当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や設備投資で弱含みは見られるものの、個人消費の増加や雇用環境の改善が続いており、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、米中貿易摩擦の激化による中国経済の減速や円高傾向による企業収益の悪化、消費増税による国内消費の落ち込みなどが懸念されており、先行きは引き続き不透明な状況です。
このような状況の中、当社が主力としております国内の印刷業界につきましては、デジタル化の進展による紙媒体の縮小、競争の激化、価格の低迷という構図が長期にわたり継続していることに加えまして、年明けから実施されました印刷用紙の値上げによる原材料価格の高騰も重なり、大変厳しい状況にあります。
そのような状況の下でも業績を向上させるべく、当社グループでは顧客第一の基本方針のもと健全な危機感を持ち、売上の確保、コスト・経費の削減はもちろんのこと、顧客にとっての価値(顧客価値)を創出する、または増大させる課題解決(ソリューション)提案、すなわち安易な価格競争に巻き込まれないビジネスモデルへの転換を進めております。
その結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間における売上高は173億41百万円(前年同期比3.7%増)となりました。利益面では、営業利益1億82百万円(前年同期比20.2%増)、経常利益2億35百万円(前年同期比24.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億60百万円(前年同期比23.9%増)となりました。
セグメント別の状況は、以下のとおりです。
(印刷)
印刷事業では、紙媒体が縮小し価格の低迷が続く大変厳しい状況の下、生産性向上やエネルギーコスト低減などのコスト削減活動に加え、顧客価値を増大させるソリューションを提供するビジネスモデルへの転換のための活動、具体的にはシステム構築、データ収集・分析、ロジスティクスサービス、事務局運営、各種BPO、販促イベント支援などのサービスレベルをさらに向上させるとともに、それらを複合的に組み合わせたワンストップソリューションの提供に注力致しました。しかしながら、印刷設備稼働に直結する商業印刷物の受注が伸び悩んだことに加え、原材料価格の高騰も重なり、利益面で苦戦を強いられました。
半導体関連マスク事業では、米中貿易摩擦の激化による中国経済の減速により電子部品市場が低調に推移したため、特にスマートフォンやタブレット向けの製品にて売上・利益の両面で苦戦を強いられました。
上記の結果、印刷セグメントの売上高は110億27百万円(前年同期比0.5%減)、営業利益は4百万円(前年同期比95.0%減)となりました。
(物販)
物販事業では、高付加価値化や品質・環境性能を向上させた商品の提案、自社ブランド機械の販売強化、新規顧客獲得活動などを精力的に行いました。また、消費増税の駆け込み需要を取り込んだこともあり、資材販売ならびに機械販売ともに好調に推移しました。利益面では増収効果に加えて、利益率の高い自社ブランド機械の販売が堅調に推移したことや広告宣伝費や修繕費などの経費削減の効果もあり前年同期を大きく上回りました。
上記の結果、物販事業の売上高は66億14百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益は1億69百万円(前年同期比131.6%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の資産の部は、商品及び製品、仕掛品、その他の流動資産(うち未収入金)などが増加いたしましたものの、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ6億6百万円減少し、305億5百万円となりました。
負債の部は、支払手形及び買掛金、その他の流動負債(うち未払費用、前受金)の減少などにより、前連結会計年度末に比べ6億95百万円減少し、153億92百万円となりました。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ89百万円増加し、151億12百万円となり、自己資本比率は49.1%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ4億4百万円減少し、49億36百万円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の増加2億43百万円、仕入債務の減少2億53百万円に対し、税金等調整前四半期純利益2億56百万円、減価償却費4億11百万円や売上債権の減少5億99百万円などがあったため3億9百万円の収入(前年同期は10億22百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入53百万円があったものの、固定資産の取得による支出3億63百万円、投資有価証券の取得による支出1億12百万円などがあったため、4億44百万円の支出(前年同期は2億65百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加(純増)1億円があったものの、長期借入金の減少(純減)1億23百万円、リース債務の返済による支出1億73百万円、配当金の支払額64百万円などがあったため、2億65百万円の支出(前年同期は71百万円の収入)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに発生した課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、1億13百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。