第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間(平成29年4月1日から平成29年9月30日)における世界経済は、米国では堅調な個人消費の伸びにより緩やかな景気拡大が続き、欧州でも概ね景気は底堅く推移しました。アジアでは、中国で各種政策効果により景気の持ち直しの動きが見られるなど、全体として緩やかな回復傾向にありました。日本経済は、雇用環境や企業収益の改善の動きが途切れず、緩やかな回復基調が継続しました。

当社グループの主力事業を取り巻く環境は、酸化チタンでは、世界的に需給バランスがタイト化し、海外市況は上昇しました。その一方、チタン鉱石価格が騰勢を強めるなど各種原料価格の上昇が懸念され、予断を許さない状況が続きました。農薬では、長引く農産物価格の低迷により農家の購買意欲が盛り上がらず、またブラジルなど南米で積み上がった流通在庫が需要を抑制し、世界の農薬出荷額は引き続き低調に推移しました。

このような状況の下、当社グループは第6次中期経営計画の最終年度を迎え、無機化学事業は付加価値の高い分野での技術開発と販路開拓に取り組むとともに、有機化学事業は新規農薬の確実な上市と海外販売拠点の強化に向け引き続き取り組んでまいりました。

当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高529億円(前年同期比16億円増)、営業利益38億円(前年同期比20億円増)、営業外では前年同期の為替差損が為替差益に転じるなどで経常利益は33億円(前年同期比33億円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は24億円(前年同期は7億円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 

 

事業の種類別セグメントの状況は次のとおりであります。

 

(無機化学事業)

酸化チタンは、海外のタイトな需給環境が国内にも波及するなどで、国内外ともに販売量は前年同期を上回り、売上高は213億円(前年同期比36億円増)となりました。

機能材料は、電子部品向けや導電性材料など各種製品の販売が総じて好調に推移し、売上高は56億円(前年同期比4億円増)となりました。

損益面では、販売環境改善を背景に輸出価格改定など不採算販売の改善に努めた他、各種のコスト削減に向けた取り組みの成果も加わり増益となりました

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は269億円(前年同期比41億円増)、営業利益は46億円(前年同期比30億円増)となりました。

 

(有機化学事業)

農薬は、国内外で計画する新規剤上市と上市後の拡販に向けた販売基盤の構築に努め、国内売上はほぼ前年同期並みとなりましたが、海外売上は前年同期を下回りました。近年販売強化に向けて取り組むアジア、北米では堅調な販売となりましたが、欧州では昨年好調であった殺虫剤や流通在庫の影響を受けた除草剤の販売が減少しました。

受託製造する医薬原末は、前期からずれ込んだ出荷により、売上高は増加しました。

損益面では、売上高の減少に加え、研究開発費などの費用増により減益となりました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は244億円(前年同期比22億円減)、営業利益は2千万円(前年同期比9億円減)となりました。

 

(その他の事業)

その他の事業は、売上高14億円(前年同期比1億円減)、営業利益は9千万円(前年同期並み)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて41億円増加し1,640億円となりました。流動資産は、51億円増加し1,091億円となりました。これは、現金及び預金が33億円、受取手形及び売掛金が45億円それぞれ増加し、たな卸資産が29億円減少したことなどによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末と比べて9億円減少の549億円となりました。これは、有形固定資産が10億円減少したことなどによるものであります。

負債については、前連結会計年度末に比べて12億円増加し945億円となりました。これは、支払手形及び買掛金が76億円、その他流動負債が11億円それぞれ増加し、長短借入金が76億円減少したことなどによるものであります。

純資産については、前連結会計年度末に比べて29億円増加し694億円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益24億円の計上などによるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて33億円増加し、当第2四半期連結会計期間末における残高は314億円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各活動のキャッシュ・フローのうち主なものは、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益が29億円(前年同期は税金等調整前四半期純損失4億円)となり、減価償却費及びその他の償却費の計上、たな卸資産の減少、仕入債務の増加などにより127億円の収入(前年同期比30億円の収入増)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出があったことなどから16億円の支出(前年同期比11億円の支出減)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の純減などにより78億円の支出(前年同期比11億円の支出増)となりました。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4,330百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。