第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

a. 財政状態

(総資産)

現金及び預金は2,191百万円増加しましたが、商品及び製品が2,699百万円減少したことなどにより、総資産は前連結会計年度末に比べて0.5%減少し、120,255百万円となりました。

(負債)

現預金の積み増し等のため金融機関からの借入金が3,379百万円増加したことなどにより、負債合計は前連結会計年度末に比べて3.2%増加し、74,670百万円となりました。

(純資産)

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて5.9%減少し、45,585百万円となりました。これは主として、配当金の支払い333百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失2,596百万円により利益剰余金が2,930百万円減少したことによります。自己資本比率は前年度末とくらべて2.2ポイント減少し、37.9%となりました。

 

b. 経営成績

紙パルプ業界を取り巻く環境は、電子媒体へのシフトや少子・高齢化による構造的問題による需要の漸減に加え、世界的な新型コロナウイルス感染拡大での景気減速による紙需要の減少もあり、非常に厳しい情勢が続いております。

当社グループでは、いかなる情勢の変化にも対応し、リスクを吸収できるしなやかな企業グループの基盤を構築するため、中期3ヶ年計画『フォワード304』を策定し、2020年度末に営業利益30億円、ROE4%の収益基盤の確立に向けた取り組みを継続しております。しかしながら、当第3四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染拡大による景気減速の影響が大きく、前年同四半期に比べ、売上高は19.0%減の58,548百万円、営業損失は2,076百万円(前年同四半期は1,276百万円の連結営業利益)となりました。

このような状況下、当社グループは、需要減退による工場の稼働率低下への対応としてグループ事業領域の再構築を強力に推し進めるとともに、不要不急の支出削減に取り組んでおります。また、新型コロナウイルス感染症の収束後において、紙の需要が以前の水準まで回復しないことを想定して、「事業戦略推進室」を立ち上げ、生産体制の再構築を含めて諸施策の検討を開始しております。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。

 

連結売上高            58,548百万円 (前年同四半期比 19.0%減)

連結営業損失           2,076百万円 (前年同四半期は1,276百万円の連結営業利益)

連結経常損失           2,221百万円 (前年同四半期は1,274百万円の連結経常利益)

親会社株主に帰属する四半期純損失 2,596百万円 (前年同四半期は 562百万円の

                                親会社株主に帰属する四半期純利益)

 

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 紙・パルプ製造事業

◎ 新聞用紙

新聞用紙の販売につきましては、新聞各社の発行部数の減少と広告減が影響した頁数の減少に歯止めがかからない状況が続いており、数量・金額ともに前年を下回りました。

◎ 印刷用紙

印刷用紙の販売につきましては、新型コロナウイルス感染症によるイベントの自粛等の影響により販売数量は減少し、数量・金額ともに前年を下回りました。

◎ 包装用紙

包装用紙の販売につきましては、自動車関連・手提げ袋などの需要減少の影響を受けて国内販売量は前年を下回り、金額も前年を下回りました。

◎ 特殊紙・板紙及び加工品等

特殊紙・板紙及び加工品等の販売につきましては、壁紙では堅調に推移しましたが、板紙・加工原紙の需要減少により、数量・金額ともに前年を下回りました。

◎ パルプ

パルプの販売につきましては、世界的なパルプ市況の軟化もあり、数量・金額とも前年を下回りました。

これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。

 

連結売上高     50,403百万円  (前年同四半期比 20.8%減)

連結営業損失     3,187百万円  (前年同四半期は  248百万円の連結営業利益)

 

② 発電事業

発電事業につきましては、安定操業に努めたことや、昨年度は隔年で行っているボイラーの定期検査がありましたが、今年度は定期検査がなかった影響もあり増収・増益となりました。

これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。

 

連結売上高      5,170百万円  (前年同四半期比 0.7%増)

連結営業利益      999百万円  (前年同四半期比 13.0%増)

 

③ その他

当社高岡工場において設備更新工事のための定期点検停止が前年と比較し長期間となったことで、紙断裁選別包装・運送事業等の紙・パルプ製造事業を補助する「その他事業」につきまして減収・減益となりました。

これらにより、当事業の業績は以下のとおりとなりました。

 

連結売上高     12,436百万円  (前年同四半期比 15.8%減)

連結営業利益      29百万円  (前年同四半期比 64.2%減)

 

 

(2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は394百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(3) 主要な設備

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。