第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

  当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約などの決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)  業績の状況

(単位:百万円)

 

平成27年3月期
第3四半期
連結累計期間

平成28年3月期
第3四半期
連結累計期間

増減額

売上高

38,313

40,476

2,162

営業利益

720

1,341

620

経常利益

968

1,577

608

親会社株主に帰属する四半期純利益

543

736

192

 

 

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用の改善など、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかし、中国をはじめとする新興国の景気減速や原油価格の下落など、先行き不透明な状況にあります。

このような状況のもと、受注部門ではデータプリントサービスの事業が好調に推移し、製品販売部門ではネット通販向け商品の販売が順調に推移いたしました。連結子会社が営むバイオマス発電も今期より本格稼働し順調に推移いたしました。この結果、当社グループの第3四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期比5.6%増404億76百万円となりました。

利益面では原価率がやや上昇したものの、売上高の増加により売上総利益が増加いたしました。販売費及び一般管理費は減少し、営業利益は13億41百万円前年同四半期比86.1%増)となり、経常利益は15億77百万円前年同四半期比62.8%増)と大幅増益となりました。また特別利益は補助金収入4億61百万円、投資有価証券売却益86百万円などで合計5億47百万円を計上し、特別損失は固定資産の減損損失5億52百万円など合計で5億82百万円を計上いたしました。この結果、法人税等税負担調整後の親会社株主に帰属する四半期純利益は7億36百万円前年同四半期比35.3%増)となりました。

平成27年11月に家庭用ホームセキュリティグッズのトップメーカーであるリーベックス株式会社の株式を100%取得し連結子会社といたしました。また連結子会社の兵庫ナカバヤシ株式会社がヤンマーアグリイノベーション株式会社と連携し、兵庫県養父市においてにんにくの栽培を開始するなど、新規事業の創出に取り組みました。

なお、当社グループは「収益力の強化」「成長力の推進」「株主価値の向上」を基本方針とする『中期経営計画「つぎつぎと、次のこと。」(2016年3月期~2018年3月期)』を策定し、平成27年11月20日に公表いたしております。

 

セグメントの状況は以下のとおりですが、当第3四半期連結会計期間より報告セグメントの名称を変更しており、従来の「環境事務機器関連事業」を「環境・オフィス関連事業」、「PC周辺機器関連事業」を「デジタルガジェット関連事業」、「ベビー&シルバー関連事業」を「ベビー・メディカル関連事業」にそれぞれ変更しております。当該変更は名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。

[印刷製本関連事業]

図書館ソリューション部門は図書製本から図書館総合業への転換を図るべく、引き続き蔵書管理システムの導入や公共図書館等からのアウトソーシング事業の受注拡大に努めました。手帳部門は年玉手帳や市販手帳の受注拡大に努めましたが、競争の激化や選別受注などにより受注高は減少いたしました。データプリントサービスはBPO事業の受注が好調に推移したため、売上高、利益に大きく寄与いたしました。

この結果、当事業の売上高は199億61百万円前年同四半期比3.0%増)、営業利益は4億89百万円前年同四半期比109.0%増)となりました。

[ステーショナリー関連事業]

「スイング・ロジカルノート」や「ロジカル・エアーノート」シリーズに人気キャラクターの新柄を投入するなどノートの拡販に注力いたしました。またネット通販向けの商品や中国でのアルバムの販売が順調に推移いたしました。一方で国内外工場の生産性の向上や経費削減の効果もあり、採算性は大幅に向上いたしました。

この結果、当事業の売上高は95億58百万円前年同四半期比1.7%増)、営業利益は3億73百万円前年同四半期比172.6%増)となりました。

[環境・オフィス関連事業]

シュレッダは金融機関などの大手民間企業や官公庁を中心に販売強化を図りました。また新発売の機密レベルや処理量に応じて細断寸法が選択できる「マルチセキュリティシュレッダ」の販売に注力いたしました。オフィス家具のネット販売は商品アイテムの充実やショールームの有効活用などにより、順調に推移いたしました。

この結果、当事業の売上高は42億24百万円前年同四半期比8.1%増)、営業利益は2億82百万円前年同四半期比39.1%増)となりました。

[デジタルガジェット関連事業]

家電量販店、ネット通販向けにスマートフォン・タブレット関連商品などの販売が順調に推移いたしましたが、各種ケーブルなどは低迷いたしました。また円安の影響などにより原価率は上昇し採算性は低下いたしました。

この結果、当事業の売上高は27億32百万円前年同四半期比11.3%増)、営業利益は1億43百万円前年同四半期比25.6%減)となりました。

[ベビー・メディカル関連事業]

チャイルドシートは次世代安全基準を見据えた製品「レスティロ」を新発売するなど、「純日本製」製品をアピールいたしました。しかし、原価率の上昇、設備投資負担、価格競争などにより採算性は依然厳しい状況にあります。メディカル部門はカルテワゴンや点滴スタンドの販売を中心に堅調に推移いたしました。

この結果、当事業の売上高は12億27百万円前年同四半期比5.7%減)、営業損失は1億43百万円前年同四半期営業損失36百万円)となりました。

[その他]

その他は、連結子会社の松江バイオマス発電株式会社が営む発電事業、ウーマンスタッフ株式会社が営む人材派遣業、日本通信紙株式会社が営むアウトソーシング事業などであり、特に発電事業が順調に推移し、売上高、利益に寄与いたしました。

この結果、売上高は27億71百万円前年同四半期比48.9%増)、営業利益は3億20百万円前年同四半期比197.2%増)となりました。

 

(2)  財政状態の分析

①資産

流動資産は、前連結会計年度末に比べて16億5百万円減少し、238億9百万円となりました。これは商品及び製品が6億35百万円、仕掛品が2億32百万円、原材料及び貯蔵品が1億80百万円それぞれ増加しましたが、現金及び預金が23億26百万円、受取手形及び売掛金が7億28百万円それぞれ減少したことなどによります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて49百万円増加し、265億96百万円となりました。これは建設仮勘定(有形固定資産の「その他」)が30億34百万円減少しましたが、機械装置及び運搬具が24億61百万円、建物及び構築物が7億91百万円それぞれ増加したことなどによります。

この結果、当第3四半期連結累計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べて15億55百万円減少し、504億5百万円となりました。

②負債

流動負債は、前連結会計年度末に比べて26億50百万円減少し、159億64百万円となりました。これは短期借入金が12億5百万円、未払金(流動負債の「その他」)が5億43百万円、支払手形及び買掛金が4億4百万円それぞれ減少したことなどによります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて8億30百万円増加し、125億8百万円となりました。これは退職給付に係る負債が1億86百万円減少しましたが、長期借入金が9億19百万円増加したことなどによります。

この結果、当第3四半期連結累計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて18億20百万円減少し、284億73百万円となりました。

③純資産

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2億64百万円増加し、219億32百万円となりました。これは繰延ヘッジ損益が57百万円、利益剰余金が49百万円それぞれ減少しましたが、非支配株主持分が2億39百万円増加し、自己株式が1億16百万円減少したことなどによります。

この結果、当第3四半期連結累計期間末の自己資本比率は41.1%となり、前連結会計年度末に比べて1.3ポイント上昇いたしました。

(3)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

(4)  研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は59百万円であります。

(5)  主要な設備

① 新設、休止、大規模改修、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変動があったものは、次のとおりであります。
a. 新設

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの
名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

その他

合計

兵庫
ナカバヤシ㈱

関宮分工場
(兵庫県養父市)

その他

水耕栽培設備

31

66

98

松江
バイオマス
発電㈱

本社
(島根県松江市)

その他

木質バイオマス
発電設備

959

2,592

4

3,556

 

(注) 1  帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品及びソフトウエアの合計であります。

2  金額には消費税等は含んでおりません。