文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復が続くものの、輸出や鉱工業生産は弱含み力強さを欠くものとなりました。個人消費は、雇用・所得環境の改善、株高・原油安にともなう消費者マインドの改善、訪日外国人消費を背景に底堅く推移し、住宅投資も持ち直しました。また、企業の設備投資計画は、円安を背景に増益となった製造業を中心として上方修正されました。ただし、中国や新興国を中心とする海外経済の減速により輸出が伸び悩んでおり、鉱工業生産の動向には在庫調整の遅れなど景気の足踏み状態も見られる状況となりました。
海外においては、米国経済は労働市場の回復を背景に個人消費や住宅投資が伸び、利上げ観測も注目されておりますが、資源価格の下落やドル高、中国の景気減速の影響を受ける業種への先行き懸念も高まっております。ユーロ圏では、緩やかな景気回復が続いているものの大幅な株価調整に見舞われるなど不安定な状況にあり、欧州中央銀行は量的緩和方針を堅持しております。また、中国においては景気減速、株価下落が表面化するなか、中国人民銀行による政策金利引き下げは3回におよび、預金準備率も2回引き下げられました。
段ボールの消費動向は、各分野での安定した需要動向により1-9月累計(速報値)での数量は前年から微増となりました。
このような環境下当社グループは、再生産可能な適正価格と、生産量の確保に努めてまいりました。
国内では、安定的かつ最大の需要がある食料品分野を中心に、その需要を確実に確保することができたことにより販売数量は前年比103.8%となりました。収益面においては、昨年からの主原材料価格および運送費の高止まりによるコスト増加要因に対し、製品価格の改定および内部合理化施策により収益改善への取り組みを進めてまいりました。それらが一定の成果を収めるとともに、エネルギー価格の低下も収益改善に寄与し、収益面では昨年を上回りました。
海外では、各地域において安定的な需要を確保できているとともに、新たな拠点としてフィリピンに設立したDynapac Packaging Technology(Philippines)Inc.が2月より、ベトナムでの2拠点目となるDynapac(Haiphong)Co.,Ltd.が8月より本格稼働しており、さらなる需要開拓を進めております。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は339億21百万円(前年同期比100.2%)、営業利益2億47百万円(前年同期比180.8%)、経常利益4億60百万円(前年同期比105.8%)および四半期純利益3億28百万円(前年同期は3億94百万円の四半期純損失)となりました。
セグメントの業績の状況は次のとおりであります。
① 包装材関連事業
当セグメントにおきましては、売上高は358億12百万円(前年同期比100.3%)、セグメント利益(営業利益)は3億17百万円(前年同期比118.3%)となりました。
② 不動産賃貸事業
当セグメントにおきましては、売上高は3億2百万円(前年同期比94.5%)、セグメント利益(営業利益)は1億93百万円(前年同期比198.9%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1億86百万円減少し578億3百万円となりました。これは、主に売掛債権を回収したことなどによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ14億49百万円減少し239億15百万円となりました。これは、主に短期借入金および長期借入金を返済したことなどによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ12億63百万円増加し338億88百万円となりました。これは、主に配当金の支払いによる減少があったものの、投資有価証券の時価の上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加および四半期純利益の計上などによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億6百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。