また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものです。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っています。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1億53百万円減少の273億86百万円となりました。これは株価の上昇に伴い投資有価証券が増加したものの、受取手形及び売掛金並びに有形固定資産が減少したことなどによるものです。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ5億43百万円減少の91億52百万円となりました。これは主に流動負債その他の減少によるものです。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3億89百万円増加の182億34百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金の増加によるものです。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益の改善や雇用・所得環境の改善により緩やかな景気回復が続いています。一方で米中の保護主義的な通商政策に基づく世界経済の下振れリスクの増大等により、先行きは不透明な状況で推移しています。
印刷業界におきましては、電子書籍市場やインターネット広告市場の拡大による紙媒体の需要減少に加え、競争の激化による受注単価の下落が続くなど、経営環境は依然として厳しい状況が続きました。
当社はこのような情勢のもと、厳しい市場環境下でも利益を確保できる強靭な収益体質を確立することを目的として生産構造改革本部を新設し、生産機能規模の適正化と生産体制の見直しによる生産性向上及びコストダウンに努めています。営業部門においては、ラベル・シール等のBF(ビジネスフォーム)製品の伸張に取り組むためのBF戦略課の新設やPOP部の増強を行い、デザイン力を強化するとともに付加価値の高い提案活動を行うことで潜在需要を取り込むことにより、受注拡大を目指しています。電子部品製造事業においては、車載仕様のタッチパネル向けにAgメッシュ配線を直接形成する技術を得意先と共同開発し、本年12月の量産開始を予定しています。
また、新たな分野(包装・パッケージ)への進出と既存事業とのシナジーを生み出すことを目的に、新村印刷株式会社の全株式を取得する株式譲渡契約を締結し、平成30年10月1日付で同社の全株式を取得しました。
しかしながら、配送用伝票の改定に伴う生産調整もあり、当第2四半期連結累計期間の売上高は80億22百万円(前年同期比0.6%減)となり、損益面では営業利益61百万円(前年同期比50.5%減)、経常利益96百万円(前年同期比32.9%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は保有する投資有価証券の一部を売却し投資有価証券売却益(特別利益)を計上した結果1億31百万円(前年同期比150.3%増)となりました。
セグメント別の経営成績を示すと次のとおりです。
① 印刷事業
機械稼働時間の拡大や生産拠点の集約化、原材料発注業務の集約に取り組みました。
配送用伝票や宣伝用印刷物の売上減少などがあり、売上高は70億40百万円(前年同期比2.3%減)、セグメント損失(営業損失)77百万円(前年同期は29百万円の利益)となりました。
② 電子部品製造事業
Agメッシュ配線を直接形成する技術は開発が終了し、量産に向けた準備を進めました。
エッチング精密製品は水晶業界の市場低迷により売上が減少しましたが、車載用タッチパネル製品の売上が大幅に増加したことにより、売上高は7億99百万円(前年同期比13.3%増)、セグメント損失(営業損失)31百万円(前年同期は65百万円の損失)となりました。
③ 不動産賃貸等事業
売上高は2億39百万円(前年同期比10.6%増)、セグメント利益(営業利益)1億70百万円(前年同期比6.1%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ5億74百万円増加し、28億79百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、9億21百万円の収入超過(前年同期比1億71百万円(23.0%)の増加)となりました。これは、減価償却費計上などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、1億61百万円の収入超過(前年同期は2億16百万円の支出超過)となりました。これは、投資有価証券の売却による収入などによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、5億8百万円の支出超過(前年同期比41百万円(9.0%)の支出増加)となりました。これは、配当金の支払及びリース債務の返済による支出などがあったことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は59,623千円です。