第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、わが国では企業収益や雇用環境の改善及び堅調な個人消費などを背景に景気は緩やかな回復基調にあるものの、輸出や生産が弱まり、先行きの不透明感が高まりました。一方で、米国を起点とした貿易摩擦は中国との対話が進み、更なる緊張の高まりは回避される動きとなったことで、足元の景気の減速傾向は続いてはいますが、来年に向けて景気動向はやや改善する見込みとなっています。

このような環境のなかで、当社グループでは「包んで価値を 日々新たなこころで 創造します」を経営理念に掲げ、お客様と共に成長することにより、企業価値の向上を図っております。また「お客様のパッケージへのニーズを理解し、差別化した商品・サービスを提供し、お客様に一番に指名され続けるパートナーとなる」ことを経営の基本方針とし、更に従業員、取引先、株主、社会の皆様からも選ばれる、グローバルNo.1パッケージングカンパニーであり続けることを目指しております。

昨年度からスタートした中期経営計画では、2020年度の連結売上高1,800億円、営業利益率10%、ROE二桁を目指し、事業の継続的な成長を通した企業価値の向上に努めております。

この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

財政状態

当第3四半期連結会計期間末における総資産は1,472億24百万円となり、前連結会計年度末と比較し49億7百万円の減少となりました。

その主な要因は、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)が19億92百万円減少したこと、有形固定資産が22億7百万円減少したことなどによるものであります。

負債合計は497億79百万円で、前連結会計年度末と比べ64億55百万円の減少となりました。これは支払手形及び買掛金(電子記録債務を含む)が19億2百万円減少したこと、借入金が31億59百万円減少したこと、未払法人税等が8億96百万円減少したことなどによるものであります。

純資産合計は974億44百万円で、前連結会計年度末と比べ15億47百万円の増加となりました。これは利益剰余金が52億94百万円増加したこと、自己株式取得及び処分により16億32百万円減少したこと、為替換算調整勘定が16億96百万円減少したことなどによるものであります。

 

②経営成績

当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高1,200億3百万円(前年同期比2.4%減)、営業利益97億36百万円(前年同期比7.0%減)、経常利益99億58百万円(前年同期比2.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は71億13百万円(前年同期比0.7%増)となりました。

セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。

 

(日本)

シュリンクラベルの売上は天候不順の影響から持ち直して前年並みとなりましたが、全体では前年を下回る結果となりました。

損益面では、材料費削減等の対策を講じたものの、売上の減少に加えて火災で追加費用が発生し、前年を下回りました。

その結果、日本全体の売上高は733億77百万円(前年同期比1.5%減)、損益面は営業利益71億28百万円(前年同期比10.9%減)となりました。

 

 

(米州)

シュリンクラベルの売上は前年を上回りました。その他ラベルは事業縮小に向け受注を絞り込んだことから前年を下回る結果となりました。機械は売上計上が進んだことから前年を上回りました。

損益面では、シュリンクラベル及び機械の増収効果がありましたが、その他ラベルの事業縮小とソフトパウチの減収の影響により、前年を下回りました。

その結果、米州全体の売上高は255億82百万円(前年同期比1.4%減、現地通貨ベース0.9%減)、損益面は営業利益24億45百万円(前年同期比6.5%減、現地通貨ベース6.1%減)となりました。

 

(欧州)

シュリンクラベルの売上は、収益改善を目的とした販売政策の見直しによる新規の開拓が想定通り進まず、前年を下回りました。なお円ベースでは為替換算による影響が含まれております。

損益面では、機械とタックラベルで収益改善が進みました。

その結果、欧州全体の売上高は137億92百万円(前年同期比11.9%減、現地通貨ベース6.0%減)、損益面は営業利益3億22百万円(前年同期比701.0%増、現地通貨ベース754.9%増)となりました。

 

(PAGO)

現地通貨ベースで前年をやや下回る売上となりました。

損益面では、中期経営計画の達成に向けた取り組みを進めてきましたが、売上が伸び悩んだことから、営業損失が継続しました。

その結果、売上高72億52百万円(前年同期比8.2%減、現地通貨ベース2.1%減)、損益面は営業損失2億45百万円(前年同期は営業損失2億8百万円)となりました。

 

(アセアン)

売上面では、シュリンクラベルを中心に計画に沿って推移しました。また損益面も、売上の増加を受け、ほぼ計画通りに推移しております。

その結果、アセアン全体の売上高は34億51百万円(前年同期比9.0%増、現地通貨ベース9.4%増)、損益面は営業利益1億64百万円(前年同期比598.4%増、現地通貨ベース601.5%増)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、114億22百万円の収入(前年同期は72億70百万円の収入)となりました。これは税金等調整前四半期純利益98億72百万円、減価償却費60億80百万円の計上、売上債権の減少額14億18百万円などによる収入と、仕入債務の減少額17億50百万円、法人税等の支払額又は還付額37億14百万円などの支出によるものであります。

投資活動によるキャッシュ・フローは、51億円の支出(前年同期は57億39百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出51億1百万円などによるものであります。

財務活動によるキャッシュ・フローは、51億18百万円の支出(前年同期は32億69百万円の支出)となりました。これは、借入金の減少14億25百万円、自己株式の取得による支出16億52百万円、配当金の支払額18億18百万円などによるものであります。

これらの結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ10億99百万円増加の90億66百万円となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、16億44百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金の財源につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フローから得られる自己資金及び金融機関からの借入金にて充当しております。

また、設備投資並びにM&Aなどの事業投資の長期資金需要につきましては、資金需要が発生した時点で自己資金及び金融機関からの長期借入金など、金利コストの最小化を図れるような調達方法を検討し対応しております。

なお、当第3四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、107億99百万円で、主に金融機関からの借入となっております。

また、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は90億66百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。