第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

(1)会社の経営の基本方針

Communication Agent for Market Driven
  「市場起点で社会的価値の実現とひとづくり」

 

(2)目標とする経営指標

当社事業は印刷業の単一事業に特化しており、基本的な経営目標として、事業の状況を的確かつ容易に把握する上で全体の収益状況を表す経常利益率をベンチマークとし、3%を最低ラインとした上で、安定的な5%以上を当面の経営目標としております。加えて、当社の規模や不透明な事業領域での事業活動においては、バッファーとしての自己資本の充実は欠かせないものと考えており、自己資本比率65%以上の確保を目標としております。また、業容の拡大における売上目標については、受注産業として過度な拡販目標は設定せず、事業活動の結果指標として上記2項目の達成を経営目標の基本としております。

 今期は、経常利益率は7.0%、自己資本比率は67.7%と目標値を達成しておりますが、積極的な設備投資が継続していることなどを踏まえると、未だ安定的な収益構造構築の途上であるものと認識しております。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略

当社は情報発信のパートナーとして、「コミュニケーション エイジェント」という新しいビジネスモデルを目指しています。その中で次の4分野を事業領域として追求しています。これはお客さまとの継続的な取引のなかで、福島印刷の考える顧客密着スタイルの帰結でもあります。

 

・BF(ビジネスフォーム)複合サービス

コンピュータ出力帳票に代表される機械加工を伴った帳票印刷分野です。ニーズを的確に形にする能力と高い工場運営能力によって、ビジネス活動の黒子としての供給責任に応え続けています。

 

・企画商印サービス

パンフレットやカタログに代表されるビジュアル印刷物の分野です。業態理解力と表現者としての高いスキルが問われます。カラーマッチング技術からコンセプトメイク、イメージ生成能力を伴ったビジュアル表現技術が駆使されます。

 

・IPDP(インフォメーション プロセッシング データプリント)サービス

企業が定期的に発送する請求書や官公庁が住民に発送する各種通知書など、事務通知書類のデータプリントから、封入封緘などの後処理、メール発送までを代行するサービスです。コア業務以外をアウトソーシングすることで省人化・スリム化を図るお客様が増え、当社の活躍の場が広がってきています。

 

・DMDP(ダイレクトメール データプリント)サービス

ダイレクトメール(DM)は顧客データベースの進化のなかで有力な販促ツールへと発展しました。DMは、ダイレクトマーケティングでもあり費用対効果の問いかけの世界です。また、この分野はデータ加工とプリント出力のデータプリントサービス(DPサービス)と不可分のシナジーを形成いたします。デザイン制作からデータ加工出力のアウトソーシングまで一貫したサービスが可能です。

 

(4)経営環境及び対処すべき課題

 今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により国内外の経済環境が急速に悪化するなど、景気の先行きには予断を許さない状況が続いております。
 印刷業界におきましても、従来からのWeb化等による印刷需要の減少傾向に加えコロナ禍の影響もあり、価格競争の激化や原材料の値上げも懸念されるなど、引き続き取り巻く環境は厳しいものと予想されます。

 一方で新型コロナウイルス感染症によりライフスタイルや社会情勢の変化が予想され、新たなサービスへの市場の期待も高まってくるものと予想されます。
 このような状況を踏まえ、当社としては、引き続き最新鋭の印刷機等設備導入により生産体制の強化を図るとともに、「さいたまサテライト」の有効活用や、独自技術によるDP(データプリント)を中心としたサービスを強化し、さらなる差別化を推進してまいります。当社サービスの充実・拡大のための技術開発とその市場創造に注力し、顧客のBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)ニーズのさらなる取り込みを目指します。また、受注のベースとなる品質保証と情報セキュリティ体制についても、より一層の強化を図っていきます。
 営業部門では引き続き大都市圏での販売力強化とともに、強力な商品サービスの創造、販売マネジメントと顧客管理技術の高度化に取り組みます。
 設計部門では、生産前部門の生産性向上を図ると同時に、より一層のコストダウンと顧客サービス向上のための情報設計力、運用力強化の取り組みを継続いたします。
 さらに、人材育成が重要課題の一つであるとの認識に基づき、メーリングサービスの拡大に不可欠なIT系知識を蓄えるための資格取得支援制度を全社展開するなど、市場の要求に応える人材の育成に努めてまいります。
 また、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大を受け、代表取締役会長兼社長を事務局長とする「緊急処置事務局」を設置し対策を講じてまいりました。引き続き事業継続に最善を尽くしていきます。
 

 

2 【事業等のリスク】

当社の事業等に係るリスク要因になる可能性のある重要事項を以下のとおり記載しております。

なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、実際の結果と異なる可能性があります。また、以下の記載は当社の事業等及び当社株式への投資に係るリスクを全て網羅するものではありません。

 

(1) 国内景気と消費動向

当社は幅広い業種の多くの顧客と取引を行っており、特定の顧客に偏らない事業活動を展開しています。しかしながら、日本国内を市場としていることから、日本国内の景気変動により受注量の減少や受注単価の低下などにより当社の業績に影響が生じる可能性があります。

 

(2) 印刷用紙の価格変動について

当社製品の主要材料の大部分は印刷用紙が占めており、安定的な量の確保と最適な価格の維持に努めております。しかしながら、急激な市況の変動等により仕入価格が上昇し、製造コストの削減で補えない場合や、販売価格に転嫁できない場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) ビジネスフォームの市場変化

事務用帳票類などのビジネスフォーム市場は、ペーパーレス化、デジタル化の進行に伴い、市場規模は縮小傾向にあります。しかしながら、当社の売上高に占める従来型ビジネスフォームの割合はいまだに高く、ビジネスフォームの減少が想定を著しく上回った場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 売上債権の回収について

当社は与信管理の強化に努めておりますが、顧客の倒産などによる貸倒れが生じた場合、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(5) 法的規制等について

当社は法令の遵守を基本として事業を展開していますが、製造物責任、私的独占の禁止等、環境・リサイクル、特許等関連の法的規制を受けています。今後規制の強化が実施された場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 製品の品質

当社は製品及びサービスの品質保証体制の確立、運用について第三者機関による認証(QMS)を取得し、品質管理の徹底を図っております。しかしながら、何らかの理由で製品納入の遅れや製品の欠陥等製造上の問題が発生した場合、損害賠償等の負担により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 情報セキュリティについて

当社は個人情報及び顧客情報、情報システムを取り扱う際の運用管理については、プライバシーマーク及び情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得し、関連規程を整備運用して厳重に取り扱うこととしています。機密情報漏洩の可能性は極めて低いと考えておりますが、不測の事態により個人情報等の流出事故が発生した場合、損害賠償の負担等当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 災害の発生について

製造設備等の主要設備には防火、耐震、停電対策等を実施しております。また、本社工場に生産設備が集中していたため、2016年3月さいたま市に「さいたまサテライト」を開設し、生産設備の複数化を図りました。しかしながら、大地震などにより予想を超える被害が発生し生産活動が停止した場合、当社の業務に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 感染症の流行について

新型コロナウイルス感染症の拡大により、業績への影響が発生する可能性があります。具体的には、企業が実施するキャンペーンの取りやめによる販促ダイレクトメールの減少などによるものです。従業員への感染リスクを抑えるため、テレワーク推進や業務エリア分離等の対策を行っておりますが、今後新型コロナウイルス感染症のさらなる影響拡大やそれに伴い需要環境に変化が生じた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)(業績等の概要)

文中の将来に関する事項は、当事業年度の末日現在において判断したものであります。

① 経営成績等の状況

当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大に対する各種政策の効果もあり、持ち直しの動きが見られるものの、依然として厳しい状況にあります。今後も国内外の新型コロナウイルス感染症の動向、国内景気への影響など、先行き不透明な状況が続いており、予断を許さない状況にあります。

 印刷業界におきましては、依然としてWeb化等による印刷需要の減少が続くなか、競争激化による受注価格下落の影響が顕在化するなど、引き続き厳しい状況が続いております。

 このような状況のもと、当社は引続き最新鋭の印刷機等設備導入により生産体制の強化を図るとともに、DP(データプリント)サービスの製品開発やサービスの充実、販売マネジメントの強化による創注や原価構造改善に積極的に取り組んでまいりました。

 この結果、当事業年度の売上高は前事業年度を8億20百万円(10.6%)上回る85億51百万円となりました。また、利益面においては、営業利益が5億86百万円(前事業年度比181.2%増)、経常利益が6億円(前事業年度比176.3%増)、当期純利益が4億7百万円(前事業年度比191.8%増)となりました

 

  品目別売上高の概況は次のとおりであります。

「BF複合サービス」

ビジネスフォーム関連は、Web化に伴うペーパーレス化が進み、市場全体での需要量の減少傾向が続いていることから、売上高は前事業年度を1億円(10.5%)下回る8億60百万円となりました

「企画商印サービス」

商業印刷分野は、主要DPサービスとの相乗効果が見込めない頁・文字物印刷からの撤退影響もあり、売上高は前事業年度を11百万円(5.1%)下回る2億17百万円となりました

「IPDPサービス」

通知物関連では、コロナ禍におきましても必要となる通知物が堅調に推移し、売上高は前事業年度を1億14百万円(4.9%)上回る24億38百万円となりました

「DMDPサービス」

販促分野では、ペーパーレスの潮流においてもデジタル印刷技術を駆使した次世代の紙メディアの開発価値を評価さ れ、売上高は前事業年度を8億18百万円(19.4%)上回る50億34百万円となりました。

 

品目別売上高につきましては、以下のとおりであります。

 

期 別

品 目 別

第68期

第69期

金  額

構成比

金  額

構成比

 

百万円

百万円

BF複合サービス

961

 

12.4

860

 

10.1

企画商印サービス

229

 

3.0

217

 

2.5

IPDPサービス

2,323

 

30.1

2,438

 

28.5

DMDPサービス

4,216

 

54.5

5,034

 

58.9

合      計

7,730

 

100.0

8,551

 

100.0

 

 

 

 ② キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ3億90百万円増加し、13億2百万円となりました。また、当事業年度中における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において営業活動によって得られた資金は、前事業年度比31百万円増加し、12億25百万円となりまし た。これは前事業年度と比較して、主に税引前当期純利益が3億85百万円増加したことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において投資活動によって支出した資金は、前事業年度比1億94百万円増加し、5億59百万円となりました。これは前事業年度と比較して、主に有形固定資産の取得による支出が2億17百万円増加したことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において財務活動によって支出した資金は、前事業年度に比べて1億84百万円減少し、2億75百万円となりました。これは前事業年度と比較して、主に短期借入金の純増減額が2億20百万円増加したことによるものであります。

 

 

 

③生産、受注及び販売の状況

以下の各項目の記載金額には消費税等は含まれておりません。

a. 生産実績

 

品目別

第69期
自  2020年8月21日
至  2021年8月20日

金額(千円)

前年同期比(%)

BF複合サービス

1,829,158

110.0

企画商印サービス

197,678

90.4

IPDPサービス

2,716,368

103.5

DMDPサービス

3,899,872

114.9

8,643,078

109.4

 

(注)  金額は販売価格で表示しております。

 

b. 受注状況

 

品目別

第69期
自  2020年8月21日
至  2021年8月20日

受注高

受注残高

金額(千円)

前年同期比(%)

金額(千円)

前年同期比(%)

BF複合サービス

836,870

93.8

141,592

85.5

企画商印サービス

170,552

70.6

26,950

36.5

IPDPサービス

2,369,327

100.6

289,362

80.7

DMDPサービス

5,036,161

117.3

545,923

100.3

8,412,912

108.1

1,003,827

87.9

 

(注)  金額は販売価格で表示しております。

 

c. 販売実績

 

品目別

第69期
自  2020年8月21日
至  2021年8月20日

金額(千円)

前年同期比(%)

BF複合サービス

860,908

89.5

企画商印サービス

217,509

94.9

IPDPサービス

2,438,541

104.9

DMDPサービス

5,034,650

119.4

8,551,610

110.6

 

 

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。

  なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。

この財務諸表の作成にあたり、事業年度末における資産・負債の報告数値、事業年度における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り、判断は、主に繰延税金資産、貸倒引当金、賞与引当金及び退職給付引当金等であり、継続して評価を行っております。

なお、見積り、判断及び評価については、過去における実績や状況に応じ、合理的と考えられる要因等に基づいて行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。

財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

a. 財政状態の分析

(流動資産)

当事業年度末における流動資産は、前事業年度末比4億69百万円(18.4%)増加し30億17百万円となりました。増加の主な要因は、現金及び預金が3億89百万円、電子記録債権が1億61百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。

(固定資産)

当事業年度末における固定資産は、前事業年度末1百万円(0.0%)減少し46億33百万円となりました。減少の主な要因は、工具、器具及び備品が25百万円、リース資産(有形)が28百万円、それぞれ増加したものの、ソフトウエアが36百万円、投資有価証券が30百万円、それぞれ減少したこと等によるものであります

(流動負債)

当事業年度末における流動負債は、前事業年度末比3億67百万円(24.1%)増加し18億94百万円となりました。増加の主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が2億円、未払法人税等が1億69百万円増加したこと等によるものであります。

(固定負債)

当事業年度末における固定負債は、前事業年度末比2億9百万円(26.7%)減少し5億74百万円となりました。減少の主な要因は、リース債務が74百万円増加したものの、長期借入金が2億20百万円、退職給付引当金が63百万円、それぞれ減少したこと等によるものであります。

(純資産)

当事業年度末における純資産は、前事業年度末比3億8百万円(6.3%)増加し51億80百万円となりました。増加の主な要因は、利益剰余金が3億35百万円増加したこと等によるものであり、自己資本比率67.7%は経営目標としている65%を達成しました。当社の事業規模・特性や、不透明な事業活動における財務の安全性は、確保されているものと判断しております

 

b. 経営成績の分析

(売上高)

当事業年度における売上高は、前事業年度比8億20百万円(10.6%)増加し、85億51百万円となりました。これは、前事業年度比でBF複合サービスが1億円(10.5%)、企画商印サービスが11百万円(5.1%)減少したものの、IPDPサービスが1億14百万円(4.9%)、DMDPサービスが8億18百万円(19.4%)、それぞれ増加したことによるものであります。

(売上総利益)

当事業年度における売上総利益は、前事業年度比3億85百万円(24.4%)増加し、19億62百万円となりました。また、売上総利益率は前事業年度2.5ポイント上回る23.0%となりました。

(販売費及び一般管理費)

当事業年度における販売費及び一般管理費は、前事業年度比7百万円(0.5%)増加し、13億76百万円となりました。これは、広告宣伝費が12百万円(46.2%)、旅費交通費が11百万円(44.9%)それぞれ減少したものの、人件費が35百万円(5.1%)増加したこと等によるものであります。

(営業利益)

当事業年度における営業利益は、前事業年度比3億77百万円増加し、5億86百万円となりました。また、売上高営業利益率は前事業年度を4.2ポイント上回る6.9%となりました。

(営業外損益)

当事業年度における営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は、前事業年度に比べ5百万円収益が増加し、14百万円の収益となりました。

(経常利益)

当事業年度における経常利益は、前事業年度に比べ3億83百万円増加し、6億円となりました。また、売上高経常利益率は前事業年度を4.2ポイント上回る7.0%となりました。増益の要因としては、堅調な売上の増加に加え生産性の向上が寄与し、経常利益率は経営目標の5%を上回りました

(特別損益)

特別利益から特別損失を差し引いた純額は、前事業年度に比べ2百万円損失が減少し、5百万円の損失となりました。

(当期純利益)

当事業年度における当期純利益は、前事業年度に比べ2億67百万円増加し、4億7百万円となりました。また、売上高当期純利益率は前事業年度を3.0ポイント上回る4.8%となりました。

 

c. キャッシュ・フローの分析

キャッシュ・フローの分析については、「(1)業績等の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 

 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について

経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「2 事業等のリスク」に記載の通りです。

 

 ④ 資本の財源及び資金の流動性について

当社における資金需要の主なものは、製造費用、販売費および一般管理費の営業費用による運転資金および設備投資資金であります。

   資金調達については、主に内部資金及び金融機関からの借入金により調達しております。

 

 

 

 

4 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

5 【研究開発活動】

当社は紙加工技術、データハンドリング技術、表現技術の3つのスキル分野をコア技術としてとらえております。

研究開発活動としては、この3つの分野で新しいタイプのサービス開発につながる活動とユーザーニーズに対応するための応用開発の両面の活動を、生産本部生産技術部を中心に実施しております。当事業年度における研究開発費の総額は、121,878千円となっております。
 なお、上記金額には消費税等は含まれておりません。
 

当事業年度における主な研究開発活動は、「素材管理システムの改修」と「Fusion cross 多台生産体制のレベルアップ」になります。
 「素材管理システムの改修」では、バリアブルドキュメントをフレームで制御する構想を立上げ、新しいフレームに合わせた素材管理システムを構築いたしました。企画の複線化に伴いDMの素材管理が複雑化する悩みを抱えているお客様企画ご担当者が、バリアブルDMを企画・立案しやすい環境を支援してまいります。
 「Fusion cross 多台生産体制のレベルアップ」では、導入時期が異なる封入封緘設備の機能差異を統一化いたしました。設備機器の統一や案件毎に設定・保管される仕様情報をサーバーを介して全台で利用可能にするなどの改修を行い、機械故障によるリスクを軽減することができました。DPサービスとして納期遵守が求められるなか、引続きBCP体制を強化してまいります。