第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染の世界的な流行の継続により、各国政府や金融当局による財政・金融政策による下支えがあったものの、引き続き不安定な状況が続きました。わが国では、新型コロナウイルス感染の再拡大により、年明けには政府による緊急事態宣言が11都府県に出される等、現在も企業活動や人々の行動への制限が続いています。また、世界的にも、新型コロナウイルス感染は依然として拡大傾向が続いており、当社グループの拠点がある米国、欧州及びアジアにおいても、足元の景気は停滞しています。当社グループの事業においては、引き続き地域や事業分野によりその影響に大きなばらつきが生じています。

このような環境のなかで、当社グループでは「包んで価値を 日々新たなこころで 創造します」を経営理念に掲げ、お客様と共に成長することにより、企業価値の向上を図っております。また「人と環境にやさしい価値を届ける」ことを経営の基本方針とし、更に従業員、取引先、株主、社会の皆様からも選ばれる、グローバルNo.1パッケージングカンパニーであり続けることを目指しております。

この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

財政状態

当第3四半期連結会計期間末における総資産は1,557億99百万円となり、前連結会計年度末と比較し31億5百万円の増加となりました。

その主な要因は、現金及び預金が48億90百万円増加したこと、たな卸資産が7億80百万円増加したこと、有形固定資産が23億38百万円減少したことなどによるものであります。

負債合計は549億71百万円で、前連結会計年度末と比べ83百万円の減少となりました。これは借入金が18億62百万円増加したこと、支払手形及び買掛金(電子記録債務を含む)が20億47百万円減少したことなどによるものであります。

純資産合計は1,008億28百万円で、前連結会計年度末と比べ31億88百万円の増加となりました。これは利益剰余金が44億41百万円増加したこと、自己株式取得及び処分により4億71百万円減少したこと、為替換算調整勘定が7億41百万円減少したことなどによるものであります。

 

②経営成績

当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高1,211億48百万円(前年同期比1.0%増)、営業利益95億98百万円(前年同期比1.4%減)、経常利益90億75百万円(前年同期比8.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は62億19百万円(前年同期比12.6%減)となりました。

セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。

 

(日本)

シュリンクラベルは売上高342億17百万円(前年同期比8.6%減)、タックラベルは売上高80億69百万円(前年同期比6.0%減)、ソフトパウチは売上高122億92百万円(前年同期比4.8%増)、機械は売上高39億37百万円(前年同期比26.0%減)、医薬等受託包装は売上高65億59百万円(前年同期比15.6%増)、その他は売上高39億64百万円(前年同期比14.3%減)となりました。

その結果、日本全体の売上高は690億40百万円(前年同期比5.9%減)、損益面は営業利益61億43百万円(前年同期比13.8%減)となりました。

 

 

(米州)

シュリンクラベルは売上高214億72百万円(前年同期比4.8%増、現地通貨ベース6.3%増)、その他ラベルは売上高11億33百万円(前年同期比26.0%増、現地通貨ベース27.8%増)、タックラベルは売上高5億75百万円(前年同期比33.9%減、現地通貨ベース32.9%減)、ソフトパウチは売上高6億34百万円(前年同期比45.4%減、現地通貨ベース44.6%減)、機械は売上高23億4百万円(前年同期比6.4%増、現地通貨ベース8.0%増)となりました。

その結果、米州全体の売上高は261億19百万円(前年同期比2.1%増、現地通貨ベース3.6%増)、損益面は営業利益29億93百万円(前年同期比22.4%増、現地通貨ベース24.2%増)となりました。

 

(欧州)

シュリンクラベルは売上高91億16百万円(前年同期比1.1%増、現地通貨ベース2.5%増)、タックラベルは売上高11億62百万円(前年同期比4.4%減、現地通貨ベース3.0%減)、ソフトパウチは売上高1億85百万円(前年同期比57.9%減、現地通貨ベース57.3%減)、機械は売上高38億27百万円(前年同期比22.8%増、現地通貨ベース24.6%増)となりました。

その結果、欧州全体の売上高は142億92百万円(前年同期比3.6%増、現地通貨ベース5.1%増)、損益面は営業利益6億89百万円(前年同期比113.7%増、現地通貨ベース116.7%増)となりました。

 

(PAGO)

タックラベルは売上高57億33百万円(前年同期比20.9%減、現地通貨ベース19.8%減)となりました。損益面は営業損失5億35百万円(前年同期は営業損失2億45百万円)となりました。

 

(アセアン)

Fuji Seal Packaging (Thailand) Co., Ltd.の連結子会社化により、売上・利益とも大きく増加しました。シュリンクラベルは売上高54億68百万円(前年同期比106.2%増、現地通貨ベース109.2%増)、ソフトパウチは売上高59億99百万円(前年同期は売上高3億23百万円)、その他は売上高6億72百万円(前年同期比41.2%増、現地通貨ベース43.3%増)となりました。

その結果、アセアン全体の売上高は121億40百万円(前年同期比251.7%増、現地通貨ベース256.9%増)、損益面は営業利益6億81百万円(前年同期比314.9%増、現地通貨ベース320.9%増)となりました。

 

③経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

連結業績予想につきましては、2020年5月13日の決算短信で公表いたしました通期の連結業績予想に変更はありません。

今後の新型コロナウイルス感染の影響を正確に見通すことは、現時点においても極めて困難でありますが、業績見通しの前提としましては「当連結会計年度中は、現状同様の状態が継続する」と想定しております。

現時点までの業績進捗等を踏まえれば、間接費削減などの取組効果もあり、当初業績予想が達成できるものと見込んでおります。

なお、現時点(2021年1月末時点)における新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、以下のとおりであります。

イ.営業・販売面における影響

需要動向は、地域ごと・顧客の業種ごとに多様であり、ばらつきがあります。前述のとおり、新型コロナウイルス感染拡大による影響は残りますが、ニュー・ノーマルに向けた新しい商品の提案を継続しております。

ロ.生産面における影響

各地域とも、通常生産体制を継続しており、工場の操業や商品の供給に支障は出ておりません。

ハ.その他事業運営における影響

各国・各地域の政府による要請・命令に従うとともに、各地の情勢変化を踏まえ、在宅勤務やWEBによるミーティングの活用など、ニュー・ノーマルに適応した事業運営体制を構築しております。

 

 

2021年3月期 通期業績予想 (単位:百万円)

 

2021年3月期

(予想)

前年比

増減率

売上高

165,200

2.7%

営業利益

11,600

△8.2%

経常利益

11,700

△9.3%

親会社株主に帰属する当期純利益

8,000

△9.2%

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、101億55百万円の収入(前年同期は114億22百万円の収入)となりました。これは税金等調整前四半期純利益95億37百万円、減価償却費59億30百万円などの計上、保険金の受取額9億80百万円などによる収入、法人税等の支払額29億60百万円、仕入債務の減少額19億83百万円、たな卸資産の増加額9億74百万円などによる支出によるものであります。

投資活動によるキャッシュ・フローは、45億1百万円の支出(前年同期は51億円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出43億94百万円などによるものであります。

財務活動によるキャッシュ・フローは、11億74百万円の支出(前年同期は51億18百万円の支出)となりました。これは、借入れによる収入13億6百万円、配当金の支払額17億78百万円などによるものであります。

これらの結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ43億76百万円増加の157億19百万円となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、18億円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金(設備投資・研究開発・人財育成に関わる費用を含む)の財源につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フローから得られる自己資金及び金融機関からの短期借入金にて充当しております。

また、大規模な設備投資並びにM&Aなどの事業投資の長期資金需要につきましては、資金需要が発生した時点で自己資金及び金融機関からの長期借入金及び社債発行など、金利等のコストの最小化を図れるような調達方法を検討し対応しております。

なお、当第3四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、135億11百万円で、主に金融機関からの借入となっております。

また、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は157億19百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。