第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況で推移しました。景気の先行きについては、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進するなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待されるものの、国内外の感染症の動向やサプライチェーンを通じた影響による下振れリスクの高まりなど不透明な状況にあります。

 このような環境の中、当社グループにおいては本年度を初年度とする「中期経営計画2023」に基づいて、既存事業の収益力向上などに努めた結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。

 

a.財政状態

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、444億41百万円(前連結会計年度末比15億2百万円増)となりました。流動資産は、受取手形及び売掛金が8億0百万円減少したことなどにより、213億76百万円(前連結会計年度末比5億22百万円減)となりました。固定資産は、有形固定資産が10億89百万円、投資有価証券が10億1百万円それぞれ増加したことなどにより、230億65百万円(前連結会計年度末比20億24百万円増)となりました。

 負債の部は、賞与引当金が2億8百万円、繰延税金負債が2億34百万円それぞれ増加しましたが、預り保証金が2億75百万円減少したことなどにより、154億41百万円(前連結会計年度末比4億18百万円減)となりました。

 純資産の部は、利益剰余金が10億34百万円、その他有価証券評価差額金が8億45百万円それぞれ増加したことなどにより、289億99百万円(前連結会計年度末比19億20百万円増)となりました。

 

b.経営成績

 当第3四半期連結累計期間の売上高は233億92百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益は19億82百万円(前年同期比83.0%増)、経常利益は21億90百万円(前年同期比65.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億23百万円(前年同期比44.9%増)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、経営管理方法を最適化するため、従来「アグリ」セグメントに含めておりました製品の一部を「化学品」セグメントに、「化学品」セグメントに含めておりました製品の一部を「アグリ」セグメントに区分を変更しております。

 また、「化学品」セグメント内の区分整理を行い、従来「機能性材料」に含めておりました製品の一部を「水処理薬剤」に、「その他化学品」に含めておりました製品の一部を「水処理薬剤」、「機能性材料」に区分を変更しております。

 以下の前年同期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

 

(アグリ)

 肥料の販売数量が海外原料市況の上昇に伴う値上がりを見越した駆け込み需要の影響などで増加したことにより、売上高は66億56百万円と前年同期に比べ9.7%の増加となり、営業利益は5億93百万円と前年同期に比べ30.3%の大幅な増加となりました。

 

(化学品)

 水処理薬剤は、販売数量が超高塩基度ポリ塩化アルミニウムなどの好調な出荷により増加し、売上高は62億76百万円と前年同期に比べ1.4%の増加となりました。

 機能性材料は、生産調整が続いていたスマートフォン向け高純度酸化タンタルと新型コロナウイルス感染症により一時的に需要が低迷した自動車関連セラミック繊維向け高塩基性塩化アルミニウムの販売数量が回復し、売上高は41億44百万円と前年同期に比べ63.4%の大幅な増加となりました。

 その他化学品の売上高は1億42百万円と前年同期に比べ12.2%の減少となりました。

 それらの結果、売上高は105億62百万円と前年同期に比べ18.8%の大幅な増加となり、営業利益は18億49百万円と前年同期に比べ89.0%の大幅な増加となりました。

 

(建材)

 石こうボードの販売数量が減少したことに加え、販売価格が下落したことにより、売上高は21億2百万円と前年同期に比べ5.9%の減少となりましたが、燃料価格の下落によるエネルギーコストの減少などにより、営業利益は16百万円と前年同期に比べ109.9%の増加となりました。

 

(石油)

 燃料油の販売数量は減少したものの、原油価格の上昇による販売価格の値上がりにより、売上高は13億93百万円と前年同期に比べ3.8%の増加となりましたが、市況の悪化などもあり、営業利益は8百万円と前年同期に比べ78.7%の大幅な減少となりました。

 

(不動産)

 ショッピングセンターの賃料収入が、リニューアル工事に伴い減少したことなどにより、売上高は9億42百万円と前年同期に比べ18.1%の大幅な減少となり、営業利益は4億93百万円と前年同期に比べ24.1%の大幅な減少となりました。

 

(運輸)

 荷動きが低調に推移したことにより、売上高は17億34百万円と前年同期に比べ8.2%の減少となりましたが、運輸外注費の削減や修繕費の減少などもあり、営業利益は1億94百万円と前年同期に比べ253.4%の大幅な増加となりました。

 

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3億45百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 主要な設備

 前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完成及び中止したものは次のとおりであります。

 

a.重要な設備の完成

会社名

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

完了年月

多木商事㈱

本社他

兵庫県

加古川市

運輸

倉庫改修

令和3年6月

多木物流㈱

本社他

兵庫県

加古川市

運輸

倉庫改修

令和3年1月

 (注)多木商事㈱及び多木物流㈱の決算日は10月31日であるため、令和2年11月から令和3年7月に完成した設備

    を記載しております。

 

b.重要な設備計画の中止

 投資計画の再検討を行っておりました高塩基性塩化アルミニウム製造設備増強(第8期工事)(投資予定額2億45百万円)は、一時中止することといたしました。

 なお、当該設備投資につきましては、今後も引き続き検討を進めてまいります。

 

(7) 経営成績に重要な影響を与える要因

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。

 

(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。