文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、わが国では自然災害の影響も収束し、企業収益や雇用環境の改善及び堅調な個人消費などを背景に景気は緩やかな回復基調で推移しております。また米国やアセアンでは、緩やかな景気拡大傾向が継続したものの、欧州においては景気にやや減速傾向がみられました。加えて、米国を起点とした貿易摩擦や欧米の政治的リスクの高まりなどにより、先行きが不透明な状況が続いております。
このような環境のなかで、当社グループでは「包んで価値を 日々新たなこころで 創造します」を経営理念に掲げ、お客様と共に成長することにより、企業価値の向上を図っております。また「お客様のパッケージへのニーズを理解し、差別化した商品・サービスを提供し、お客様に一番に指名され続けるパートナーとなる」ことを経営の基本方針とし、更に従業員、取引先、株主、社会の皆様からも選ばれる、グローバルNo.1パッケージングカンパニーであり続けることを目指しております。
今年度からスタートした中期経営計画では、2020年度の連結売上高1,800億円、営業利益率10%、ROE二桁を目指し、事業の継続的な成長を通した企業価値の向上に努めております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は1,535億92百万円となり、前連結会計年度末と比べ40億85百万円の増加となりました。
その主な要因は、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)が売上高の増加等により24億10百万円増加したこと、たな卸資産が31億96百万円増加したこと、有形固定資産が15億8百万円減少したことなどによるものであります。
負債合計は583億91百万円で、前連結会計年度末と比べ17億71百万円の減少となりました。これは支払手形及び買掛金(電子記録債務を含む)が16億7百万円増加したこと、未払法人税等が10億17百万円減少したこと、賞与引当金が8億13百万円減少したこと、その他流動負債(設備関係支払手形など)が5億42百万円減少したことなどによるものであります。
純資産合計は952億円で、前連結会計年度末と比べ58億56百万円の増加となりました。これは利益剰余金が56億36百万円増加したことなどによるものであります。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,229億39百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益104億73百万円(前年同期比8.0%増)、経常利益101億78百万円(前年同期比2.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は70億62百万円(前年同期比35.9%増)となりました。
セグメントごとの経営業績は以下のとおりであります。
(日本)
シュリンクラベルは売上高374億32百万円(前年同期比4.0%増)、タックラベルは売上高90億51百万円(前年同期比2.8%減)、ソフトパウチは売上高119億86百万円(前年同期比11.8%増)、機械は売上高56億70百万円(前年同期比32.0%増)、医薬等受託包装は売上高47億91百万円(前年同期比19.9%増)、その他は売上高55億88百万円(前年同期比9.2%減)となりました。
その結果、日本全体の売上高は745億19百万円(前年同期比5.7%増)、損益面は営業利益80億2百万円(前年同期比1.6%減)となりました。
なお、営業外費用として、持分法適用会社であるFuji Ace Co.,Ltd.に係る持分法による投資損失2億59百万円を計上しております。
(米州)
シュリンクラベルは売上高204億8百万円(前年同期比6.9%増、現地通貨ベース9.1%増)、その他ラベルは売上高11億57百万円(前年同期比6.6%減、現地通貨ベース4.7%減)、タックラベルは売上高9億49百万円(前年同期比2.3%増、現地通貨ベース4.4%増)、ソフトパウチは売上高14億41百万円(前年同期比7.3%増、現地通貨ベース9.5%増)、機械は売上高19億82百万円(前年同期比19.1%増、現地通貨ベース21.6%増)となりました。
その結果、米州全体の売上高は259億40百万円(前年同期比6.9%増、現地通貨ベース9.1%増)、損益面は営業利益26億15百万円(前年同期比1.2%減、現地通貨ベース0.9%増)となりました。
(欧州)
シュリンクラベルは売上高102億55百万円(前年同期比10.4%増、現地通貨ベース5.1%増)、タックラベルは売上高9億93百万円(前年同期比52.7%増、現地通貨ベース45.4%増)、ソフトパウチは売上高6億67百万円(前年同期比2.0%増、現地通貨ベース2.9%減)、機械は売上高37億45百万円(前年同期比24.8%増、現地通貨ベース18.8%増)となりました。
その結果、欧州全体の売上高は156億60百万円(前年同期比15.2%増、現地通貨ベース9.7%増)、損益面は営業利益40百万円(前年同期は営業損失5億82百万円)となりました。
なお、PAGOセグメントの販売体制の変更により、タックラベル事業の一部を欧州セグメントに移管しております。また事業の移管に伴い、前年実績も合わせて調整しております。
(PAGO)
タックラベルは売上高79億2百万円(前年同期比5.1%減、現地通貨ベース9.6%減)、損益面は営業損失2億8百万円(前年同期は営業損失5億72百万円)となりました。
(アセアン)
売上高は31億67百万円(前年同期比46.1%増、現地通貨ベース49.2%増)、損益面は営業利益23百万円(前年同期は営業損失0百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、72億70百万円の収入(前年同期は70億19百万円の収入)となりました。これは税金等調整前四半期純利益101億6百万円を計上し、減価償却費63億90百万円、仕入債務の増加額16億46百万円などによる収入と、売上債権の増加額24億85百万円、たな卸資産の増加額32億44百万円、賞与引当金の減少額8億10百万円、法人税等の支払額44億86百万円などの支出によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、57億39百万円の支出(前年同期は55億93百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出57億64百万円などによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、32億69百万円の支出(前年同期は13億70百万円の支出)となりました。これは、借入金の減少17億21百万円、配当金の支払額14億26百万円などによるものであります。
これらの結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ18億16百万円減少の59億67百万円となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、15億77百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金の財源につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フローから得られる自己資金及び金融機関からの借入金にて充当しております。
また、設備投資並びにM&Aなどの事業投資の長期資金需要につきましては、資金需要が発生した時点で自己資金及び金融機関からの長期借入金など、金利コストの最小化を図れるような調達方法を検討し対応しております。
なお、当第3四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、139億1百万円で、主に金融機関からの借入となっております。
また、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は59億67百万円であります。