文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費や設備投資環境の改善から、緩やかな拡大基調となりました。一方、海外経済では、米国による保護主義的貿易政策の台頭が世界の貿易収縮の懸念を増大させ、ことに米中貿易戦争ともいうべき状態がわが国経済に直接的、間接的にも大きく影響を及ぼすリスクが増大している状況であります。
このような経営環境のもと、当社グループは引き続き「TPS(トータル・パッケージング・ソリューション)提案」により顧客満足を徹底的に追及するとともに、全社をあげてイノベーション活動に取り組み、業績向上に努めてまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、フィルム製品、樹脂成型品および段ボール製品の増加により、143億1百万円(前年同期比3.7%増)となりました。利益については、国際的な原油および古紙市況の大幅上昇により当社製品の原料および燃料コストが急上昇したことを受け、販売価格修正の活動を推進したものの転嫁が一部にとどまり、営業利益は6億17百万円(前年同期比30.3%減)、経常利益は7億40百万円(前年同期比28.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億84百万円(前年同期比34.0%減)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(緩衝機能材事業)
パルプモウルド部門は、工業用と青果物分野で一部増加したものの、鶏卵分野での卵価下落や夏場の酷暑の影響で減少となりパルプモウルド部門の売上高は35億90百万円(前年同期比1.9%減)となりました。
段ボール部門は、段ボール原紙価格上昇分の販売価格への転嫁が進んだことで、売上高は23億70百万円(前年同期比4.8%増)と増収となりました。
成型部門は、樹脂成型品の生産販売を開始したことで、売上高は従来の宙吊式包装容器(ゆりかーご)と合わせて3億90百万円(前年同期比653.6%増)となりました。
その結果、当事業の売上高は63億51百万円(前年同期比6.3%増)となりましたが、原料および燃料費の増加や樹脂成型品の立ち上げによる初期費用等でセグメント利益は5億11百万円(前年同期比4.7%減)となりました。
(包装機能材事業)
フィルム部門は、食品容器用フィルムが国内の中食需要増の影響もあり好調が継続したこと、また、積極的な機能性フィルムの拡販が奏功し増収となり、フィルム部門の売上高は31億84百万円(前年同期比5.1%増)となりました。
重包装袋部門は、国内は製粉・合成樹脂向けが好調で増収となりましたが、海外は中国経済の減速による物量減少および現地マーケットの競争激化等で減収となり、重包装袋部門の売上高は43億81百万円(前年同期比3.3%減)となりました。
その結果、当事業の売上高は75億66百万円(前年同期比0.0%増)となりましたが、海外において原材料価格の上昇影響が大きく、セグメント利益は7億16百万円(前年同期比23.6%減)となりました。
(その他)
売上高は3億83百万円(前年同期比50.5%増)となり、セグメント利益は22百万円(前年同期は3百万円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて1億8百万円減少し、209億24百万円となりました。
流動資産については、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)、たな卸資産の増加等により前連結会計年度末に比べて30百万円増加しております。固定資産については、有形固定資産、投資有価証券の減少等により、前連結会計年度末に比べて1億39百万円減少しております。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は75億50百万円となり、前連結会計年度末に比べて5百万円の減少となりました。流動負債については、支払手形及び買掛金(電子記録債務を含む)、短期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べて1億62百万円増加しております。固定負債については、長期借入金の返済等により、前連結会計年度末に比べて1億68百万円減少しております。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は133億74百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億3百万円の減少となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は64百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。