文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国や欧州での雇用情勢の改善を背景に個人消費は持ち直し、緩やかに回復している一方で米国の政策運営、英国の欧州連合(EU)離脱問題を含めた政治・経済情勢等により、先行き不透明な状況です。また、国内経済は、堅調な企業業績・雇用情勢を受けて個人消費も持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調が続いています。
このような状況の中で、当社グループは、平成29年度を最終年度とする第2次中期事業計画(平成27年5月28日発表)の経営目標達成に加え、平成29年4月に日清紡ホールディングス株式会社より譲り受けた紙製品事業及び三浦印刷株式会社が当社グループになり、洋紙事業やホーム&パーソナルケア事業におけるシナジー効果の早期発現に向け、グループ一体となって取り組んでいます。
平成29年度の取組みについては、紙・板紙事業の洋紙事業では、国内の洋紙需要減少に対し、非塗工紙等の付加価値品への販売品種構成の転換と卸商業態への平判品拡販を中心とした販売先業態構成の転換による販売構成の見直しにより収益改善を進めています。板紙・段ボール事業では、全体最適を踏まえた生販バランスの確立と製造原価低減に取り組み、生産性向上・売上拡大を目的とした段ボール生産設備の設備投資を順次進め、販売体制の強化を進めています。
ホーム&パーソナルケア事業では、日清紡ホールディングス株式会社より紙製品事業を譲り受け、「コットンフィール」や「シャワートイレのためにつくった吸水力が2倍のトイレットペーパー」等の付加価値品がラインナップに加わり、衛生用紙事業の強化が図れました。国内市場の状況については、世界で初めてセルロースナノファイバーを配合したトイレクリーナーを始め、今春の新商品やリニューアル品の販売が好調に推移しています。海外市場の状況については、前年度に販売を開始した韓国のフェミニンケア用品、タイのウェットワイプ等、海外事業の複合化に向けた商品カテゴリーの拡大が順調に進んでいます。
当第1四半期連結累計期間の連結業績は、以下のとおりとなりました。
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連結売上高 |
124,860 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
9.9%増 |
) |
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連結営業利益 |
751 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
84.3%減 |
) |
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連結経常利益 |
227 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
93.0%減 |
) |
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親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
797 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
35.6%減 |
) |
セグメントの状況は、次のとおりです。
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売上高 |
75,310 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
4.4%増 |
) |
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セグメント損失(△) |
△469 |
百万円 |
(前年同四半期は2,173百万円の利益) |
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新聞用紙は、新聞の発行部数減少の影響等により、販売数量・金額ともに前年同四半期を下回りました。
洋紙(新聞用紙を除く)の当第1四半期の国内需要は、前年同四半期並に推移しました。当社は販売品種構成と販売先業態構成の見直しを進め、販売数量は前年同四半期並となりましたが、販売金額は、印刷用紙の国内市況価格下落の影響から前年同四半期を下回りました。
板紙・段ボールは、通販や飲料を中心とした加工食品分野等の需要増加もあり、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
セグメント損失は、古紙価格の上昇による原材料コストの増加に加え、販売価格が下落したことにより、△469百万円の損失となりました。
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売上高 |
44,552 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
15.8%増 |
) |
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セグメント利益 |
866 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
54.5%減 |
) |
ホーム&パーソナルケア事業の国内事業については、すべての商品カテゴリーにおいて販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。商品カテゴリーごとの状況は次のとおりです。
衛生用紙は、日清紡ホールディングス株式会社からの紙製品事業の譲受による販売拡大もあり、特に付加価値品の販売が好調でした。
大人用紙おむつは、業務ルートで新規獲得が堅調に推移し、市販ルートでは、近年増加傾向にある薄くて快適性を求める方に、下着のように快適な装着感を提供できる「アテント 背モレ・横モレも防ぐうす型下着感覚テープ式」を新発売したことで、新規ユーザーの獲得が進みました。
ベビー用紙おむつは、新生児用(テープタイプ)とSサイズ(パンツタイプ)の販売強化を軸とした戦略により、拡販が進みました。
フェミニンケア用品は、リニューアルしたスリムナプキン「elis Megami 素肌のきもち」のプロモーションと連動した売場獲得によりトライアルを促進するとともに、吸水ケア用品の配荷を拡大しました。
ウエットワイプは、世界で初めてセルロースナノファイバーを配合したトイレクリーナー「キレキラ! 目に見えない汚れまで徹底トイレおそうじシートナノEX」の販売が好調に推移しました。
海外事業については、主力であるベビー用紙おむつの最大市場である中国において、需要が拡大する前四半期(10~12月)に大きく販売が伸長した反動で減販となりましたが、3月以降の販売実績は前年を大きく上回るペースに回復しており、売上・利益ともに順調に推移する見込みです。(中国、タイ、インドネシアは決算期が1~12月のため、1~3月実績が、当社グループの第1四半期に反映されます。)また、50%超の市場構成比を占めるミニマーケット業態で大きく配荷が拡大したインドネシア、新規配荷と合わせ店頭活動を強化したタイやベトナム、マレーシア等のASEAN諸国で拡販が進みました。さらに、中国や韓国での大人用紙おむつ、タイでのウエットワイプ等、ベビー用紙おむつ以外の商品カテゴリーの拡販も寄与し、海外売上全体で販売数量・金額ともに前年同四半期を大きく上回りました。
セグメント利益は、主に中国の販売促進費用が一時的に高まった影響を受け、前年同四半期を下回りました。
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売上高 |
4,998 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
68.8%増 |
) |
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セグメント利益 |
254 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
39.7%減 |
) |
主に売電事業、機械事業、木材事業であり、売上高はチップ販売及び売電の増加、連結子会社が増加したことにより、前年同四半期を上回りましたが、セグメント利益は、売電価格が下がったこと及びコストの高
い木材を販売したこと等により、前年同四半期を下回りました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ16,992百万円増加し、674,739百万円となりました。主な増減要因は、受取手形及び売掛金の増加8,143百万円、のれんの増加8,097百万円、たな卸資産の増加7,534百万円、土地の増加5,676百万円、投資その他の資産の増加5,068百万円、建物及び構築物(純額)の増加4,509百万円、有形固定資産その他(純額)の増加3,629百万円、無形固定資産その他の増加3,348百万円、現金及び預金の減少30,532百万円です。
負債は、前連結会計年度末に比べ16,375百万円増加し、483,043百万円となりました。主な増減要因は、流動負債その他の増加15,136百万円、支払手形及び買掛金の増加5,885百万円、未払法人税等の減少3,911百万円です。
純資産は、前連結会計年度末に比べ617百万円増加し、191,696百万円となりました。主な増減要因は、その他有価証券評価差額金の増加1,083百万円、非支配株主持分の増加564百万円、為替換算調整勘定の減少1,087百万円です。また、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.6ポイント減少し、26.2%となりました。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、820百万円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間末における当社及び連結子会社の従業員数は、連結子会社が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ1,428名増加し、11,022名となりました。セグメント別の従業員数は、次のとおりです。
(平成29年6月30日現在)
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
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紙・板紙 |
5,255 |
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ホーム&パーソナルケア |
4,399 |
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報告セグメント計 |
9,654 |
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その他 |
1,123 |
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全社(共通) |
245 |
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合計 |
11,022 |
(注)従業員数は就業人員数を表示しています。
連結子会社が増加したこと等により、当第1四半期連結累計期間における生産実績は、前年同四半期と比べ著しく増加しました。セグメント別の生産実績は、次のとおりです。
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セグメントの名称 |
金額(百万円) |
前年同四半期比(%) |
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紙・板紙 |
68,454 |
109.6 |
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ホーム&パーソナルケア |
30,566 |
118.0 |
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報告セグメント計 |
99,020 |
112.1 |
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その他 |
4,532 |
110.1 |
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合計 |
103,552 |
112.0 |
(注)金額は製造原価によっています。