第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。これによる財政状態および経営成績への影響は軽微であります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績に関する分析

 当第3四半期連結累計期間における世界経済は、夏場に新型コロナウイルス感染再拡大やそれにともなうサプライチェーンの混乱により足踏みが見られたものの、先進国を中心に回復が進展しました。わが国経済は、米国や欧州などの経済回復を背景に製造業での改善傾向が継続したものの、断続的な新型コロナウイルスの感染拡大により先行き不透明な状況が続きました。

 当社グループの関連市場であるエレクトロニクス業界におきましては、世界的な半導体の供給不足などの影響が自動車生産において見られましたが、自動車の電装化および電動化の進展や設備投資の回復などにより関連部品の需要が増加しました。

 このような状況の中、アルミ電解コンデンサ用セパレータは、車載向けや産業機器向けを中心に好調が継続し、通信設備関連の需要も引き続き堅調に推移したこともあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は10,793百万円(前年同四半期比2,229百万円、26.0%増)となりました。

 機能材は、リチウムイオン電池用セパレータが好調に推移したものの、海外における風力発電向けの電気二重層キャパシタ用セパレータが減少したため、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,775百万円(前年同四半期比60百万円、2.1%減)となりました。

 この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は13,568百万円(前年同四半期比2,168百万円、19.0%増)となりました。

 利益面におきましては、原材料や燃料価格上昇の影響が見られ始めたものの、売上高の増加にともなう稼働率向上および効率的な生産推進の取組みによる原価率の低減などもあり、営業利益は3,265百万円(前年同四半期比1,302百万円、66.3%増)、経常利益は3,333百万円(前年同四半期比1,430百万円、75.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,333百万円(前年同四半期比951百万円、68.9%増)となりました。

 

  ②財政状態に関する分析

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ913百万円増加し、25,939百万円となりました。

 流動資産は、現金及び預金の減少、原材料及び貯蔵品の減少等がありましたが、受取手形及び売掛金の増加、商品及び製品の増加等により、前連結会計年度末に比べ1,124百万円増加し、15,680百万円となりました。固定資産は、有形固定資産の取得等がありましたが、有形固定資産の減価償却実施等により、前連結会計年度末に比べ210百万円減少し、10,258百万円となりました。

 負債は、前連結会計年度末に比べ1,194百万円減少し、7,230百万円となりました。

 流動負債は、短期借入金の純減、未払金の減少、未払法人税等の減少等により、前連結会計年度末に比べ547百万円減少し、4,432百万円となりました。固定負債は、長期借入金の約定返済等により、前連結会計年度末に比べ646百万円減少し、2,798百万円となりました。

 純資産は、剰余金の配当の実施、親会社株主に帰属する四半期純利益2,333百万円等を計上したことによる利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ2,107百万円増加し、18,708百万円となりました。

 

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は314百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。