なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、中国経済の景気減速の懸念はあるものの、原油価格安などを背景に、企業業績は底堅い推移を見せ、景気は緩やかな回復傾向を示しております。
紙パルプ業界におきましては、電子媒体の進展や書籍発行減少に見られる紙離れなどの需要構造の変化や円安等による原料価格・資材価格の高騰など厳しい経営環境となりました。
このような状況の下、当社グループは平成25年5月に公表した中長期成長戦略プラン「ネクストステージ50」に果敢に取組み、高級白板紙・加工原紙の新規需要の開拓、グループ製袋事業の発展強化、木質バイオマス燃料発電設備の新設など新規事業への参入、生産体制の見直しを含めた抜本的なコスト削減対策の推進、新素材セルロースナノファイバーの研究開発の促進、などを柱とする新たな収益基盤の具現化を進め、より存在感のある企業確立を目指してまいりました。
当期の経営成績につきましては、販売価格の復元による収益改善効果はあったものの、川内工場の台風被害では一部機器の復旧に多大な時日を費やすことを余儀なくされたことや、主力工場の投資工事に伴う長期停止などにより、前年同四半期と比べて損益は大幅に悪化いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高 48,161百万円 (前年同四半期比 2.7%減)
連結営業利益 371百万円 (前年同四半期比 73.6%減)
連結経常利益 314百万円 (前年同四半期比 77.8%減)
連結四半期純利益 171百万円 (前年同四半期比 86.7%減)
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 紙・パルプ製造事業
◎ 新聞用紙
新聞用紙の販売は、発行部数及び頁数の減少により、数量・金額とも前年同四半期を下回りました。
◎ 印刷用紙
印刷情報用紙の販売につきましては、情報化社会の構造変化に伴う需要減の影響により、数量は前年同四半期
を下回りました。
金額については価格修正が寄与しほぼ横ばいにて推移しました。
◎ 包装用紙
包装用紙の販売につきましては、台風の増加などの天候不順や需要構造の変化に伴う需要減の影響により、数
量は前年同四半期を下回りました。
金額につきましては価格修正を行ったものの、前年同四半期を下回りました。
◎ 特殊紙・板紙及び加工品等
特殊紙の販売につきましては、川内工場の台風被害に伴う復旧に最も時日を要した分野のため、数量・金額と
も前年同四半期を下回りました。
板紙・加工品等につきましては、需要の低迷により、数量・金額ともに前年同四半期を下回りました。
これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高 41,566百万円 (前年同四半期比 2.2%減)
連結営業損失 200百万円 (前年同四半期比は725百万円の連結営業利益)
② 紙加工品製造事業
紙加工品製造事業は、国内需要が低迷したことにより減収となりましたが、固定費の削減に取り組んだことに
より増益となりました。
これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高 6,394百万円 (前年同四半期比 2.0%減)
連結営業利益 93百万円 (前年同四半期比 64.9%増)
③ 発電事業
発電事業につきましては、二塚製造部における発電コストの増加に伴い、前年同四半期と比較し減収減益とな
りました。
これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高 799百万円 (前年同四半期比 8.0%減)
連結営業利益 270百万円 (前年同四半期比 13.3%減)
④ その他
紙断裁選別包装・運送事業につきましては工場の停止による生産・出荷減の影響により減収減益となりまし
た。
これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高 8,982百万円 (前年同四半期比 9.8%減)
連結営業利益 175百万円 (前年同四半期比 36.7%減)
(2) 財政状態の分析
(総資産)
売上の減少などにより受取手形及び売掛金が2,156百万円減少したことなどにより、流動資産は前連結会計年度末に比べて0.9%減少し、47,517百万円となりました。また、有形固定資産が3,128百万円増加したことなどにより、固定資産は3.8%増加し、85,568百万円となりました。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて2.1%増加し、133,085百万円となりました。
(負債)
1年内償還予定の社債2,000百万円を償還したことなどにより流動負債は前連結会計年度末に比べて3.6%減少し、54,664百万円となりました。また、長期借入金が1,944百万円増加したことなどにより固定負債は7.8%増加し、24,255百万円となりました。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて0.4%減少し、78,920百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて6.0%増加し、54,165百万円となりました。これは王子ホールディングス株式会社を割当先とする第三者割当増資により、資本金が1,604百万円、資本剰余金が1,601百万円増加したことと、親会社株主に帰属する四半期純利益171百万円はありましたが、剰余金の配当291百万円などにより利益剰余金が119百万円減少したことなどによります。また、自己資本比率は、前連結会計年度末とくらべて1.5ポイント増加し、40.7%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は5,555百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3,232百万円(前第2四半期連結累計期間比1,970百万円の減少)となりました。
これは主として、減価償却費4,256百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は6,423百万円(前第2四半期連結累計期間比2,512百万円の増加)となりました。
これは主として、有形固定資産の取得による支出6,555百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は2,964百万円(前第2四半期連結累計期間は3,180百万円の支出)となりました。
これは主として、株式の発行による収入3,183百万円によるものです。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は194百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
該当事項はありません。