第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等、または、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)における我が国経済は、底堅く推移しましたが、足踏み感が続く情勢でした。

 4~6月期の実質GDPは3四半期連続のプラス成長でした。中国経済減速の影響がアジア諸国や世界に波及して、一部に底入れはあったものの輸出の低調が続いたことを背景に、鉱工業生産は一進一退となりました。しかし、良好な雇用情勢や所得環境の改善により、個人消費は緩やかな回復が持続、内需は堅調に推移しました。

 企業収益は、内需型、非製造業を中心として高水準を維持しましたが、4~6月期は経常利益が2四半期ぶりに減少し、9月の業況判断DIは全規模全産業で6月時点より低下、先行き判断DIも低下し、慎重な見方が広がっています。

 企業の設備投資は、構造的要因から、省力化、維持更新とソフトウェア投資の需要が強く、増加基調が続きますが、短期的には一服感が強まる可能性があります。

 一方で、雇用所得環境は、ペースは鈍化したものの、改善が続き、個人消費は増加が続きました。10月に消費税率引上げが実施されましたが、負担増に対する様々な緩和策で消費の大幅な落ち込みは避けられる様相です。

 今後とも、世界景気が全般的に勢いに欠ける中、輸出の力強い回復は予想しにくく、引き続き内需に景気の緩やかな回復を牽引する期待がかかります。

 当社グループの主要事業は国内生産動向の影響を受けやすい産業用包装資材の製造・販売であります。当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は10,897百万円で前年同期に比して102百万円の増収となりました。損益につきましては、営業利益688百万円(前年同期比22百万円の減益)、経常利益758百万円(同20百万円の減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益533百万円(同8百万円の減益)となりました。

セグメントの業績を示すと、次の通りであります。

 

○重包装袋

 重包装袋部門の主力製品であるクラフト紙袋は、業界全体の当第2四半期連結累計期間出荷数量(ゴミ袋を除く)は、前年同期を2.0%下回りました。米麦袋が毎年の漸減に加えて一部出荷が前年度3月に先取りされたこともあって大きく減少、合成樹脂、塩などの用途も減少しました。その他食品、飼料、セメントなどの用途は増加しました。昨夏値上がりした重包装袋の原紙価格に、大きな変動はありませんでした。

 当社のクラフト紙袋の売上数量は前年同期比△3.6%で、業界の減少幅を上回りました。米麦袋は業界の幅ほどには減りませんでしたが、砂糖・甘味、合成樹脂、化学品用途が減少し、業界内シェアを下げる結果となりました。

 子会社の九州紙工㈱の売上数量は、米麦袋は減少しましたが、冷凍魚分野の持ち直しや茶袋の増加があり、全体で前年同期比△0.8%の微減でとどめました。タイ昭和パックス㈱の当第2四半期連結累計期間(1~6月)は、中国経済減速の影響を被った顧客の生産量が落ちこんだため、毎月の売上数量の前年割れが続き、前年同期比10.8%の大幅減少となりました。山陰製袋工業㈱の当第2四半期連結累計期間(1~6月)の売上数量は、米麦袋の先取り出荷の関係で1~3月は前年同期比増加、4~6月は減少となり、全体では+1.3%の微増でした。

 原紙値上がり分の製品価格への転嫁を進めた効果があり、当セグメントの第2四半期連結累計期間売上高は6,920百万円で、前年同期に対し1.0%の増収となりました。

○フィルム製品

 フィルム製品の業界全体の当第2四半期連結累計期間の出荷量は、前年同期と比べて産業用は減少、農業用は増加しました。主原料であるポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂の価格は、1~3月期に昨夏の上昇分を値戻しし、その後にポリスチレン樹脂は若干値上がりしました。

 当社の売上数量は、産業用、農業用ともに増加し、合計で前年同期比+4.9%でした。産業用で広幅ポリエチレンフィルム、ポリスチレンフィルム「エスクレア」、農業用でハウス用農サクビフィルムなどが増加しました。

当セグメントの当第2四半期連結累計期間売上高は1,808百万円で、前年同期に対して4.9%の増収となりました。

 

○コンテナー

 粒状内容物の大型輸送用ワンウェイ・フレコンは、業界の出荷量は、国内生産品、海外生産品合計の前年同期比で、飼料、食品用途が増加、化学工業品、窯業土石品用途が減少しました。総出荷量では前年同期から微増となりました。海外からの輸入量の全体もやや増加しています。

 当社のワンウェイ・フレコン「エルコン」の売上数量は、前年同期比で減少し△3.6%でした。大型ドライコンテナー用インナーバッグ「バルコン」、液体輸送用1,000ℓポリエチレンバック「エスキューブ」、液体輸送用コンテナーライナー「エスタンク」は、いずれも前年同期から数量を減らしました。
 当セグメントの当第2四半期連結累計期間売上高は1,089百万円で、前年同期に対して3.3%の減収でした。

○不動産賃貸

 賃貸契約内容に若干の変動があって、当セグメントの当第2四半期連結累計期間売上高は前年同期から2.3%減の129百万円でした。

(2)財政状態

(資産)

 当社グループの当第2四半期連結会計期間末総資産は25,539百万円で、前連結会計年度末に比べて682百万円減少しました。主な減少要因は現金及び預金208百万円、受取手形及び売掛金455百万円です。

(負債)

 負債合計は8,807百万円で、前連結会計年度末に比べて1,271百万円減少しました。主な減少要因は支払手形及び買掛金505百万円、電子記録債務365百万円および短期借入金436百万円です。

(純資産)

 純資産合計は16,731百万円で、前連結会計年度末に比べて588百万円増加しました。主な増加要因は親会社株主に帰属する四半期純利益533百万円、主な減少要因は剰余金の配当93百万円です。

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて212百万円減少して6,430百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は518百万円(前年同期比745百万円の収入減)となりました。主な内訳は税金等調整前四半期純利益で747百万円、減価償却費で260百万円、売上債権の減少で534百万円、仕入債務の減少で△853百万円ならびに法人税等の支払で△233百万円です。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は219百万円(同95百万円の支出増)となりました。主な内訳は有形固定資産の取得による支出で200百万円です。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は537百万円(同50百万円の支出減)です。主な内訳は短期・長期借入金の返済で439百万円、配当金の支払による支出で93百万円です。

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は107百万円であります。
 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(7)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

 当第2四半期連結累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。