第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、米中間の貿易摩擦などにより世界経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響が懸念され、輸出や生産が低迷したものの、雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな景気回復傾向が続いてまいりました。当社建材事業の主要マーケットである住宅市場においては、新設住宅着工戸数は、借家や分譲の着工が減少し、全体ではマイナスとなりました。

当第1四半期累計期間の業績につきましては、売上高は5,303百万円と前年同四半期比215百万円(3.9%)の減収、営業利益は160百万円と前年同四半期比55百万円(25.8%)の減益、経常利益は144百万円と同61百万円(29.9%)の減益、四半期純利益は94百万円と同35百万円(27.5%)の減益となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 建材事業

建材事業におきましては、引き続き高級軒天ボードは好調であったが、採算性重視の施策により一部製品の販売が減少したことなどから、売上高は3,400百万円と前年同四半期比358百万円(9.5%)の減収となり、またセグメント利益(営業利益)も収益・コスト改善や高付加価値商品の拡販に努めましたが、減収に伴う減益や修繕費の増加などにより45百万円と同7百万円(13.4%)の減益となりました。

 

② 化成品事業

化成品事業におきましては、難燃水酸化マグネシウムの製造設備の増強により販売調整が解消されたことなどから、売上高は1,903百万円と前年同四半期比142百万円(8.1%)の増収となりました。しかし、セグメント利益(営業利益)は、増収に伴う増益はあったものの、減価償却費の増加などにより251百万円と同55百万円(18.1%)の減益となりました。

 

(2) 財政状態

当第1四半期会計期間末の総資産は19,492百万円となり、前事業年度末(以下前年度)に比べ119百万円減少いたしました。このうち、流動資産は9,656百万円と前年度に比べ252百万円減少いたしました。主な増減要因は、現金及び預金が297百万円、受取手形及び売掛金が112百万円減少、商品及び製品が177百万円増加したことによるものであります。

また、固定資産は9,835百万円と前年度に比べ133百万円増加いたしました。主な増加要因は、有形固定資産が201百万円増加したことによるものであります。

流動負債は8,509百万円と前年度に比べ223百万円増加いたしました。主な増減要因は、短期借入金が1,100百万円増加、電子記録債務が378百万円、賞与引当金が171百万円、1年内返済予定の長期借入金が147百万円、未払法人税等が128百万円減少したことによるものであります。

固定負債は3,824百万円と前年度に比べ342百万円減少いたしました。主な減少要因は、長期借入金が351百万円減少したことによるものであります。

純資産は7,158百万円と前年度に比べ1百万円減少いたしました。主な増減要因は、その他有価証券評価差額金が7百万円減少、新株予約権が4百万円増加したことによるものであります。

 

運転資金需要のうち主なものは原材料の購入費用、製造費用の他、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は設備投資等によるものであります。

当社は適切な資金調達と流動性の確保により、安定化を図ることを基本方針としております。

運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入による資金調達を行い、設備投資資金については、自己資金及び金融機関からの長期借入による資金調達を行っております。

なお、当第1四半期会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、5,855百万円となっております。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。 

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりです。

 

① 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針の概要

上場会社である当社の株式は株主、投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社の株式に対する大規模買付提案又はこれに類似する行為があった場合においても、一概に否定するものではなく、最終的には株主の皆様の自由な意思により判断されるべきであると考えております。

しかしながら、当社株式の大規模な買付や買付提案の中には、その目的等から見て企業価値ひいては株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、株主に株式の売却を強要するおそれのあるもの、対象会社の取締役会や株主が買付の条件等について検討し、あるいは対象会社の取締役会が代替案を提案するための十分な時間や情報を提供しないものなど、不適切なものも少なくありません。

当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方としては、当社の企業理念、企業価値のさまざまな源泉、当社を支えるステークホルダーとの信頼関係を十分に理解し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を中長期的に確保、向上させる者でなければならないと考えております。従いまして、企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれのある不適切な大規模買付提案又はこれに類似する行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であると考えております。

 

② 当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の会社支配に関する基本方針の実現に資する特別な取組みの概要

(a) 企業価値向上への取組み

当社では、株主、投資家の皆様に長期的に継続して当社に投資していただくため、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を向上させるため以下のとおり取組んでおります。この取組みは、会社の支配に関する基本方針の実現に資するものと考えております。

当社は、1917年(大正6年)の創業以来100年余、無機化学の可能性を追求し、「顧客満足を第一に考え、より広くより深く社会に貢献する」を経営の基本方針として歩んでまいりました。

当社は、顧客の満足を得られる高品質・高機能で価格競争力のある製品を迅速且つタイムリーに提供することで社会の発展に寄与し、又地域社会との連携・地球環境問題への取り組み等を通じて、企業としての社会的責任を果たしていくことにより、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を一層高めてまいりたいと考えております。

これからも顧客に満足していただける高品質製品の提供、管理の徹底、効率的な生産システムの構築によるコスト削減に注力し、競争力強化を図る一方、透明性、信頼性の高いコンプライアンス遵守の企業経営を実践するとともに、提供する製品も常に環境と安全性を考慮し、株主、顧客、従業員及び取引先等のステークホルダーから支持され、資本市場から正当な評価が得られるよう努力を続けてまいります。

(b) コーポレート・ガバナンスの強化への取組み

当社は、上記取組みの実現のため、コーポレート・ガバナンスの強化に取組んでおります。コーポレート・ガバナンスの強化は、経営の透明性、健全性、遵法性の確保、各ステークホルダーへのアカウンタビリティーの重視・徹底、迅速かつ適切な情報開示、経営者並びに各層の経営管理者の責任の明確化の観点から極めて重要な経営の骨格的な方針であると考えております。

現在当社の取締役8名のうち2名は社外取締役であり、また、監査役3名のうち2名は社外監査役であります。監査役は監査役会が定めた監査方針、監査計画に基づき取締役会等に出席及び重要な決裁書類の閲覧の他、会計監査人及び内部監査部門と連携することにより取締役の職務の遂行の監査を行っております。

 

③ 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みの概要

当社は、企業価値ひいては株主共同の利益の確保と向上に努め、当社株式の大規模買付行為が行われる場合には、大規模買付者に対し、大規模買付行為の是非を株主の皆様が適切に判断するために必要かつ十分な情報提供を求め、取締役会の意見等を開示し、金融商品取引法、会社法その他関係法令に基づき、適切な措置を講じてまいります。

 

(5) 研究開発活動

当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は174百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。