文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、わが国では雇用や所得環境の改善基調が継続し、期間の後半には円安へ転換したこともあり、景気も緩やかな回復傾向となりました。米国では引き続き堅調な景況感が続き、英国のEU離脱問題を抱える欧州経済も緩やかな回復を続けています。しかしながら米国の新政権による経済政策、新興国の景気減速等により、引き続き先行きが不透明な状況となっております。
このような環境のなかで、当社グループでは「包んで価値を 日々新たなこころで 創造します」を経営理念に「お客様のパッケージへのニーズを理解し、差別化した商品・サービスを提供し、お客様に一番に指名され続けるパートナーとなる」の基本方針のもと、お客様にとって価値ある商品・サービスを提供してまいりました。
また、2017年度の連結売上高1,500億円、営業利益率9%を経営指標とする中期経営計画の達成に向け、事業の継続的な成長を通して企業価値の向上に努めております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,072億80百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益83億51百万円(前年同期比10.5%増)、経常利益84億67百万円(前年同期比17.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は50億2百万円(前年同期は3億70百万円、46億31百万円増)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりであります。
(日本)
シュリンクラベルは飲料や乳業向けを中心に売上が増加し売上高345億91百万円(前年同期比7.3%増)、タックラベルは日用品向けが増加し売上高83億76百万円(前年同期比3.3%増)、ソフトパウチは日用品向けが堅調に推移し売上高90億43百万円(前年同期比29.1%増)、機械は売上高43億55百万円(前年同期比24.4%減)、医薬等受託包装は売上高36億69百万円(前年同期比30.3%増)、その他は売上高59億25百万円(前年同期比1.0%増)となりました。
その結果、日本全体では売上高659億61百万円(前年同期比6.8%増)、また損益面では、売上高の増加や生産性の向上があったものの、宇部工場の減価償却費の増加などにより営業利益は77億40百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
(米州)
シュリンクラベルは乳業や飲料向けが増加し売上高174億78百万円(前年同期比0.4%増、現地通貨ベース11.8%増)、その他ラベルは売上高11億11百万円(前年同期比12.6%減、現地通貨ベース2.6%減)、タックラベルは売上高5億75百万円(前年同期比125.6%増、現地通貨ベース151.4%増)、ソフトパウチは売上高8億84百万円(前年同期比215.2%増、現地通貨ベース251.2%増)、機械は売上高17億58百万円(前年同期比1.5%増、現地通貨ベース13.1%増)となりました。
その結果、米州全体では売上高218億9百万円(前年同期比4.1%増、現地通貨ベース16.0%増)、また損益面では売上高の増加や生産性の向上などにより営業利益20億71百万円(前年同期比34.1%増、現地通貨ベース49.4%増)となりました。
(欧州)
シュリンクラベルは売上高79億84百万円(前年同期比5.7%減、現地通貨ベース4.9%増)、ソフトパウチは売上高6億38百万円(前年同期比10.0%減、現地通貨ベース0.2%増)、機械は売上高27億51百万円(前年同期比15.2%増、現地通貨ベース28.2%増)となりました。
その結果、欧州全体では売上高113億74百万円(前年同期比1.7%減、現地通貨ベース9.4%増)となり、損益面では売上及び生産の回復に伴い、営業損失3億98百万円(前年同期は営業損失10億66百万円)となりました。
(PAGO)
タックラベルは不採算商品の見直しなどの影響で売上高91億40百万円(前年同期比21.1%減、現地通貨ベース12.2%減)、損益面では売上高減少の影響などにより営業損失11億1百万円(前年同期は営業損失7億34百万円)となりました。
(アセアン)
シュリンクラベルなど販売が増加し売上高は18億9百万円(前年同期比17.6%増)となり、損益面では先行投資に伴う費用の増加などにより営業利益42百万円(前年同期比6.7%減)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は1,330億60百万円となり、前連結会計年度末と比較し72億34百万円の減少となりました。
その主な要因は、現金及び預金が19億54百万円増加したこと、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)が23億90百万円増加したこと、たな卸資産が12億52百万円減少したこと、その他流動資産が29億17百万円減少(主に平成26年12月にポーランドで発生した火災事故に係る未収保険金の減少)したこと、有形固定資産が74億26百万円減少(うち為替換算による減少60億51百万円)したことなどによるものであります。
負債合計は566億50百万円で、前連結会計年度末と比べ35億74百万円の減少となりました。その主な要因は、その他流動負債が19億55百万円減少(主に設備関係支払手形の減少)したことなどによるものであります。また資金の短期から長期への借り換えにより、短期借入金が36億4百万円減少し、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)が37億70百万円増加しております。
純資産合計は、利益剰余金の増加37億77百万円及び為替換算調整勘定の減少78億95百万円などにより、前連結会計年度末と比べ36億59百万円減少し764億10百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、99億99百万円の収入(前年同期は30億24百万円の収入)となりました。これは税金等調整前四半期純利益82億73百万円を計上し、減価償却費62億27百万円、仕入債務の増加額9億21百万円、保険金の受取額17億円などによる収入と、売上債権の増加額41億30百万円、法人税等の支払額又は還付額33億74百万円などによる支出によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、73億円の支出(前年同期は111億49百万円の支出)となりました。これは、設備投資に伴う有形固定資産の取得による支出86億47百万円、宇部工場建設に係る補助金の受取額15億78百万円などによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、13億64百万円の支出(前年同期は60億17百万円の収入)となりました。これは、配当金の支払額12億24百万円などによるものであります。
これらの結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8億80百万円増加の75億12百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,739百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。