文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
また、第2四半期連結会計期間において、クラウン紙工業株式会社の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累計期間および前連結会計年度については暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しを反映しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」をご参照ください。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、回復基調がより明確なものとなりました。世界的な製造業の景気サイクル好転を受けた輸出の回復や底堅い国内需要によって鉱工業生産が伸びており、雇用所得環境の改善を背景に個人消費も堅調に推移しました。また、企業収益の改善に伴い設備投資も回復しています。海外経済については、米国が個人消費主導で景気回復を持続し、ユーロ圏のGDP増加も前期比年率2%台となりましたが、中国景気は持ち直してきているものの引締め方向の金融政策に伴い不動産やインフラ投資の伸びが鈍化しています。
段ボールの消費動向は、1-9月累計数量(速報値)が前年比102%と安定して推移しており、当社グループにおいては、生産面の合理化および収益重視の販売強化に注力し、主力製品の品質、サービスの向上や開発力の訴求に努めてまいりました。
段ボールの国内販売数量は、食料品・青果物をはじめ多くの分野で堅調に推移しました。特に衛生用品等で前年を大きく上回ったことなどにより、全体として前年比104%となりました。一方、主原材料である段ボール原紙価格が8月以降大幅に上昇したことにより、収益面では減益となりましたが、製品価格の改定に鋭意取り組んでおります。また、生産面においても引き続き、歩留りや生産性向上など工場運営の合理化と設備メンテナンスの強化に努めております。
海外においては、昨年来中国をはじめとしてベトナムにおいても主原材料価格が上昇したため、製品価格の改定に取り組んできております。ベトナムでは、ハイフォンの設備増強が完了したことから、既存のハノイと並び旺盛な需要を取り込める2拠点体制となりました。
なお、昨年策定した新・中期経営計画に掲げた「構造改革による収益強化」として、関東・東北エリアの紙器事業についてクラウン紙工業への再編集約が進展しているほか、関東段ボール事業の収益強化に向けた設備強化などの施策も具体化しつつあります。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は361億95百万円(前年同期比108.7%)、営業利益4億6百万円(前年同期比81.9%)、経常利益7億3百万円(前年同期比90.7%)および親会社株主に帰属する四半期純利益13億65百万円(前年同期比419.7%)となりました。
セグメントの業績の状況は次のとおりであります。
① 包装材関連事業
当セグメントにおきましては、売上高は390億14百万円(前年同期比110.1%)、セグメント利益(営業利益)は5億30百万円(前年同期比91.1%)となりました。
② 不動産賃貸事業
当セグメントにおきましては、売上高は2億96百万円(前年同期比100.8%)、セグメント利益(営業利益)は2億46百万円(前年同期比101.6%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ31億99百万円増加し680億24百万円となりました。これは、主に投資有価証券の含み益が増加したことなどによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ2億4百万円増加し262億68百万円となりました。これは、主に短期借入金の返済および長期借入金の返済などの減少要因を、投資有価証券の含み益が増加したことに伴う繰延税金負債の増加などの増加要因が上回ったことなどによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ29億95百万円増加し417億56百万円となりました。これは、主に投資有価証券の時価の上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加および親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加などによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億26百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。