当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」からの重要な変更があった事項は以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(出退店政策について)
当社グループは、主に高い集客が見込める都心部及び郊外に出店をしておりますが、新規出店におきましては、立地条件、賃貸条件、投資回収期間等を総合的に検討して、出店候補地を決定しているため、すべての条件に合致する物件が確保できない可能性があります。また、当社グループでは、月次の店舗ごとの損益状況や当社グループの退店基準に基づき業績不振店舗等の業態転換、退店を実施することがあります。業態転換や退店に伴う固定資産の除却損、減損損失の計上、各種契約の解除による違約金、退店時の原状回復費用等が想定以上に発生する可能性があります。これらが生じた場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
中期経営計画『Dynamic Challenge 500 ~新たな成長で、新たなステージへ~』の施策を進めるにあたり、既存店の客数を伸ばすことを主な目的として各業態の新規出店、特にリニュアルに積極的に取り組んでおります。新規出店及びリニュアルのためには多額の投資を必要とします。新規出店及びリニュアルの実施に際しては、収益性、投資回収等について事前に十分に検討した上で決定いたしますが、開店後に店舗周辺の競争環境が変化した場合や、事前の検討で把握できなかった問題が生じた場合など、計画していた収益を下回ることや、店舗設備の除却、減損処理を行う必要が生じること等により、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、資産除去債務の会計処理について会計方針の変更を行っており、遡及処理の内容を反映させた数値で前年比較を行っております。
また、第1四半期連結会計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善など緩やかな景気回復基調がつづく一方で、欧州での債務問題や中国の景気減速をきっかけとした新興国経済の成長鈍化の懸念、継続的な円安による消費財価格の上昇、今後に予定されている消費増税等により、景気の先行きに対する不透明感が強まっております。
外食を含む国内消費財分野においては、高級消費財を中心とするハイエンド分野における消費行動の改善や、外国人旅行者による旺盛な消費行動などのプラス面も見られましたが、実質賃金は伸び悩み、全体的な消費マインドの大幅な改善には至っておりません。外食業界においては、回復ペースは業態や個店毎にまだらであり、業界として本格的な需要回復には至っておりません。特にファストフード市場や居酒屋市場は他業種の代替やニーズの変化などにより、依然として熾烈な競争状態にあります。また、食の安全確保や食材価格の上昇、景気回復に伴う人員確保の難化など、厳しい経営環境が継続しております。
こうしたなか、当社グループにおいては、今後の大きな飛躍に向けた5ヵ年の中期経営計画『Dynamic Challenge 500 ~新たな成長で、新たなステージへ~』に基づき、「既存業態のブラッシュアップと新規出店の加速化」「フランチャイズ店舗の積極展開」「M&Aによる経営資源の強化とドミナント形成の推進」を重点政策に掲げ、それぞれの施策を進めてまいりました。
また、これらの戦略を支える財務基盤の強化と資本施策の選択肢を広げるとともに、社内体制の整備を進めております。
M&Aについては平成27年6月(一部は7月)にパステルのレストラン事業45店舗の譲り受けを実施し、商品のバリューアップと店舗の収益力改善に向けた取り組みを開始しております。
営業面では、各業態において既存店の客数を伸ばし続けることに重きをおき、QSCAの継続的な向上施策や、主力業態である扇屋等で積極的にリニュアルを実施するなどした結果、グループの既存店売上高は前年同期比102.3%となりました。
店舗数については、新規出店が7店、閉店が5店(うち、FC1店)となり、パステルのレストラン45店を加えると、当期末の店舗数は、575店舗(うち、FC79店舗)となりました。
売上原価については、パステル加入の影響や円安影響等により上昇し、売上原価率は前年に比べて1.1ポイント上昇しました。販売管理費については、労働時間のコントロールを中心にコストの適正化をすすめましたが、パステルの取得関連費用43百万円やシステム改修費用16百万円が追加的に発生したこと等により、販管費率は前年に比べて0.2ポイント上昇しました。
また、パステルのレストラン事業の譲り受けにより、当第2四半期連結累計期間において、負ののれん発生益266百万円の特別利益を計上することとなりました。このほか、子会社において店舗の減損損失やリニュアルに伴う固定資産除却損が発生したこと等により、290百万円の特別損失を計上することとなりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の当社グループの売上高は14,921百万円(前年同四半期比16.7%増)、営業利益は409百万円(同22.3%減)、経常利益は276百万円(同29.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期と比べ129百万円増益の275百万円(同88.6%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,350百万円増加し、19,823百万円となりました。これは主に、パステル事業の譲り受け等により、建物が541百万円増加したこと、建物附属設備が87百万円増加したこと、工具器具備品が94百万円増加したこと、有形リース資産が105百万円増加したこと、敷金及び保証金が368百万円増加したこと及び売掛金が170百万円増加したこと等によるものであります。
一方、負債の部では、買掛金が334百万円増加したこと、短期借入金が2,000百万円増加したこと、未払費用が188百万円増加したこと及び資産除去債務が221百万円増加した一方、1年内返済予定の長期借入金が601百万円減少したこと等により、負債合計は前連結会計年度末に比べ2,090百万円増加し、16,062百万円となりました。
純資産の部は、資本剰余金が剰余金の配当とA種優先株式の消却等により963百万円減少したこと、利益剰余金が剰余金の配当により60百万円減少した一方、親会社株主に帰属する四半期純利益により275百万円増加したこと及びその他有価証券評価差額金が5百万円増加したこと等により、純資産合計は前連結会計年度末に比べ739百万円減少し、3,761百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ5.4ポイント低下し19.0%となり、1株当たり純資産額は78円3銭となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況分析
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較し、6百万円減少の1,255百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、1,048百万円(前第2四半期連結累計期間は932百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益による収入が295百万円、現金の支出が伴わない減価償却費が623百万円、のれん償却額が71百万円、減損損失が182百万円あったこと及び負ののれん発生益が266百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、1,318百万円(前第2四半期連結累計期間は359百万円の支出)となりました。これは主に、敷金・保証金の回収による収入が89百万円あったものの、既存店のリニュアルや新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出が840百万円及び事業譲受による支出が537百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、263百万円(前第2四半期連結累計期間は1,837百万円の支出)となりました。これは主に、金融機関からの借入による収入が2,000百万円あったものの、長期借入金の返済による支出が601百万円、A種優先株式の取得による支出が800百万円、リース債務の返済による支出が69百万円、長期未払金の返済による支出が39百万円及び配当金の支払による支出が225百万円あったこと等によるものであります。
(4) 設備計画の変更
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書「第一部 企業情報 第3 設備の状況 3設備の新設、除却等の計画」に記載した重要な設備の新設計画及び改修計画は、本四半期報告書提出日(平成27年11月13日)現在(ただし、既支払額については平成27年9月30日現在)、以下のとおりとなっています。
事業部門別の名称 | 所在地 | 設備の内容 | 投資予定 | 既支払額 | 資金調達 | 着手予定 | 完了予定 | 完成後の |
株式会社扇屋コーポレーション | ||||||||
やきとりの扇屋 | 群馬県太田市 | 店舗設備等 | 39 | 2 | 増資資金、自己 | 平成27年9月 | 平成27年11月 | 76 |
やきとりの扇屋 | 仙台市太白区 | 店舗設備等 | 44 | ― | 平成27年10月 | 平成27年12月 | 78 | |
やきとりの扇屋 | 奈良県生駒市 | 店舗設備等 | 45 | 2 | 平成27年12月 | 平成28年2月 | 76 | |
鶴亀堂 | 群馬県太田市 | 店舗設備等 | 52 | ― | 平成27年9月 | 平成27年11月 | 25 | |
やきとりの扇屋 | ― | 店舗設備等 | 360 | ― | 平成28年4月 | 平成29年3月 | 640 | |
鶴亀堂 | ― | 店舗設備等 | 96 | ― | 平成28年4月 | 平成29年3月 | 50 | |
やきとりの扇屋 | ― | 店舗設備等 | 450 | ― | 平成29年4月 | 平成30年3月 | 800 | |
鶴亀堂 | ― | 店舗設備等 | 144 | ― | 平成29年4月 | 平成30年3月 | 75 | |
株式会社紅とん | ||||||||
紅とん | ― | 店舗設備等 | 33 | ― | 増資資金 | 平成27年4月 | 平成28年3月 | 60 |
紅とん | ― | 店舗設備等 | 33 | ― | 増資資金、自己 | 平成28年4月 | 平成29年3月 | 60 |
紅とん | ― | 店舗設備等 | 66 | ― | 平成29年4月 | 平成30年3月 | 120 | |
事業部門別の名称 | 所在地 | 設備の内容 | 投資予定 | 既支払額 | 資金調達 | 着手予定 | 完了予定 | 完成後の |
株式会社一丁 | ||||||||
魚や一丁 | ― | 店舗設備等 | 150 | ― | 増資資金、自己 | 平成28年4月 | 平成29年3月 | 250 |
魚や一丁 | ― | 店舗設備等 | 150 | ― | 平成29年4月 | 平成30年3月 | 250 | |
株式会社一源 | ||||||||
いちげん | ― | 店舗設備等 | 108 | ― | 増資資金、自己 | 平成28年4月 | 平成29年3月 | 180 |
いちげん | ― | 店舗設備等 | 108 | ― | 平成29年4月 | 平成30年3月 | 180 | |
(注)1.上記金額には消費税は含まれておりません。
2.上記金額には店舗賃借に係る敷金及び保証金が含まれております。
事業部門別の名称 | 所在地 | 設備の内容 | 投資予定 | 既支払額 | 資金調達 | 着手予定 | 完了予定 | 完成後の |
㈱扇屋コーポレーション | ― | 店舗設備 | 1,266 | 386 | 借入金及び増資 | 平成27年4月 | 平成28年3月 | ― |
㈱紅とん | ― | 店舗設備 | 38 | 24 | 平成27年4月 | 平成28年3月 | ― | |
㈱一丁 | ― | 店舗設備 | 41 | 11 | 平成27年4月 | 平成28年3月 | ― | |
㈱一源 | ― | 店舗設備 | 75 | 46 | 平成27年4月 | 平成28年3月 | ― | |
㈱扇屋コーポレーション | ― | 店舗設備 | 962 | ― | 増資資金 | 平成28年4月 | 平成29年3月 | ― |
㈱紅とん | ― | 店舗設備 | 10 | ― | 平成28年4月 | 平成29年3月 | ― | |
㈱一丁 | ― | 店舗設備 | 30 | ― | 平成28年4月 | 平成29年3月 | ― | |
㈱一源 | ― | 店舗設備 | 30 | ― | 平成28年4月 | 平成29年3月 | ― | |
その他 | ― | 本社機能 | 100 | ― | 自己資金及び借 | 平成28年4月 | 平成29年3月 | ― |
(注)上記金額には消費税は含まれておりません。