文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府・日銀による経済政策や大規模な金融緩和を背景に、企業収益や雇用情勢、所得環境の改善が見られ、個人消費も総じて持ち直しの動きが続いており、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、米中貿易摩擦の激化が世界経済に与える影響とともに、中国経済の減速、英国のEU離脱問題の動向への懸念など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
また、当社グループが属する出版業界では、書籍・雑誌の売上減少傾向に歯止めがかからず、当第2四半期連結累計期間における書籍・雑誌の推定販売金額は前年同期比マイナス3.6%(出版科学研究所)と、依然として厳しい状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは、前期に引き続き新しい顧客層の開拓に挑戦し、顧客ニーズを満たすコンテンツ開発、返品減少対策を主要なテーマに活動しましたが、新刊部数は前期に比べ微増となったものの、増刷部数が前期を大幅に下回るとともに、返品率が増加いたしました。その結果、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は1,500百万円(前年同四半期比8.5%減)、営業利益16百万円(前年同四半期比78.0%減)、経常利益23百万円(前年同四半期比68.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益15百万円(前年同四半期比68.7%減)となりました。
事業別の概況は次のとおりです。
(出版事業)
会計分野では、研究書として『非営利組織における情報開示』『会計制度のパラダイムシフト』を、また大学テキストとして『現代会計の基礎と応用』『はじめまして会計学』、会計実務書として『図解&設例連結管理会計の導入マニュアル』『今から始める・見直す内部統制の仕組みと実務がわかる本』を刊行いたしました。
経営・経済分野では、研究書として『新興国市場のファイナンス分析』『戦略的イノベーション・マネジメント』を、また大学テキストとして『グローバル・ツーリズム』『商業概論』『グローバル研究開発人材の育成とマネジメント』を、好評ベーシック+(プラス)シリーズの続巻として『組織行動論』を刊行いたしました。
税務分野では、『無形資産の管理と移転価格算定の税務』『所得相応性基準』『ケースでわかる固定資産・リースの会計と税務』を刊行いたしました。
法律分野では、研究書として『格付機関の役割と民事責任論』を、実務書として『商業登記実務から見た合同会社の運営と理論』『改正労働基準法の基本と実務』『はじめての特許出願ガイド』を刊行いたしました。
企業実務分野では、『図解収益認識基準のしくみ』『図解&ストーリー「資本コスト」入門』『クロスボーダーM&Aの組織・人事PMI』『買い手の視点からみた中小企業M&AマニュアルQ&A』『非正社員改革』『改正入管法で大きく変わる外国人労働者の雇用と労務管理』を刊行いたしました。
資格試験分野では、『司法試験・予備試験この勉強法がすごい!』『キャリアコンサルタントになりたいと思ったらはじめに読む本』『この1冊でうかる!貸金業取扱い主任者速習テキスト+過去問集』を刊行いたしました。
生活・実用分野では、前期に引き続き顧客及び商流の積極的な開拓を行い、新たに単行本、ムックの編集を受託しましたが、大口顧客の定期媒体の休刊や発行部数減少により、前年度より大きく採算が悪化しました。
以上により、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,448百万円(前年同四半期比8.7%減)、営業利益は6百万円(前年同四半期比91.7%減)となりました。
(出版付帯事業)
出版付帯事業の主力事業は、当社雑誌への広告請負代理ですが、広告媒体が多様化し紙媒体への広告が減少する中、厳しい状況ですが、当第2四半期連結累計期間の売上及び営業利益は前年比でほぼ横ばいで推移いたしました。
以上により、当第2四半期連結累計期間の売上高は51百万円(前年同四半期比2.8%減)、営業利益9百万円(前年同四半期比4.5%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結累計期間末における資産合計は5,019百万円となり、前連結会計年度末に比べ110百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金の減少54百万円、受取手形及び売掛金の減少37百万円、商品及び製品の減少8百万円、仕掛品の減少5百万円によるものです。
(負債)
負債は1,046百万円となり、前連結会計年度末に比べ76百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金の減少33百万円、未払法人税等の減少25百万円、返品調整引当金の減少14百万円があったことによるものです。
(純資産)
純資産は3,972百万円となり、前連結会計年度末に比べ33百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金の減少21百万円、その他有価証券評価差額金の減少12百万円があったことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は2,053百万円となり、前連結会計年度末に比べ24百万円減少いたしました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は1百万円(前年同期は15百万円減)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益23百万円、減価償却費6百万円、退職給付に係る負債の増加額6百万円があったものの、仕入債務の減少額33百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は10百万円(前年同期は23百万円減)となりました。これは主に定期預金の減少額25百万円があったものの、無形固定資産の取得による支出11百万円、有形固定資産の取得による支出2百万円、投資有価証券の取得による支出1百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は37百万円(前年同期比0百万円減)となりました。これは配当金の支払額37百万円によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。