第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、
 投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業の
 リスク」についての重要な変更はありません。
   なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

 

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析
 紙パルプ業界におきましては、電子媒体の普及に伴って、書籍・新聞等の発行減少に見られる紙離れなど需要構造の変化や、円安等による原料価格・資材価格の高騰など厳しい経営環境が続いております。
 このような状況の下、当社グループは平成25年5月に公表した中長期成長戦略プラン「ネクストステージ50」の下、収益基盤の確立に取り組んでまいりました。その1つである「木質バイオマス発電設備」が平成27年11月、当社川内工場(鹿児島県薩摩川内市)において営業運転を開始し、「エネルギー事業」への本格的な参入を果たし、エネルギー事業や木質バイオマス発電設備の順調な稼動によって安定的な収益を確保することが可能となりました。また、王子ホールディングス株式会社との業務・資本提携のなかで、輸入材の共同調達を実施するなど、提携効果の早期実現に取り組んでおります。
 当期の経営成績につきましては、原油安、販売価格の復元による収益改善効果はあったものの、川内工場の台風被害や高岡工場における設備トラブルでの停止などによる生産減の影響もあり、前年同四半期と比べて損益は大幅に悪化いたしました。
 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。

 

   連結売上高     73,863百万円 (前年同四半期比 1.0%減)
   連結営業利益      563百万円 (前年同四半期比 51.4%減)
   連結経常利益      515百万円 (前年同四半期比 61.9%減)
   連結四半期純損失    215百万円 (前年同四半期は1,199百万円の連結四半期純利益)

 

 

① 紙・パルプ製造事業
 ◎ 新聞用紙
    新聞用紙の販売は、発行部数及び頁数の減少により、数量・金額とも前年同四半期を下回りました。

◎ 印刷用紙
    印刷情報用紙の販売につきましては、高岡工場設備トラブルによる生産減や情報化社会の構造変化に伴う需要
  減の影響により、数量は前年同四半期を下回りました。
   金額については価格修正が寄与し前年同四半期を上回りました。

◎ 包装用紙
    包装用紙の販売につきましては、川内工場の台風被害による生産減や需要構造の変化に伴う需要減の影響によ
   り、数量は前年同四半期を下回りました。
     金額につきましては価格修正を行ったものの、前年同四半期を下回りました。

◎ 特殊紙・板紙及び加工品等
    特殊紙の販売につきましては、川内工場の台風被害による生産減の影響が大きく、数量・金額とも前年同四半
   期を下回りました。
     板紙・加工品等の販売につきましては、需要の低迷により、数量・金額ともに前年同四半期を下回りました。

  これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。

 

    連結売上高     63,018百万円  (前年同四半期比 1.5%減)
    連結営業損失      621百万円  (前年同四半期は222百万円の連結営業利益)

 

② 紙加工品製造事業
  紙加工品製造事業は、国内需要が低迷したことにより減収となりましたが、固定費の削減に取り組んだことによ
  り増益となりました。
   これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。

 

    連結売上高      9,823百万円  (前年同四半期比  1.0%減)  
    連結営業利益      134百万円  (前年同四半期比  69.0%増)

 

③ 発電事業
  発電事業につきましては、川内工場のバイオマス発電設備が営業運転を開始し、前年同四半期と比較し増収増益
  となりました。
   これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。

 

    連結売上高      2,154百万円  (前年同四半期比 81.8%増)
    連結営業利益      714百万円  (前年同四半期比 72.5%増)

 

④ その他
  紙断裁選別包装・運送事業につきましては工場の停止による生産・出荷減の影響により減収減益となりまし
  た。
   これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。

 

    連結売上高     13,210百万円  (前年同四半期比 12.2%減)  
    連結営業利益      292百万円  (前年同四半期比  21.3%減)

 

 

 

(2) 財政状態の分析
(総資産)
 現金及び預金が2,803百万円増加したことなどにより、流動資産は前連結会計年度末に比べて11.6%増加し、53,507百万円となりました。また、有形固定資産が3,060百万円増加したことなどにより、固定資産は4.5%増加し、86,119百万円となりました。
 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて7.1%増加し、139,626百万円となりました。
 
(負債)
 短期借入金が4,287百万円減少したことなどにより流動負債は前連結会計年度末に比べて3.6%減少し、54,670百万円となりました。また、長期借入金が9,057百万円増加したことなどにより固定負債は39.6%増加し、31,432百万円となりました。
 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて8.7%増加し、86,102百万円となりました。

 

(純資産)
 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて4.7%増加し、53,523百万円となりました。これは王子ホールディングス株式会社を割当先とする第三者割当増資により、資本金が1,604百万円、資本剰余金が1,601百万円増加したことと、親会社株主に帰属する四半期純損失215百万円、剰余金の配当625百万円などにより利益剰余金が841百万円減少したことなどによります。また、自己資本比率は、前連結会計年度末とくらべて0.9ポイント減少し、38.3%となりました。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は304百万円であります。 

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。 

 

(4) 主要な設備

該当事項はありません。