文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、鉱工業生産が自然災害の影響を一時的に受けたものの、高水準の企業収益を背景に設備投資が増加基調にあり底堅い状況が続きました。一方、個人消費は、雇用情勢の改善が続きましたが、実質所得は伸び悩んでいることから抑制された動きとなりました。海外経済は、欧米ともに回復基調にある一方で、米国の保護主義的な通商政策や中国経済の減速傾向などの不透明な要因を含んでいます。
段ボールの消費動向は、1-9月累計数量(速報値)は前年比101%と概ね安定して推移しました。
このような環境下、当社グループの国内販売数量は、ケースは青果物分野をはじめ堅調に推移しましたが、一方でシートの販売数量が減少したことにより前年比100%となりました。収益面においては、昨年からの段ボール原紙価格の大幅上昇に伴い、製品価格の改定に鋭意取り組んでまいりましたが、原紙価格上昇による負担が先行したことに加え、重油をはじめとするエネルギーコストや運送コストの上昇負担により減益となりました。
海外事業は、中国は引き続き堅調に推移しました。ベトナムにおいては、昨年来上昇した段ボール原紙価格が依然強含みに推移していますが、製品価格の改定が寄与し収益面においては回復傾向にあります。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は384億43百万円(前年同期比106.2%)、営業損失5億31百万円(前年同期は営業利益4億6百万円)、経常損失2億6百万円(前年同期は経常利益7億3百万円)および親会社株主に帰属する四半期純利益3億71百万円(前年同期比27.2%)となりました。
セグメントの業績の状況は次のとおりであります。
① 包装材関連事業
当セグメントにおきましては、売上高は411億21百万円(前年同期比105.4%)、セグメント損失(営業損失)は5億18百万円(前年同期はセグメント利益5億30百万円)となりました。
② 不動産賃貸事業
当セグメントにおきましては、売上高は2億94百万円(前年同期比99.5%)、セグメント利益(営業利益)は2億44百万円(前年同期比99.1%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ29億40百万円減少し684億91百万円となりました。これは、主に投資有価証券の含み益が減少したことなどによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ5億71百万円増加し277億58百万円となりました。これは、投資有価証券の含み益が減少したことに伴う繰延税金負債の減少があったものの、主原材料の価格上昇を受けた仕入債務の増加などの増加要因が上回ったことなどによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ35億12百万円減少し407億32百万円となりました。これは、主に投資有価証券の時価の下落に伴うその他有価証券評価差額金の減少などによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億6百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。