文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国の保護主義的な通商政策により先行きの不透明感が高まったものの、緩やかな回復が続きました。米国は減税や雇用の拡大を支えに、個人消費は堅調に推移しました。輸出が好調な中国をはじめアジア新興国においても、総じて堅調に推移しました。国内経済では企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費は持ち直し、緩やかな回復が続きました。
このような状況の中で、当社グループは、2018年度から2020年度までの3年間を対象期間とする第3次中期事業計画(2018年5月31日発表)の経営目標達成に向け、急激な外部環境変化に対応可能な強靭な企業体質への革進とともに、長期ビジョンを見据えた成長戦略を果敢に実行します。
紙・板紙事業の洋紙事業については、新聞、出版物、チラシ・カタログ等印刷物の部数減や電子化への移行が進み、新聞巻取紙、印刷用紙の需要の減少幅が拡大していることから、情報用紙、包装用紙・機能材等の高付加価値品への販売品種シフトによる収益改善に取り組んでいます。板紙・段ボール事業については、段ボール原紙、段ボール製品の価格修正に取り組みました。
ホーム&パーソナルケア事業の国内事業については、2017年4月に日清紡ホールディングス株式会社より紙製品事業を譲り受けたことで高付加価値品の衛生用紙のラインナップが充実し、販売が順調に伸長しました。さらに大人用紙おむつでは新商品「アテント うす型パンツ下着安心プラス」の発売、フェミニンケア用品では「elis Megami 素肌のきもち」のリニューアル等が奏功し、当期も引き続き好調に拡販が進んでいます。海外事業については、主力のベビー用紙おむつが中国、タイにおいて販売が順調に推移したことに加え、各国において多品種販売による複合事業化を推進しています。
当第1四半期連結累計期間の連結業績は、以下のとおりとなりました。
|
売上高 |
128,889 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
3.2%増 |
) |
|
営業利益 |
4,383 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
483.5%増 |
) |
|
経常利益 |
3,757 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
1,557.4%増 |
) |
|
親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
1,751 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
119.7%増 |
) |
セグメントの状況は、次のとおりです。
|
売上高 |
76,698 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
1.8%増 |
) |
|
セグメント利益 |
2,411 |
百万円 |
(前年同四半期は△469百万円の損失) |
||
新聞用紙は、新聞の発行部数減少の影響等により、販売数量・金額ともに前年同四半期を下回りました。
洋紙(新聞用紙を除く)は、出版物、チラシ・カタログ等印刷物の部数減や電子化への移行が進み、印刷用紙は需要の減少幅が拡大し、販売数量・金額ともに前年同四半期を下回りました。販売品種構成の構造転換を進めてきた情報用紙、包装用紙・機能材は販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
板紙・段ボールは、通販や飲料を中心とした加工食品分野等の需要増加、また、段ボール原紙、段ボール製品の価格修正による影響もあり、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
セグメント利益は、段ボール原紙、段ボール製品の価格修正に取り組んだこと、及び工場でのコストダウンにより、前年同四半期のセグメント損失から黒字転換しました。
|
売上高 |
47,166 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
5.9%増 |
) |
|
セグメント利益 |
1,820 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
110.2%増 |
) |
国内事業については、衛生用紙は、汎用ティシュー、トイレット、古紙トイレット等の価格修正により、販売数量は前年同四半期を下回りましたが、高付加価値品の販売好調により、販売金額は前年同四半期を上回りました。
大人用紙おむつは、伸縮素材を採用し、見た目も履き心地も下着のような新しい価値を提供する「アテント うす型パンツ下着安心プラス」を発売し、新規ユーザーを獲得できたこと、及び業務ルートの新規獲得が堅調に推移したことにより、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
ベビー用紙おむつは、マーケット対象人口の減少・インバウンド需要減退の影響を受け、販売数量・金額とも前年同四半期を下回りました。
フェミニンケア用品は、リニューアルした「elis Megami 素肌のきもち」のプロモーションと連動した売場の獲得、及び成長市場である吸水ケアセグメントにおける吸水ライナー「ナチュラ さら肌さらり」の配荷拡大が寄与し、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
ウエットワイプは、「キレキラ!」シリーズ商品と除菌ウエット商品の販売好調により、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
海外事業については、主力のベビー用紙おむつにおいて、中国で超プレミアムゾーンの「天使シリーズ」やパンツタイプ等、販売単価と収益性の高い商品を中心に販売数量が順調に伸長したこと、タイでは、タイ国内だけでなく、ベトナム・ミャンマー・ラオス等を中心としたタイ周辺国で販売数量が増加したこと等により、競合他社との競争が激化したインドネシアや、少子化により市場が停滞気味の韓国での販売減をカバーし、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。さらに、各国において取組みを進めている複合事業化により、現地マーケットに対応した生理用ナプキンの新商品を追加ラインナップしたタイ、プレミアムトイレットロールの販売を開始した中国等での増販効果もあり、海外事業全体では販売数量・金額ともに前年同四半期を大きく上回りました。
セグメント利益は、主に海外事業において、ベビー用紙おむつを中心とした増販効果とともに、工場でのコストダウンや販売費の圧縮等に取り組んだことにより、前年同四半期を上回りました。
|
売上高 |
5,025 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
0.5%増 |
) |
|
セグメント利益 |
141 |
百万円 |
(前年同四半期比 |
44.5%減 |
) |
主に売電事業、機械事業、木材事業であり、売上高は、電力販売の増加により、前年同四半期を上回りましたが、セグメント利益は、チリの木材事業でコストの高い山林の伐採が増加したため、利益額が低下したことにより、前年同四半期を下回りました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、主に現金及び預金の増加、及び川之江工場への衛生用紙生産設備新設による建設仮勘定の増加により、前連結会計年度末に比べ19,480百万円増加し、705,621百万円となりました。
負債は、主に有利子負債の増加により、前連結会計年度末に比べ19,366百万円増加し、512,442百万円となりました。
純資産は、主に円高による為替換算調整勘定の減少があったものの、保有株式の時価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加、及び利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ114百万円増加し、193,179百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.7ポイント低下し、25.2%となりました。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、674百万円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。