第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はない。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等はない。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年12月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで、個人消費にも持ち直しの動きが見られ、景気は緩やかながら回復基調が続いた。一方海外経済は、欧米では地域格差があるなかで緩やかな景気回復が続いたものの、英国のEU離脱問題に加え、米国の政策に関する不確実性の高まり、中国をはじめアジア新興国等の経済動向など、先行きの不透明な状況が続いている。

このような状況のもとで、当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は722億3千7百万円前年同期比9.0%増)、営業利益は79億8千1百万円前年同期比30.9%増)、経常利益は74億6千5百万円前年同期比30.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は47億6千4百万円前年同期比21.8%増)となった。

なお、平成26年3月期より、当社グループの業績をより適切に管理・開示するために、順次、海外連結子会社の会計年度終了日を12月31日から連結会計年度と同じ3月31日へ変更していることに伴い、前第3四半期連結累計期間に1社、当第3四半期連結累計期間には1社が1月1日から12月31日までの12ヶ月間の実績を連結している。

これらの海外連結子会社にかかる連結期間差異の影響を除いた当期業績は、前期比で、売上高は34億9千5百万円増(5.3%増)、営業利益は17億7千9百万円増(29.2%増)、経常利益は16億3千2百万円増(28.5%増)となった。

 

セグメント別業績の概要は次のとおりである。

 

(化学品セグメント)

当セグメントでは、売上高は128億6千7百万円前年同期比3.7%減)、営業利益は14億8千1百万円前年同期比18.2%減)となった。これは、微粒子ポリマーなどの販売数量が増加したものの、国内連結子会社において一部の転売事業を終了したことなどによる影響である。なお、当セグメントでの海外連結子会社にかかる決算期変更の影響は軽微である。

 

(吸水性樹脂セグメント)

当セグメントでは、売上高は484億7千8百万円前年同期比16.8%増)、営業利益は59億8千9百万円前年同期比59.1%増)となった。なお、当セグメントで海外連結子会社の決算期変更にかかる影響を除き、前期と比較すると、売上高は46億1千8百万円増(11.1%増)、営業利益は21億1千8百万円増(56.3%増)である。これは、原油価格の下落による製品価格の軟化と円高の影響があるなかで、東南アジア、中国等の新興国向けの販売数量が増加したことによるものである。

 

(ガス・エンジニアリングセグメント)

当セグメントでは、売上高は108億9千2百万円前年同期比4.6%減)、営業利益は4億9千8百万円前年同期比1.4%減)となった。これは、海外においてエレクトロニクスガスの販売数量が減少したことによるものである。なお、当セグメントでの海外連結子会社にかかる決算期変更の影響は軽微である。

 

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、棚卸資産が減少し売掛債権が増加したことなどから、前期末に比べ10億3千6百万円増加し、1,056億1千2百万円となった。負債合計は、借入金が減少したことなどから、前期末に比べ27億5千2百万円減少し、456億9千3百万円となった。純資産合計は、前期末に比べ37億8千8百万円増加し、599億1千9百万円となった。この結果、自己資本比率は、54.4%となった。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は18億2千2百万円である。