当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当中間会計期間におけるわが国経済は、中東情勢の緊迫化が景気の下振れリスクとなるものの、雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直しや堅調な企業業績を背景に緩やかな回復基調で推移しました。
このような状況の中で、当社は「感動プロデュース企業へ」という経営ビジョンのもと「文化と笑顔の需要創造」をミッションに掲げ、紙・電子出版による書籍、コミック、雑誌の発行、「野いちご」等の小説サイトの運営、女性向けWEBサイト「オズモール」での情報発信や施設予約サービスの提供、イベント開催等とそれらを掛け合わせたPR・販促ソリューションの提供を軸として事業を運営してまいりました。また、2026年2月に従業員の福利厚生制度の拡充などにより、当社の中長期的な企業価値の向上を図ることを目的として、従業員持株会支援信託ESOPを導入いたしました。
当中間会計期間における売上高は、前年同期と比較して、書籍コンテンツ事業におけるヒット作品の増収効果等により増加いたしました。利益面は、コミックの発刊点数拡大のための先行投資に加え、物価高による書籍の印刷費等の製造原価の上昇、人件費の増加等により減少いたしました。
このような営業活動の結果、当中間会計期間の売上高は38億76百万円(前年同期比2.8%増)、営業利益は5億1百万円(前年同期比33.1%減)、経常利益は6億20百万円(前年同期比25.4%減)、中間純利益は4億45百万円(前年同期比32.0%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
<書籍コンテンツ事業>
書籍コンテンツ事業では、自社で運営する小説サイト「野いちご」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」を起点に、独自のマーケティングにより恋愛小説から異世界ファンタジー、ライト文芸まで幅広いジャンルの作品を書籍・コミックとして発刊しております。
当中間会計期間は、新レーベルの創刊、マーケティングの徹底による読者ニーズに沿った商品展開、映像化等のIP展開やSNS等を活用した販促施策に注力してまいりました。
書籍・コミックの売上高は、3月に実写映画化された小説・コミック「鬼の花嫁」を含むヒット作品の増収効果等により、前年同期と比較して増加いたしました。営業利益は、コミックの発刊点数拡大に向けた先行投資や物価高による印刷費等の製造原価の上昇、人件費の増加により減少しております。
このような営業活動の結果、書籍コンテンツ事業の売上高は23億31百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は5億43百万円(前年同期比25.2%減)となりました。
<メディアソリューション事業>
メディアソリューション事業では、オリジナルのマーケティング・モデルを創造するという戦略のもと、当社独自の基準で厳選したレストラン、ビューティサロン、宿泊施設の施設予約サービスを提供する「オズのプレミアム予約」と、「オズモール」「オズマガジン」「メトロミニッツ」等の東京地域密着の自社メディアとSNS、リアルイベントを組み合わせたPR・販促ソリューションを展開してまいりました。
「オズのプレミアム予約」では、利用満足度の高い施設を厳選して掲載するとともに、オズ限定プランなどによる予約可能施設の拡充や、クーポン活用を含む集客施策を通じたユーザー満足度向上に継続的に取り組んでまいりました。「オズのプレミアム予約」の売上高は、掲載店舗の拡大や関西エリアでの予約組数の増加等により、レストラン予約の売上が堅調に推移したため、前年同期と比較して増加いたしました。
PR・販促ソリューションでは、「オズマガジン」等の東京地域密着メディアのブランドを活用した商業施設向けの集客支援、自治体向けの魅力発信支援、ヘルスケアマーケットへの販促支援サービス等を提供してまいりました。PR・販促ソリューションの売上高は、前年同期と比較して受注数が下回ったことにより、減少いたしました。
また、当事業の営業利益は、AI検索の浸透に伴う顧客獲得環境の変化を受け、「オズのプレミアム予約」の広告宣伝費が増加し、前年同期と比較して減少いたしました。
このような営業活動の結果、メディアソリューション事業の売上高は15億45百万円(前年同期比2.0%減)、営業利益は39百万円(前年同期比56.3%減)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当中間会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べて64百万円増加し、129億66百万円となりました。
流動資産は、関係会社預け金が20億円増加した一方で、現金及び預金が14億11百万円、売掛金及び契約資産が5億96百万円減少したこと等により、前事業年度末に比べて6百万円減少し、103億76百万円となりました。
固定資産は、前事業年度末と比べて70百万円増加し、25億89百万円となりました。
(負債)
当中間会計期間末の負債は、前事業年度末と比べて38百万円増加し、21億68百万円となりました。
流動負債は、未払消費税が15百万円増加した一方で、未払法人税等が43百万円、買掛金が27百万円、未払金が19百万円減少したこと等により、前事業年度末と比べて57百万円減少し、18億14百万円となりました。
固定負債は、従業員持株会支援信託ESOP導入に伴う信託口に対する債務保証額としての長期借入金1億20百万円等により前事業年度末と比べて96百万円増加し、3億53百万円となりました。
(純資産)
当中間会計期間末の純資産は、中間純利益の計上4億45百万円と配当金の支払3億7百万円により利益剰余金が1億38百万円増加したこと等により、前事業年度末に比べて25百万円増加し、107億98百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金および現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ14億11百万円減少し、41億61百万円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額2億18百万円、仕入債務の減少27百万円、棚卸資産の増加19百万円等による資金の使用の一方で、税引前中間純利益6億20百万円、売上債権の減少5億96百万円等の資金の獲得により、9億66百万円の資金を獲得(前年同期は8億91百万円の資金を獲得)いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、関係会社預け金の預け入れによる支出20億円、出資金の払込による支出38百万円等による資金の使用により、20億71百万円の資金を使用(前年同期は1億82百万円の資金を使用)いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により、3億6百万円の資金を使用(前年同期は3億6百万円の資金を使用)いたしました。
(3)経営方針・経営戦略等
当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因について
当中間会計期間において、重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フローについて
当中間会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末残高55億73百万円に対して14億11百万円減少し、41億61百万円となりました。なお、当中間会計期間におけるキャッシュ・フローの概況は「(2)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
②資金需要
当社の事業活動における資金需要は、運転資金需要と設備資金需要の二つがあります。運転資金需要のうち主なものは、雑誌、書籍等の製品の製造費や販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備資金需要としては、オズモールや小説サイトを運営するためのシステム開発やインフラ強化等によるものであります。
③財務政策
当社は現在、運転資金につきましては、全て自己資金により充当しております。また、設備資金につきましても全て自己資金の範囲内で計画をしております。
該当事項はありません。