文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用の安定や個人消費の緩やかな持ち直しが継続したものの、海外経済の減速にともないアジア向けを中心に輸出が減少し、鉱工業生産も弱い動きが続いており景気は横這いの状況となりました。政府は10月の月例経済報告において、「輸出を中心に弱さが長引いている」と基調判断を5か月ぶりに下方修正しています。海外経済は、米国の不透明な通商政策、ユーロ圏の中核国であるドイツ製造業の不振、中国経済の減速のほか、英国のEU離脱問題、日韓関係の悪化など、点在する地政学リスクの影響により先行き不透明な状況で推移しました。
段ボールの国内消費動向は、1-9月累計数量(速報値)では前年比100.2%とほぼ前年並みとなりました。
このような環境下、当社グループの国内販売数量は、主力分野である食料品や住宅設備関連で堅調に推移したことと、昨年7月からグループ化した旭段ボールの寄与によって前年比101.1%となりました。収益面においては、前四半期までの原材料の先行負担による影響は残るものの、昨年12月から鋭意取り組んできた製品価格の改定の効果が現れてきました。
海外事業では、中国市場においては、中国の景気減速による影響を受けましたが、東南アジア市場における業績の寄与によって、収益を確保することができました。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は407億74百万円(前年同期比106.1%)、営業損失4百万円(前年同期は営業損失5億31百万円)、経常利益3億29百万円(前年同期は経常損失2億6百万円)および親会社株主に帰属する四半期純利益87百万円(前年同期比23.5%)となりました。
セグメントの業績の状況は次のとおりであります。
① 包装材関連事業
当セグメントにおきましては、売上高は436億30百万円(前年同期比106.1%)、セグメント損失(営業損失)は39百万円(前年同期はセグメント損失5億18百万円)となりました。
② 不動産賃貸事業
当セグメントにおきましては、売上高は2億92百万円(前年同期比99.4%)、セグメント利益(営業利益)は2億44百万円(前年同期比100.0%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ19億31百万円減少し621億99百万円となりました。これは、主に投資有価証券の含み益が減少したことなどによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ4億86百万円減少し268億41百万円となりました。これは、投資有価証券の含み益が減少したことにともない繰延税金負債が減少したことなどによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ14億45百万円減少し353億57百万円となりました。これは、主に投資有価証券の時価の下落にともなうその他有価証券評価差額金の減少などによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億97百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。