(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における当社グループは、グループのさらなる成長と基盤強化を図るべく、今年度より第四次中期経営計画「NEXT10 ~次なる成長 次なる挑戦~」の3ヵ年計画をスタートさせました。本計画における主要テーマとして、「成長戦略施策」では、①高機能シート分野への挑戦、②新市場開拓・海外販売の強化、③環境関連分野の収益化、「基盤事業の強化・変革施策」では、①事業モデルの見直し、②新商品の開発・販売、③製造工程の見直し・改善を掲げ、次なる成長に向けた諸施策に取り組んでまいります。
特殊素材事業におきましては、引続き次世代の柱となる事業を立ち上げる為、商品開発の方向性である「NaSFA(ナスファ)」のもと、新たなシートの開発に注力しております。また、セルロースナノファイバー(CNF)の機能紙への利用について、引続き検討を進めております。偽造防止用紙につきましても、主に海外展開を目的とし、技術開発・新商品開発に取り組んでおり、新たな偽造防止技術の確立を目指しております。
加えて、上記以外の新規技術開発、市場からのニーズに対応した新商品開発も引続き積極的に進めております。
産業素材事業におきましては、平成28年10月より、段ボール原紙及びクラフト紙事業において日本製紙株式会社との事業提携を実施し、本提携によるシナジー効果の早期発現に向けて取り組んでおります。
生活商品事業におきまして、連結子会社の株式会社トライフでは、新タオルマシンでの生産体制を整えるとともに新商品開発に注力しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は19,720百万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は977百万円(前年同期比9.8%減)、経常利益は197百万円(前年同期比83.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は77百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益758百万円)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
①産業素材事業
主力製品である段ボール原紙及びクラフト紙につきましては、平成28年10月に営業を開始した日本東海インダストリアルペーパーサプライ株式会社向けの生産が順調に推移したことなどにより、販売数量が前年同期を上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は9,902百万円、営業利益は355百万円となりました。
②特殊素材事業
特殊印刷用紙は、主たる需要家である出版社の低迷、包装用途のさらなる簡素化志向といった厳しい市況の影響により、販売数量が前年同期を下回りました。特殊機能紙につきましては、販売数量・金額ともに前年同期並みで推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は5,031百万円、営業利益は550百万円となりました。
③生活商品事業
ペーパータオルは、ユーザーのニーズに沿った製品を提供することにより、販売数量は前年同期並を確保しましたが、価格競争の激化等から、販売価格は若干下落しました。トイレットペーパーにつきましては、価格の維持に努めた結果、堅調に推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は4,260百万円、営業利益は182百万円となりました。
また、財政状態については次のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、129,230百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,569百万円の減少となりました。主な要因は、現金及び預金の減少によるものであります。
負債は、54,498百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,630百万円の減少となりました。主な要因は、有利子負債の減少によるものであります。
純資産は、74,731百万円となり、前連結会計年度末に比べて60百万円の増加となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加によるものであります。自己資本比率は53.0%となり、前連結会計年度末に比べて1.1ポイント上昇しました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、203百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。