第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、わが国では新型コロナウイルス感染症の影響により4月には政府による緊急事態宣言が出されて企業の活動や人々の行動が広範に制限を受け、わが国の経済に大きなマイナスの影響をもたらしています。また、わが国では政府による緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大傾向は続いており、当社グループの拠点がある米国、欧州及びアジアにおいても、足元の景気は停滞しています。各国政府や金融当局による財政・金融政策による下支えはあるものの、引き続き先行きは不透明な状況が続いております。当社グループの事業においては、地域や事業分野によりその影響に大きなばらつきが生じています。

このような環境のなかで、当社グループでは「包んで価値を 日々新たなこころで 創造します」を経営理念に掲げ、お客様と共に成長することにより、企業価値の向上を図っております。また「お客様のパッケージへのニーズを理解し、差別化した商品・サービスを提供し、お客様に一番に指名され続けるパートナーとなる」ことを経営の基本方針とし、更に従業員、取引先、株主、社会の皆様からも選ばれる、グローバルNo.1パッケージングカンパニーであり続けることを目指しております。

この結果、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

①財政状態

当第2四半期連結会計期間末における総資産は1,562億31百万円となり、前連結会計年度末と比較し35億37百万円の増加となりました。

その主な要因は、現金及び預金が50億37百万円増加したこと、たな卸資産が7億67百万円増加したこと、有形固定資産が22億22百万円減少したことなどによるものであります。

負債合計は566億77百万円で、前連結会計年度末と比べ16億23百万円の増加となりました。これは借入金が27億20百万円増加したこと、未払金が11億21百万円減少したことなどによるものであります。

純資産合計は995億54百万円で、前連結会計年度末と比べ19億14百万円の増加となりました。これは利益剰余金が25億46百万円増加したこと、為替換算調整勘定が7億66百万円減少したことなどによるものであります。

 

②経営成績

当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高820億85百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益67億57百万円(前年同期比9.8%減)、経常利益61億62百万円(前年同期比19.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億35百万円(前年同期比38.8%減)となりました。

セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。

 

(日本)

シュリンクラベルは売上高240億26百万円(前年同期比7.9%減)、タックラベルは売上高55億63百万円(前年同期比9.0%減)、ソフトパウチは売上高82億35百万円(前年同期比1.4%減)、機械は売上高26億28百万円(前年同期比31.2%減)、医薬等受託包装は売上高43億45百万円(前年同期比14.5%増)、その他は売上高26億96百万円(前年同期比14.4%減)となりました。

その結果、日本全体の売上高は474億95百万円(前年同期比7.5%減)、損益面は営業利益46億96百万円(前年同期比18.4%減)となりました。

 

(米州)

シュリンクラベルは売上高142億32百万円(前年同期比3.8%増、現地通貨ベース5.6%増)、その他ラベルは売上高7億48百万円(前年同期比31.1%増、現地通貨ベース33.4%増)、タックラベルは売上高4億19百万円(前年同期比18.7%減、現地通貨ベース17.3%減)、ソフトパウチは売上高5億1百万円(前年同期比35.4%減、現地通貨ベース34.3%減)、機械は売上高13億14百万円(前年同期比26.0%増、現地通貨ベース28.2%増)となりました。

その結果、米州全体の売上高は172億16百万円(前年同期比3.6%増、現地通貨ベース5.4%増)、損益面は営業利益19億7百万円(前年同期比22.8%増、現地通貨ベース24.9%増)となりました。

 

(欧州)

シュリンクラベルは売上高61億13百万円(前年同期比4.4%減、現地通貨ベース0.4%減)、タックラベルは売上高7億74百万円(前年同期比3.9%減、現地通貨ベース0.1%増)、ソフトパウチは売上高1億40百万円(前年同期比61.5%減、現地通貨ベース59.8%減)、機械は売上高25億35百万円(前年同期比24.8%増、現地通貨ベース30.0%増)となりました。

その結果、欧州全体の売上高は95億64百万円(前年同期比0.4%減、現地通貨ベース3.8%増)、損益面は営業利益4億17百万円(前年同期比13.0%増、現地通貨ベース17.8%増)となりました。

 

(PAGO)

タックラベルは売上高36億49百万円(前年同期比26.3%減、現地通貨ベース23.2%減)となりました。損益面は営業損失4億67百万円(前年同期は営業損失1億15百万円)となりました。

 

(アセアン)

Fuji Seal Packaging (Thailand) Co., Ltd.の連結子会社化により、売上・利益とも大きく増加しました。シュリンクラベルは売上高37億円(前年同期比115.5%増、現地通貨ベース119.2%増)、ソフトパウチは売上高42億30百万円(前年同期は売上高1億97百万円)、その他は売上高4億76百万円(前年同期比29.1%増、現地通貨ベース31.3%増)となりました。

その結果、アセアン全体の売上高は84億7百万円(前年同期比268.3%増、現地通貨ベース274.5%増)、損益面は営業利益4億91百万円(前年同期比643.6%増、現地通貨ベース656.2%増)となりました。

 

③経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

連結業績予想につきましては、2020年5月13日の決算短信で公表いたしました通期の連結業績予想に変更はありません。

今後の新型コロナウイルス感染の影響を正確に見通すことは、現時点においても極めて困難でありますが、業績予想の前提としましては「当連結会計年度中は、現状同様の状態が継続する」と想定しております。

現時点までの業績進捗等を踏まえれば、間接費削減などの取組効果もあり、当初業績予想が達成できるものと見込んでおります。

なお、現時点(2020年10月末時点)における新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、以下のとおりです。

①営業・販売面における影響

需要動向は、地域ごと・顧客の業種ごとに多様であり、ばらつきがあります。ニュー・ノーマルに向けた新しい商品の提案を継続しております。

②生産面における影響

各地域とも、通常生産体制を継続しており、工場の操業や商品の供給に支障は出ておりません。

③その他事業運営における影響

各国・各地域の政府による要請・命令に従うとともに、各地の情勢変化を踏まえ、在宅勤務やWEBによるミーティングの活用など、ニュー・ノーマルに適応した事業運営体制を構築しております。

 

2021年3月期 通期業績予想 (単位:百万円)

 

2021年3月期

(予想)

前年比

増減率

売上高

165,200

2.7%

営業利益

11,600

△8.2%

経常利益

11,700

△9.3%

親会社株主に帰属する当期純利益

8,000

△9.2%

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、65億14百万円の収入(前年同期は99億39百万円の収入)となりました。これは税金等調整前四半期純利益57億5百万円、減価償却費38億59百万円などの計上、法人税等の支払額19億53百万円、たな卸資産の増加額9億55百万円などの支出によるものであります。

投資活動によるキャッシュ・フローは、30億62百万円の支出(前年同期は32億87百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出30億66百万円などによるものであります。

財務活動によるキャッシュ・フローは、3億96百万円の収入(前年同期は46億19百万円の支出)となりました。これは、借入れによる収入14億40百万円、配当金の支払額8億89百万円などによるものであります。

これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ37億7百万円増加の150億50百万円となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、11億82百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金(設備投資・研究開発・人財育成に関わる費用を含む)の財源につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フローから得られる自己資金及び金融機関からの短期借入金にて充当しております。

また、大規模な設備投資並びにM&Aなどの事業投資の長期資金需要につきましては、資金需要が発生した時点で自己資金及び金融機関からの長期借入金及び社債発行など、金利等のコストの最小化を図れるような調達方法を検討し対応しております。

なお、当第2四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、143億47百万円

で、主に金融機関からの借入となっております。

また、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は150億50百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。