第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

 なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境が改善傾向にあるなかで、今後も緩やかに回復していくことが期待されております。しかしながら、中国・欧州などの海外景気は今後も先行きが不透明であり、金融市場への影響が懸念されております。

 教育界においては、文部科学省が4月に実施した「全国学力・学習状況調査」の結果が8月に公表されました。国語、算数・数学については、下位層の県の成績が全国平均に近づく傾向が続くとともに、初めて全児童・生徒を対象として実施した理科についても、平成24年度の調査と比べ、下位層の県の成績に改善傾向が見られました。文部科学省では、過去の結果を分析して指導に役立てることで、学力の全体の底上げが図られ、地域間の格差が少なくなってきていると分析しています。しかしながら、知識や技能を活用する問題については依然として課題が残るとされ、各地域の教育委員会では今後も指導改善や指導強化など、さらなる学力向上のための施策が求められています。

 中学校においては、平成28年度から新しく使用される教科書について、写真や漫画を多用して生徒の学習意欲を高める工夫がなされるとともに、文部科学省が授業方法として重視する「アクティブ・ラーニング」を意識した構成も目立っております。学習教材においても、そのような内容の主旨を踏まえた制作が必要になると考えられます。

 このような情勢を背景に、当社グループは主力である小学校図書教材においては、「学習指導要領」が目指す基礎・基本の定着と知識・技能を活用する力の育成を念頭に、教育現場のニーズに応えた様々な教材を提供したことや、テスト教材やドリル教材の教師用に付属する指導と評価をサポートするコンピュータソフトを普及させたことで、教育現場の信頼を得てまいりました

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高7,279,359千円(前年同四半期比1.3%増)、経常利益1,293,293千円(前年同四半期比1.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益874,289千円(前年同四半期比4.5%増)となりました。

 なお、当社グループの売上高は、第2四半期連結累計期間に1学期品と2学期品、上下刊品、年刊品の売上高が計上されますので、通常、第2四半期連結累計期間の年間の売上高に占める割合は高くなります。また、年間の販売管理費の占める割合が年間の売上高に占める割合に対して低いため、第2四半期連結累計期間の営業利益は通期の営業利益よりも多くなり、業績に季節的変動があります。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

①出版

 小学校では、現行の「学習指導要領」の全面実施から5年目を迎え、各教科において「言語活動の充実」が積極的に進められております

 小学校図書教材においては、教育現場の実態把握と多様なニーズを的確に捉えたことにより、基礎・基本の確実な定着と活用する力を育み、見取る教材が教育現場から支持を得ることができました

 テストなどの評価教材では、テスト本体の企画内容やテスト実施後の指導に役立つ補助資料の企画、学力の定着が確認できる企画が功を奏し、実績が増加いたしました

 ドリルなどの習熟教材では、基礎的な内容が着実に学習できる企画に加え、教育現場の多様なニーズに合わせた付属教材の利活用を啓発したことにより、実績が増加いたしました

 「プリント教材」では、きめ細かく学力の定着が確認できる、児童の学習実態に即した企画が功を奏し、実績が増加いたしました

 季刊物教材である「夏休み教材」では、地域の学習状況に合わせた教材を開発したことにより、実績が増加いたしました。

 中学校図書教材においては、教育現場の実態を把握し改訂したことにより、「総まとめ教材」、「英語ノート」の実績が増加いたしました。一方、「夏休み教材」では、競争の激化と発注先の分散化の影響もあり、実績が減少いたしました。

 この結果、当セグメントの売上高は5,368,711千円(前年同四半期比1.3%増)、営業利益は1,502,339千円(前年同四半期比5.4%減)となりました。

 

②教具

 小学校教材・教具においては、当社が高い市場占有率を誇る「裁縫セット」は、競争の激化と児童の趣向性の多様化などにより、実績が減少いたしました

 「画材セット」では、バッグに洗練されたデザインを採用したことや、保管・収納性に工夫を凝らしたことにより、実績が増加いたしました

 「書道セット」では、児童の趣向を的確に捉えたデザインを採用したことにより、実績が増加いたしました。

 栽培教材の「あさがおセット」では、特長のある独創的な企画と安定した生育が教育現場に受け入れられ、実績が増加いたしました。

 「図工単元教材」については、新しい教科書では1・3・5年生の学習内容が変更になりましたが、新しい企画品を投入したことにより、安定した実績を確保いたしました。

 中学校・高等学校の家庭科教材ブランド「クロッサム」においては、新しい企画品を投入したことやデザインが生徒の趣向にマッチしたことにより、実績が増加いたしました

 この結果、当セグメントの売上高は1,909,505千円(前年同四半期比1.2%増)、営業利益は190,516千円(前年同四半期比19.5%増)となりました。

 

③その他

 その他は、上記の報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、損害保険代理業であります。売上高は1,142千円(前年同四半期比3.6%減)、営業利益は98千円(前年同四半期比33.0%減)であります。

 

(2)財政状態の状況

 当社グループの第2四半期連結会計期間末の財政状態は、前連結会計年度末と比較して、総資産は343,871千円減少して16,374,770千円、負債は1,127,480千円減少して3,591,214千円、純資産は783,609千円増加して12,783,556千円となりました。

 資産の主な増減は、現金及び預金の増加391,179千円、受取手形及び売掛金の増加935,803千円、有価証券の減少525,543千円、商品及び製品の減少1,310,939千円、仕掛品の増加262,260千円であります。

 受取手形及び売掛金が増加した主な要因は、第2四半期連結会計期間(7月~9月)における小学校図書教材の売掛金の回収期限が学期末(12月末)精算を原則としていることによります。

 また、商品及び製品が減少した主な要因は、前連結会計年度末は4月に販売する1学期品及び上刊品の製品在庫を計上していますが、当第2四半期連結会計期間末は小学校図書教材の2学期品及び下刊品の販売が終了し、製品在庫高が減少したことによります。

 負債の主な増減は、支払手形及び買掛金の減少716,809千円、電子記録債務の減少672,217千円、未払法人税等の増加325,835千円であります。

 支払手形及び買掛金が減少した主な要因は、1学期品及び上刊品の製作に要した外注加工賃の精算によります。

 また、純資産の主な増減は、利益剰余金の増加796,944千円であります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して507,361千円減少して3,492,726千円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動による資金収支は△95,383千円で、前年同四半期連結累計期間と比較して377,100千円減少(前年同四半期の資金収支は281,716千円)となりました。営業活動によるキャッシュ・フローが減少した主な要因は、売上債権の増加額が56,396千円増加、たな卸資産の減少額が28,933千円増加、仕入債務の減少額が332,706千円増加、法人税等の支払額が30,780千円減少したことによります。

 

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動による資金収支は△332,009千円で、前年同四半期連結累計期間と比較して211,334千円減少(前年同四半期の資金収支は△120,675千円)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローが減少した主な要因は、定期預金の預入による支出が393,093千円増加、定期預金の払戻による収入が100,000千円減少、投資有価証券の取得による支出が96,192千円減少したことによります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動による資金収支は△79,968千円で、前年同四半期連結累計期間と比較して109,543千円増加(前年同四半期の資金収支は△189,512千円)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローが増加した主な要因は、短期借入金の返済による支出が120,000千円減少、配当金の支払額が10,602千円増加したことによります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。