第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、財政状態及び経営成績の異常な変動等、または、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態及び経営成績の分析】

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)におけるわが国経済は、4~6月期の実質GDPはマイナス成長でしたが、7~9月期はプラス成長に転じ、全体としては緩やかな回復基調が継続しました。
しかし、企業収益が好調に推移する一方で、設備投資や個人消費の回復は力強さに欠け、強弱入り混じった状況でした。

 企業部門は円安効果と原油安に伴うコスト低減によって利益の改善傾向が続きましたが、それが製造業の生産増加には必ずしも結びついていません。次第に中国・新興国の景気減速感が強まり、資本財を中心に中国・アジア向けの輸出は伸び悩みました。こうした外需環境の不透明感もあって、設備投資には慎重な姿勢がやや強まりました。

 家計部門では、雇用環境は良好ながら、実質雇用者報酬は伸び悩み、円安による食料価格の上昇などが消費者マインドに影響して、消費の回復は緩慢なままでした。

 当社グループの主要事業は国内の生産動向の影響を受けやすい産業用包装資材の製造・販売であります。当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、フィルム製品の出荷数量は減少しましたが、重包装袋、コンテナーは数量を増やしました。海外子会社は引き続き好調で、販売数量を伸ばしました。売上高は15,162百万円で、前年同期に比して519百万円の増収となりました。損益については、全体に原価を低減させて利益を伸ばし、営業利益779百万円(前年同期比246百万円の増益)、経常利益857百万円(同227百万円の増益)、親会社株主に帰属する四半期純利益584百万円(同164百万円の増益)となりました。
 なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

セグメントの業績を示すと、次の通りであります。

①重包装袋

 重包装袋セグメントの主力製品であるクラフト紙袋は、業界全体の当第3四半期連結累計期間出荷数量(ゴミ袋を除く)は、前年同期比+0.3%とわずかながら増加しました。ただし、前年は第1四半期連結会計期間に消費増税前駆け込み需要の反動による落ち込みがあったことを踏まえると、実質的には減少でした。合成樹脂、製粉、その他食品等の用途が増加、セメント、砂糖・甘味、飼料等の用途が減少しました。

 当社の売上数量は前年同期比+4.3%で、業界全体よりも大きく増加しました。合成樹脂、化学薬品、その他食品等の用途が増加、一方で、砂糖・甘味用途は減少しました。

 子会社の九州紙工㈱の売上数量は、九州地区の作況が芳しくなかった米麦袋は減少しましたが、積極的な営業で一般袋の新規受注を増やし、前年同期比+3.9%でした。山陰製袋工業㈱の当第3四半期連結累計期間(1~9月)は、同じく作況が原因で米麦袋が期待した数量に達せず、また養殖魚飼料用途等が不調だったことで、前年同期比で2.2%減少しました。タイ昭和パックス㈱の当第3四半期連結累計期間(1~9月)は、タイの国内経済成長率の鈍化はありましたが、前年後半以来の好調を維持、底貼袋の出荷も増やして、売上数量は前年同期比で10.8%の伸びとなりました。

 当セグメントの当第3四半期連結累計期間売上高は9,816百万円で、前年同期に対し4.7%の増収となりました。

②フィルム製品

 フィルム製品の業界全体の当第3四半期連結累計期間の出荷量は、前年同期比で産業用は前年並み、前年は4~6月期に消費増税後の反動で減少した農業用は、前年同期との比較では若干増加しました。主原材料であるポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂の価格は、原油安を受けて、値下がり傾向が続きました。

 当社の売上数量は、産業用を大きく減らし、農業用も微減で、量的には不振が続きました。一方で連結子会社㈱ネスコは売上数量を若干増やしました。

 当セグメントの当第3四半期連結累計期間売上高は2,611百万円で、前年同期に対し5.5%の減収となりました。

③コンテナー

 粒状内容物の大型輸送用ワンウェイ・フレコンは、国内生産品では、除染用途が海外生産品に移行して大きく減少しましたが、窯業土石品、飼料用途が増加しました。海外からの輸入数量は前年同期からやや減少しています。

 当社のワンウェイ・フレコン「エルコン」の売上数量は、自社製品、輸入販売品いずれも増加し、全体では前年同期比+12.9%でした。大型ドライコンテナー用インナーバッグ「バルコン」は減少しました。液体輸送用では、1,000ℓポリエチレンバッグ「エスキューブ」は順調に数量を増やし、液体輸送用コンテナーライナー「エスタンク」も前年の不振から復活しつつあります。

 当セグメントの当第3四半期連結累計期間売上高は1,477百万円で、前年同期に対し10.9%の増収となりました。

④不動産賃貸

 賃貸用不動産の内容に大きな変動はありませんが、契約内容に若干の変動があり、当セグメントの当第3四半期連結累計期間売上高は前年同期に対して4.9%減の191百万円でした。

 

(2)財政状態

(資産)

 当社グループの当第3四半期連結会計期間末総資産は23,563百万円で、前連結会計年度末に比べて1,280百万円増加しました。主な増加要因は現金及び預金1,141百万円、電子記録債権112百万円および投資有価証券153百万円です。

(負債)

 負債合計は11,085百万円で、前連結会計年度末に比べて828百万円増加しました。主な増加要因は電子記録債務
1,012百万円、営業外電子記録債務240百万円です。主な減少要因は短期借入金366百万円です。

(純資産)

 純資産合計は12,478百万円で、前連結会計年度末に比べて452百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益584百万円、剰余金の配当支払106百万円および為替換算調整勘定の減少150百万円等によります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、158百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

 当第3四半期連結累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。