当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による事業への影響については、今後も注視してまいります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症が変異株などで再拡大する中、個人消費は徐々にですが回復しつつあります。小売業の売上はスーパーマーケットが改善、コンビニエンスストアでも来客数の落ち込みが縮小、百貨店の売上も改善に向かっています。また、外食やレジャー関連の回復が遅れる一方で、巣籠り需要は引き続き好調、市場の二極化が続いています。
米国の経済は、コロナワクチンの接種の進展に伴い、人々の外出機会が増加、個人消費はサービス業を中心に復調、企業活動も拡大が続いています。一方、中国の経済は、コロナ感染の抑え込みに成功しており、全体としては順調な回復が続いていますが、小売業は緩やかな復調にとどまり、個人消費の回復は旅行・レジャーなどのサービス分野で遅れています。
このような状況の中、当社は「前進のためのリセット」をスローガンに掲げ、グループ全社が結束して新たな市場開拓、積極的な設備投資、品質管理の改善など業績の向上に努めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大は、当社グループの経営成績に影響を及ぼしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は368億44百万円(前年同期比2.2%増加)、営業利益は14億59百万円(前年同期比18.7%増加)、経常利益は16億円(前年同期比16.4%増加)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億69百万円(前年同期比23.8%増加)となりました。
セグメントごとの経営成績は次の通りであります。
① 紙加工品事業
当第2四半期連結売上高の68.8%を占めるこの部門では、紙袋(対連結売上高構成比26.3%)は、国内では新型コロナウイルス感染症拡大による個人消費の減速と一部の得意先の紙袋有料化の影響を受け販売は減少しました。しかし、特百嘉包装品貿易(上海)有限公司とザ・パックアメリカコーポレーションの海外子会社が好調に推移し、同上売上高は96億84百万円(前年同期比1.8%増加)となりました。
紙器(同上構成比23.9%)は、テイクアウト用の食品パッケージの販売が好調に推移し、同上売上高は88億6百万円(前年同期比17.9%増加)となりました。
段ボール(同上構成比15.7%)は、メーカーやEC市場向け販売が好調で、同上売上高は57億78百万円(前年同期比17.4%増加)となりました。
印刷(同上構成比2.9%)は、株式会社京浜特殊印刷、日幸印刷株式会社ともに売上が堅調に推移し、同上売上高は10億58百万円(前年同期比3.7%増加)となりました。
以上により、この部門の売上高は253億27百万円(前年同期比10.5%増加)となり、営業利益は14億16百万円(前年同期比18.6%増加)となりました。
② 化成品事業
当第2四半期連結売上高の14.4%を占めるこの部門では、紙おむつ用製品の販売減少や新型コロナウイルス感染症拡大による国内専門店向けの販売が減少したほか、昨年7月から実施されたレジ袋有料化の影響により、同部門の売上高は53億23百万円(前年同期比24.7%減少)となり、営業利益は1億63百万円(前年同期比33.5%減少)となりました。
③ その他
当第2四半期連結売上高の16.8%を占めるこの部門では、量販店向け用度品等の販売に回復の兆しが見え、また、カンナル印刷株式会社の売上も好調に推移し、同部門の売上高は61億92百万円(前年同期比2.4%増加)となり、営業利益は物流費の改善もあり3億78百万円(前年同期比45.4%増加)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ10億86百万円減少し、824億69百万円となりました。これは主に「現金及び預金」29億26百万円・「有価証券」6億2百万円・「投資有価証券」3億48百万円の増加、「受取手形及び売掛金」55億27百万円の減少によるものです。
当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ19億49百万円減少し、218億66百万円となりました。これは主に「支払手形及び買掛金」17億34百万円・「電子記録債務」3億21百万円の減少によるものです。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ8億63百万円増加し、606億3百万円となりました。これは主に「利益剰余金」4億99百万円・「その他有価証券評価差額金」2億20百万円の増加によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の残高は、前第2四半期連結累計期間に比べて10億16百万円(5.3%)減少し、181億51百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益の計上が15億95百万円となり、仕入債務の減少20億89百万円、たな卸資産の増加2億7百万円等があった一方、売上債権の減少55億77百万円、減価償却費10億7百万円等により61億43百万円の収入(前第2四半期連結累計期間は29億3百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却による収入44億2百万円等があった一方、有価証券の取得による支出50億5百万円、有形固定資産の取得による支出18億1百万円等により27億64百万円の支出(前第2四半期連結累計期間は14億14百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額5億69百万円等により5億23百万円の支出(前第2四半期連結累計期間は6億8百万円の支出)となりました。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億98百万円であります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。