました。また、中国を始めとするアジア新興国や資源国等の景気下振れ懸念、地政学的リスク、英国におけるEU離脱の国民投票結果など、景気は様々な下振れリスクを抱えながら、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社は、新規・休眠顧客の開拓や既存顧客との関係強化などの戦略を積極的に推進すると共に、適正価格による製品販売や製造原価の削減、事業全般にわたる効率化を図ることにより、収益の向上に取り組んでまいりました。
木材事業におきましては、輸出用梱包材が引続き低迷を続ける中、好調を続けていた国内物流用の木製パレットや通信関連用電線ドラム用材の荷動きにも陰りが見え始め、梱包用材等の受注環境は厳しい状況で推移いたしました。原木価格につきましては、最大消費国である中国経済の成長鈍化により弱含みで推移していたものの、直近では同国の輸入丸太在庫量が調整されたことでFOB価格は高騰・高止まりしております。
このような環境のもと、本社工場(広島県福山市)において需給バランスを考慮し、市場の動向に合わせた安定的な生産を行い、必要以上に出荷量の拡大を追わず、適正価格による製品販売を徹底してまいりました。また、同工場から運賃コストがかかる関東・東海地区に対しては、杉・檜・北海道カラ松等の国産材の仕入調達を強化することで、新規・休眠顧客の掘り起こしに注力し、安定的な収益の確保に努めてまいりました。
なお、現在生産を行っている本社工場(広島県福山市)は、設備の老朽化が進んでいることから、広島県福山市に工場用地を取得し、新工場の建設(移転)を決定いたしました。
その結果、売上高は35億42百万円、営業利益は3億12百万円となりました。
ハウス・エコ事業のハウス部門におきましては、期首から回復基調で推移した建設業界は、第2四半期に入り今後の景気の先行き不安から設備投資に慎重な姿勢が見られ、激しい受注競争と技能労働者不足による労務単価の上昇や資材価格の高止まり、公共投資の減速感と相まって、受注環境は厳しいままに推移いたしました。
このような環境のもと、年度末を迎え大型物件が複数完工し売上高の増加に寄与すると共に、様々な顧客ニーズへの的確かつ迅速な対応によって顧客満足度を高め、従来からの顧客の掘り起こしと新規顧客の開拓に取組んでまいりました。また、工事利益率の向上を目標とした受注時採算性の強化と原価・施工管理の徹底を図ることで利益率の向上に努めてまいりました。
エコ部門におきましては、再生可能エネルギーに対する固定価格買取制度の運用見直しが行われ、買取価格の低下や出力制御ルールの適用、太陽光発電所向けの適地の減少などの影響を受けて、非住宅向けの新規需要が大幅に鈍化し、受注環境は厳しいままに推移いたしました。
このような環境のもと、メガソーラー等の大型物件が複数完工し売上高の増加に寄与すると共に、商談から施工までの期間が比較的短い小規模(50kW未満の低圧容量)物件をターゲットとした受注活動に注力してまいりました。また、現在約4.5メガワットの自社太陽光発電所が順調に稼働を続ける中、平成28年9月に売電開始予定の広島県三次市吉舎町メガソーラー発電所等の工事に着手するなど、積極的な事業展開を行った結果、当事業年度末には約8.5メガワット、来期以降現在計画中のものを含めると合計で約12メガワットの発電所が稼働する見込みであります。
その結果、売上高は30億80百万円、営業利益は3億16百万円となりました。
ライフクリエイト事業のカラオケ部門におきましては、平成28年1月をもって残りの1店舗を閉鎖し、カラオケ事業から撤退いたしました。
ゴルフ場部門におきましては、お客様の利便性の向上を目的とした設備の改修や各種イベントを開催することにより、近隣コースとの競争力の確保と魅力あるゴルフ場づくりに取組み、来場者数の確保に努めてまいりました。
フィットネス部門におきましては、平成27年11月にフィットネスコミュニティ「スポパル」1号店をオープンいたしました。地域初のスタジオプログラムの導入や個々のニーズに応えることで付加価値を高めたパーソナルストレッチ等のサービスを開始し、運営スタッフの更なるサービスレベルの向上に努めることで、入会者の獲得・会員の定着により順調に会員数を伸ばしてまいりました。
その結果、売上高は1億20百万円、営業損失は48百万円となりました。
なお、従来の「アミューズメント事業」セグメントの名称を「ライフクリエイト事業」に変更しております。当該変更は名称の変更のみであり、セグメントの区分方法に変更はありません。
不動産事業の賃貸物件におきましては、賃貸マンションの改修工事を行い、お客様の利便性を高めると共に、不動産情報誌への継続的な広告を行うことにより、安定した稼働率を確保し、収益の向上に努めてまいりました。
なお、売買の引渡物件は4件でありました。
その結果、売上高は2億33百万円、営業利益は85百万円となりました。
上記の結果、売上高は69億76百万円、営業利益は5億22百万円、経常利益は4億93百万円、四半期純利益は特別利益に平成28年5月1日付で連結子会社であった株式会社パルを吸収合併したことに伴う抱合せ株式消滅差益74百万円の計上により4億73百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期会計期間末の総資産につきましては、前事業年度末と比較して12億16百万円増加し99億48百万円となりました。その主な要因は土地が17億38百万円、その他(主に建設仮勘定)が5億47百万円それぞれ増加し、未成工事支出金が4億48百万円、その他(主に前渡金)が4億12百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債につきましては、前事業年度末と比較して7億56百万円増加し77億円となりました。その主な要因は短期借入金が7億50百万円、1年内返済予定の長期借入金が1億31百万円それぞれ増加し、支払手形及び買掛金が1億82百万円減少したことによるものであります。
純資産につきましては、前事業年度末と比較して4億60百万円増加し22億48百万円となりました。その主な要因は利益剰余金が4億65百万円増加したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに発生した課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 従業員数
前事業年度末と比較して、当第3四半期累計期間におけるライフクリエイト事業の従業員数が21名増加しております。その主な理由は、平成28年5月1日付で連結子会社であった株式会社パルを吸収合併したことによるものであります。
(6) 継続企業の前提に関する重要事象等について
該当事項はありません。
(7) 主要な設備
前事業年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期累計期間に著しい変動があったものは、次のとおりであります。
① 計画の変更
当社ハウス・エコ事業の太陽光発電設備の新設(広島県三原市)については、平成28年3月着工、平成28年10月完工を予定しておりましたが、土地の開発許認可の関係で遅れが生じたことにより、平成28年6月着工、平成28年12月完工に変更しております。
② 設備の新設
当社木材事業の福山工場建設予定地(広島県福山市)を、平成28年3月に1,009,386千円にて取得いたしました。
③ 新設計画の追加及び変更
当第3四半期累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は次の通りであります。
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事業所名 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
投資予定額 |
資金調達 |
着手年月 |
完了予定 |
完成後の |
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総額 |
既支払額 |
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福山工場 |
木材事業 |
建物・製材装置他 |
3,900,000 |
4,534 |
借入金 |
平成28年 |
平成30年 |
約10% |
(注)1 投資予定額の総額については、2,680,000千円を予定しておりましたが、歩留率や生産性の向上等を目的に製材機械の更なる高機能化・高精度化を追求した結果、部品点数が大幅に増加したため、投資予定額の総額を3,900,000千円に変更しております。また、平成28年8月着工、平成30年5月完工を予定しておりましたが、平成28年10月着工、平成30年3月完工予定に変更しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。