当第2四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等、または、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)は、新型コロナウィルス感染症の流行により、世界各国で都市封鎖や移動制限が敷かれ、我が国でも一時的に緊急事態宣言がなされる事態に至ったため、4~6月期は、世界中で経済停滞を余儀なくされました。7~9月になり、経済活動は徐々に上向いてはいるものの、感染症流行は沈静化しつつあるとは言えない状態であり、正常化にはいまだ時間を要すると思われます。
4~6月期の我が国の実質GDPは過去最大のマイナス成長となりました。輸出、鉱工業生産、個人消費、全てにわたってマイナスとなり、企業収益は全産業売上高が前期比で史上最大の落込み、経常利益は5四半期連続かつ3割近い減益になりました。
しかし、財輸出がまず中国向けが復調して6月に3ヵ月ぶりにプラスに転じ、その後も輸送機械が急回復、資本財と電子部品・デバイスも上向いて、ペースは緩やかながら回復が続きました。鉱工業生産指数も6月に自動車の大幅増産で5ヵ月ぶりに上昇し、7月以降もプラスが持続しています。個人消費は6月の消費活動指数が耐久消費財の回復などで7ヵ月ぶりに前月比でプラスに転じましたが、7月に再び低下し夏場に回復が頭打ちとなりました。雇用環境は、有効求人倍率が2014年以来の水準まで落ち込み、月次の現金給与総額も前年同月割れが続いています。こうした雇用所得環境の悪化が消費の重石となっています。かつて景気回復の牽引役を期待されたインバウンド需要は4月以降ほぼゼロの状態が続いています。2020年度の設備投資はソフトウェア投資が伸びて下支えするものの、全体では計画が下方修正されて前年度比で減少する見込みです。
この結果、7~9月期の実質GDPは大幅なプラス成長になるものの、4~6月の落込みと比べて回復は限定的なものになる見通しです。
当社グループの主要事業は国内生産動向の影響を受けやすい産業用包装資材の製造・販売であり、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対して減収減益となりました。売上高は10,214百万円で前年同期に比して682百万円の減収でした。損益は、営業利益615百万円(前年同期比72百万円の減益)、経常利益692百万円(同66百万円の減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益481百万円(同51百万円の減益)となりました。
セグメントの業績を示すと、次の通りであります。
○重包装袋
重包装袋部門の主力製品であるクラフト紙袋は、業界全体の当第2四半期連結累計期間出荷数量(ゴミ袋を除く)は、前年同期を7.3%下回りました。化学薬品、合成樹脂といった産業用途が大幅に減少、米麦袋は3月に先取りされた関係でもともと少なかった前年同期からさらに微減、製粉、砂糖・甘味、塩、澱粉、飼料など食品用途も軒並み減少し、微増だったセメントを除いた全用途で減少となりました。重包装袋の原紙価格は、大きな変動はありませんでしたが弱含みで推移しました。
当社のクラフト紙袋の売上数量は前年同期比△7.2%で、業界と同様に、化学薬品、合成樹脂、砂糖・甘味、塩などほぼすべての用途で減少しましたが、製粉用途は増加しました。
子会社の九州紙工㈱の売上数量は、九州地区のコメの作況不良と茶葉の需要縮小で米袋・茶袋が減少し、全体で前年同期比△3.3%でした。タイ昭和パックス㈱の当第2四半期連結累計期間(1~6月)は、前年が中国経済減速の影響を被り大きく落ちこんだところ、当期は新型コロナウィルス感染症の影響で生産活動に支障が出ることを危惧した顧客が在庫積み増しに動いたこともあって、毎月の売上数量が前年同月を上回る月が続きました。その結果、累計では前年同期比1.4%の微増となりました。山陰製袋工業㈱の当第2四半期連結累計期間(1~6月)の売上数量は、4月以降顧客の減産が本格化し、累計では6.9%の減少でした。
当セグメントの第2四半期連結累計期間売上高は6,439百万円で、前年同期に対し7.0%の減収となりました。
○フィルム製品
フィルム製品の業界全体の当第2四半期連結累計期間の出荷量は、前年同期と比べて産業用、農業用ともに減少しました。主原料であるポリエチレン樹脂の価格は、ナフサ価格の変動を受けて値下がりしましたが、その後値上げの動きが出てきています。
当社の売上数量も、産業用、農業用ともに減少し、合計で前年同期比△8.1%でした。サクランボ用農業フィルムを除いたすべての品目で減少しました。
当セグメントの当第2四半期連結累計期間売上高は1,650百万円で、前年同期に対して8.7%の減収となりました。
○コンテナー
粒状内容物の大型輸送用ワンウェイ・フレコンは、業界の出荷量は、国内生産品と海外生産品の合計で前年同期から増加しました。食品用途が減少した以外は、化学工業品、合成樹脂、窯業土石品、飼料などすべての用途で増加しています。海外からの輸入量の全体も増加しました。
当社のワンウェイ・フレコン「エルコン」の売上数量は、前年度の失注分を一部取り戻し、前年同期比で11.7%の増加となりました。大型ドライコンテナー用インナーバッグ「バルコン」、液体輸送用1,000ℓポリエチレンバック「エスキューブ」は前年同期から減少しましたが、液体輸送用コンテナーライナー「エスタンク」は増加しました。
当セグメントの当第2四半期連結累計期間売上高は1,099百万円で、前年同期に対して0.9%の増収でした。
○不動産賃貸
賃貸契約内容に変動はありません。当セグメントの当第2四半期連結累計期間売上高は前年同期から0.5%減の128百万円でした。
(2)財政状態
(資産)
当社グループの当第2四半期連結会計期間末総資産は26,466百万円で、前連結会計年度末に比べて1,061百万円増加しました。主な増加要因は現金及び預金472百万円および投資有価証券991百万円、主な減少要因は受取手形及び売掛金379百万円および電子記録債権135百万円です。
(負債)
負債合計は8,585百万円で、前連結会計年度末に比べて82百万円増加しました。主な増加要因は繰延税金負債304百万円です。
(純資産)
純資産合計は17,880百万円で、前連結会計年度末に比べて979百万円増加しました。主な増加要因は親会社株主に帰属する四半期純利益481百万円およびその他有価証券評価差額金681百万円、主な減少要因は剰余金の配当84百万円および為替換算調整勘定116百万円です。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて481百万円増加して7,253百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,111百万円(前年同期比592百万円の収入増)となりました。主な内訳は税金等調整前四半期純利益で691百万円、減価償却費で244百万円、売上債権の減少で496百万円ならびに法人税等の支払で△181百万円です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は481百万円(同261百万円の支出増)となりました。主な内訳は有形固定資産の取得による支出で454百万円です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は94百万円(同443百万円の支出減)です。主に配当金の支払による支出84百万円です。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は109百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第2四半期連結累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。