なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間(平成30年4月1日から平成30年9月30日)における世界経済は、米国では堅調な景気拡大が続くとともに、欧州では政治情勢を巡る先行き不透明感があったものの、景気は順調に拡大しました。アジアでは、中国の工業生産高が底堅く推移するなど総じて良好な景気となりました。日本経済は、企業収益や雇用環境が改善する中、個人消費の持ち直しの動きが見られるなど概ね安定した成長が続きました。
当社グループの主力事業を取り巻く環境においては、酸化チタン需要は国内外で堅調に推移するとともに、世界的にタイトな需給バランスが継続し、海外市況は引き続き高い水準を維持しました。世界の農薬出荷額は低迷の続いていた南米で需要回復の動きが見られるなど一部で明るさが見られましたが、世界各地で発生した異常気象による今後の出荷に与える影響が懸念されます。
このような状況の下、当社グループは創立100周年の2020年に向けて既存事業の守りをしっかりと固めつつ、成長に向けた攻めの取り組みを強化すべく、今年度より第7次中期経営計画をスタートさせました。
当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高522億円(前年同期比6億円減)、営業利益45億円(前年同期比7億円増)、営業外収益として為替差益7億円を計上したことなどにより経常利益は49億円(前年同期比15億円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は39億円(前年同期比14億円増)となりました。
事業の種類別セグメントの状況は次のとおりであります。
酸化チタンは、タイトな需給バランスを背景に供給面では高い生産稼働率を維持したものの、国内外の需要家からの引き合いに十分に応えきれず、売上高は217億円(前年同期比4億円増)となりました。
機能材料は、旺盛な需要が続く電子部品向け販売が引き続き好調に推移するなどで、売上高は60億円(前年同期比3億円増)となりました。
損益面では、これまで継続的に取り組んできた輸出価格改定が増益要因となったものの、チタン鉱石をはじめとする各種原料価格上昇がコストを引き上げ、相殺しました。
この結果、当事業の売上高は277億円(前年同期比7億円増)、営業利益は46億円(前年同期並み)となりました。
農薬は、国内売上が前年同期並みとなりましたが、海外売上は前年同期を下回りました。米州やアジアでの販売は好調に推移し、売上は前年同期を上回りましたが、欧州では流通在庫の影響を受け、売上が前年同期を大きく下回りました。
農薬以外では、世界初となる犬用抗膵炎薬の国内製造販売承認を取得し、共同開発先へ原薬販売を開始しました。その他、受託製造する医薬原末の売上は前年同期を上回りました。
損益面では、期中に海外子会社における農薬製品の在庫販売消化が進むなどで、当四半期末における未実現利益の調整が前年同期比で改善し、増益となりました。
この結果、当事業の売上高は227億円(前年同期比17億円減)、営業利益は9億円(前年同期比9億円増)となりました。
その他の事業は、売上高17億円(前年同期比3億円増)、営業利益4千万円(前年同期並み)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて68億円増加し1,666億円となりました。流動資産は、73億円増加し1,107億円となりました。これは、現金及び預金が37億円、たな卸資産が31億円それぞれ増加したことなどによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末と比べて4億円減少の558億円となりました。これは、有形固定資産が3億円減少したことなどによるものであります。
負債については、前連結会計年度末に比べて33億円増加し960億円となりました。これは、支払手形及び買掛金が76億円増加し、長短借入金が40億円減少したことなどによるものであります。
純資産については、前連結会計年度末に比べて34億円増加し706億円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益39億円の計上などによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて37億円増加し、当第2四半期連結会計期間末における残高は339億円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各活動のキャッシュ・フローのうち主なものは、次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益が45億円(前年同期比15億円増)となり、減価償却費及びその他の償却費の調整、仕入債務の増加などが売上債権やたな卸資産の増加などを上回り、100億円の収入(前年同期比27億円の収入減)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得などで13億円の支出(前年同期比2億円の支出減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済を進めるなどで49億円の支出(前年同期比28億円の支出減)となりました。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4,070百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。